刑事コロンボ

ピーター・フォーク演じるコロンボ刑事の個性的なキャラクターが人気を博した、全世界で最も有名な刑事ドラマ!

刑事コロンボ

作品概要

ストーリー、キャラクター、俳優の演技、どれをとっても一級品!
ピーター・フォーク演じるコロンボ刑事の個性的なキャラクターが人気を博した、全世界で最も有名な刑事ドラマ!
ハイビジョンリマスター版全69話をチャンネル初放送!解説放送版は日本初!

◆イントロダクション

よれよれのレインコートに、安葉巻、そしてもじゃもじゃの頭。この野暮ったい格好と犯人を追いつめる推理の冴えとの“ギャップ”、社会的ステータスの高い犯人の計画を粉砕する“カタルシス“、ドラマの冒頭部分で巧妙な犯罪が描かれ、緻密な推理でトリックを暴いていく“倒叙スタイル”という語り口。ストーリー、キャラクター、俳優の演技、どれをとっても一級品!

ピーター・フォーク演じるコロンボ刑事の個性的なキャラクターが人気を博した「刑事コロンボ」は、1962年に脚本家リチャード・レビンソンとウィリアム・リンクのコンビによって書かれた舞台劇の登場人物として生まれた。その後、1968年に米NBCネットワーク局がTV映画「殺人処方箋」として映像化したのが始まり。1971年3月に放映された二作目「死者の身代金」も好評を博し、同年9月からドラマシリーズとして放映が開始された。当初「刑事コロンボ」は、1時間枠で毎週放映という通常のドラマシリーズの形を取るはずだったが、コロンボ役のピーター・フォークは映画界で活躍する俳優だったため、1エピソードの撮影に毎週5日間拘束されるスケジュールに難色を示した。そこでNBCは、日本でも放映された「警部マクロード」、「署長マクミラン」など、他の犯罪ドラマと組み合わせたNBCミステリー・ムービー(1971~77年)のタイトルのひとつとして、3~5週間に1エピソード放映するという形をとった。この余裕ある製作態勢が本作の上質なドラマ作りを可能にし、その結果、シーズン1(第2話~第9話)は、10部門でエミー賞にノミネートされ、主演男優賞、脚本、編集、撮影の計4部門を受賞した。

その後も毎年のようにアワードにノミネートされ、のべ39ノミネート、合計13部門でエミー賞を受賞。コロンボ役のピーター・フォークはエミー賞主演男優賞には通算10ノミネート(1972~78年までは7年連続)、そして1972年、75年、76年、90年で4回もの受賞を果たし、「刑事コロンボ」はフォークのライフワークと言っても過言ではない代表作となった。日本では、妻のことを頻繁に引き合いに出すコロンボの台詞を「うちのカミサンがね…」と独特の口調で語る小池朝雄の名吹き替えも大いに人気を博した。

◆作品解説

犯人が誰なのかを推理するのではなく、犯人をどうやって追い詰めるのか。一味違うミステリードラマの醍醐味

犯罪ミステリードラマでは、冒頭に事件が発覚し、主役の刑事や探偵が犯行の手がかりをたどって最終的に犯人を突き止める、という形式で進むことが多いが、「刑事コロンボ」は、冒頭で誰が犯人であるかは明かされる。犯人がどのようなトリックを使って殺人を実行したのか、主役のコロンボ警部が鋭い観察力と丹念な捜査で解明し、犯人を追い詰め、最後に犯人が観念して終わるという、推理小説の世界では“倒叙物(とうじょもの)”と呼ばれるスタイルを取っている。倒叙物では、誰が犯人でどのような動機でいかに犯行がおこなわれたかを推理する謎解きを楽しむ代わりに、探偵役がいかにして謎の核心に迫り犯人を割り出していくのか、その過程とそこで展開する心理ドラマが醍醐味である。鋭い洞察力を持つコロンボは、証拠はなくても犯人が誰かはすぐに見抜く。果たしてコロンボがどのように証拠をみつけ、アリバイを崩し犯人に犯行を認めさせるのか。その心理戦をじっくり味わえる上質ドラマなのである。

世界一有名な刑事!! そのユニークすぎるキャラクター

倒叙物ミステリーに欠かせない心理ドラマの成功の是非を握る鍵のひとつは、登場人物たちのキャラクターである。本作の主人公、ロサンゼルス市警察のコロンボ警部は、個性的な人物が多いミステリー・フィクションの探偵たちの中でも群を抜いてユニークだ。伸び気味のくしゃくしゃした髪にやぶにらみの眼、くたびれた安物のスーツの上にこれまたヨレヨレのレインコートという格好に、常に葉巻を手放さず、愛車はすぐ故障する1959年式のプジョーという、およそ有能な刑事らしくないルックスで、使用人に間違えられてタクシー代を支払わされたり、そこら辺のオッサンに間違われて現場に入らないよう警察官に注意されたりすることも珍しくない。
犯人に対する時でも、自分の無学無教養を強調しながら犯人のオフィスや仕事ぶりに感心する様子を見せる一方で、「うちのカミサンがね」、「あたしの姪が」と家族についての世間話を長々としゃべる。しかし、その愚鈍そうな振る舞いはあくまで戦略的な見せかけに過ぎないことは、犯人に対する的を射た質問や矛盾点についての執拗なる追及、犯人自身も見落としていた犯行計画の盲点に対する鋭い指摘によって間もなく明らかになる。
視聴者は、エリート階級に属し鼻持ちならない自信と優越感の持ち主である犯人たちが、謙虚な姿勢でいかにも庶民派ながら犯人の知能に勝る知恵を備えたコロンボに完敗するところを見て溜飲を下げるのである。

コロンボ誕生秘話

「刑事コロンボ」は文句無しにピーター・フォークの代表作であり、また、コロンボと言えばフォーク以外の俳優が演じることなど想像すらできないほど、コロンボピーター・フォークのイメージは完全に定着している。ところが、実はピーター・フォークはクリエイターの第一希望の役者ではなく、最初に演じた俳優でもなかったのだ。本作のクリエイターである脚本家コンビ、リチャード・レビンソンとウィリアム・リンクが執筆した、1960年のNBC局の犯罪ドラマ「The Chevy Mystery Show」に「Enough Rope」というエピソードがある。ここに初めてコロンボ警部が登場し、そのコロンボを演じたのは俳優バート・フリードだった。レビンソンとリンクは、その1年半後、このエピソードをもとに戯曲「殺人処方箋」を執筆。1962年のサンフランシスコで上演されたプロダクションでコロンボを演じたのは、『風と共に去りぬ』でスカーレット・オハラの父親役などを演じた名優トーマス・ミッチェルだった。その6年後の1968年、今度は戯曲「殺人処方箋」をテレビ映画化することになり、新たなキャスティングが始まったのである。
レビンソンとリンクは当初、『波止場』などで知られるリー・J・コッブや、『我が道を往く』でアカデミー主演男優賞を受賞したビング・クロスビーを希望していたが、あえなく断られてしまい、「殺人処方箋」と「死者の身代金」の監督であるリチャード・アービングが、コロンボ役を熱望していたピーター・フォークを強く推薦。こうして、後にアフリカの小さな村を訪れたフォークを見た村の子供たちが「コロンボコロンボ!」とフォークに駆け寄って来たというエピソードもあるほど、世界中のTVファンに愛されるコロンボが誕生したのである。

スティーヴン・スピルバーグ、フェイ・ダナウェイ、マーティン・ランドー・・・ 豪華なゲスト・スターと充実した演出陣!

「刑事コロンボ」が30年以上もの間、質の高いドラマを作り続けてこられた背景には、有名スターを起用した豪華なキャスティングと、後にハリウッドを代表するような監督に成長することになる有能な人材を積極的に抜擢したことに負うところが大きい。
今でこそ、大物映画俳優のテレビドラマ出演は珍しくはないが、以前は映画俳優とテレビ俳優とが共演することは稀だった。しかし、前述したように「刑事コロンボ」は通常のテレビドラマシリーズより放映頻度が少なく1話の長さが映画作品並みでそれだけ製作予算が多かったことと、倒叙物ミステリーという性格上、その回の犯人役に有名スターを起用することによってキャスティングだけで犯人がバレてしまっても差し障りが無いということで、映画スターをキャストしやすかったのである。
「刑事コロンボ」に出演した有名な映画俳優たちには、レイ・ミランド(『失われた週末』)、マーティン・ランドー(「スパイ大作戦」『北北西に進路を取れ』)、ルース・ゴードン(『ローズマリーの赤ちゃん』)、フェイ・ダナウェイ(『ネットワーク』)といったオスカー俳優たちや、エディ・アルバート(『ローマの休日』)、アン・バクスター(『イヴの総て』)、ローレンス・ハーヴェイ(『年上の女』)、オスカー・ウェルナー(『愚か者の船』)といったオスカー候補になった俳優たち(カッコ内は候補対象作)なども含まれている。
一方、演出陣については、テレビシリーズ化後の第1作目となる第3話「構想の死角」で当時新進気鋭のテレビ監督スティーヴン・スピルバーグが起用されたことはあまりにも有名。当時25歳の若さだったスピルバーグの演出についてフォークは以下のように語っている。「1971年に放映開始されたシリーズの第1作目は若手の監督が担当した。それがスティーヴン・スピルバーグだった。僕はプロデューサーのリンクとレビンソンに『コイツは“刑事コロンボ”にはもったいないぐらい優秀だ』と話した。スティーヴンは長焦点レンズを使って道の向こう側から僕を撮影した。当時はそんな撮影をすることはあまり無かったが、映像的に素晴らしく見えるだけでなく俳優としてすごく気が楽に演技できた。とにかく彼は並みの監督じゃなかったね。」
スピルバーグの他には『羊たちの沈黙』でアカデミー賞監督賞を受賞したジョナサン・デミが、第42話「美食の報酬」の演出を手がけている。

ピーター・フォークにゆかりのある人々によるコラボ

「刑事コロンボ」は、ピーター・フォークにとってライフワークとも言えることもあって、フォークと友人関係にあった映画人も多く出演している。まず、第10話「黒のエチュード」にゲスト出演したジョン・カサヴェテス。悪役を得意とする性格俳優であると同時にアメリカのインデペンデント映画の名監督だったカサヴェテスとフォークは良い友達同士だったとか。そのカサヴェテスの妻で映画『グロリア』で主演女優賞にノミネートされたジーナ・ローランズも第30話「ビデオテープの証言」に出演している。フォークと共に“カサヴェテス組”の俳優だったベン・ギャザラは、盟友フォークのために第25話「権力の墓穴」と第29話「歌声の消えた海」を監督している。また、最多回数である4回、犯人役を演じたパトリック・マクグーハンもフォークの友人で、初出演した第28話「祝砲の挽歌」以外の出演エピソード3話とその他の2話で監督も引き受けている。

◆受賞歴

1972年 エミー賞 4部門受賞: 主演男優賞(ピーター・フォーク)、脚本賞、編集賞、撮影賞
1973年 ゴールデングローブ賞 2部門受賞: 作品賞、主演男優賞(ピーター・フォーク)
1974年 エミー賞 2部門受賞: 作品賞、撮影賞
1975年 エミー賞 3部門受賞: 主演男優賞(ピーター・フォーク)、助演男優賞(パトリック・マクグーハン)、撮影賞
1976年 エミー賞 1部門受賞: 主演男優賞(ピーター・フォーク)
1990年 エミー賞 2部門受賞: 主演男優賞(ピーター・フォーク)、ゲスト男優賞(パトリック・マクグーハン)
1994年 エミー賞 1部門受賞: ゲスト女優賞(フェイ・ダナウェイ)

作品基本情報

原題 刑事コロンボ
COLUMBO
データ 1968年~2003年/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/HD作品
製作総指揮 リチャード・レビンソン、ウィリアム・リンク
出演 ピーター・フォーク
毎回ゲスト・スター
あらすじ

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