帝王の娘 スベクヒャン

王の従兄にあたるユンの子を身ごもっていた貴族の娘チェファ。ある日、チェファは戦地から帰還したユンが、戦功を王に妬まれて殺されるという不吉な夢を見て…。

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自分を辺境の地に追いやろうとする東城王に対しペク・カは怒りを募らせる。一方、ユンは北魏との戦いに勝利して帰還するが、東城王はユンを再び戦地に向かわせようとする。

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再会したユンとチェファ。将来を語り合うふたりだが、そこへ東城王が狩りの最中に襲われたという知らせが入る。重傷を負った東城王は、ユンに百済の将来を託そうとする。

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王を暗殺したらユンが黙ってはいないと警告するチェファに対し、ユンもこの謀反を望んでいたはずだと言うペク・カ。そんな中、東城王が死去してしまい…。

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ユンは諜報団のピムンを使って、ペク・カの側近たちを暗殺する。チェファは密かにユンに会い父の命乞いをするが、ユンの頑なな態度に、子を身ごもったことも伝えられず…。

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ペク・カの屋敷は炎に包まれ、父の側を離れようとしないチェファは、クチョンに救出される。それを見たマックムは、チェファがユンの子を宿しているとヘ・ネスクに伝える。

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クチョンに連れられてチェファは、伽耶の地にたどり着く。その頃、ユンは、25代王・武寧王として即位。そして、ンは、東城王の忘れ形見チンムの命を守るために…。

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チェファは娘を出産し、ソルランと名付ける。一方、口がきけないせいで侮辱されているクチョンのために、チェファは玉の運び屋の仕事を見つけてくる。

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慣れないながらも家事を始めるチェファ。ある時チェファは、手を触れようとしたクチョンを拒み、家を出ていくが、泣き叫ぶソルランのため態度を和らげる。

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月日は流れ、成長したソルランと、仲の良い妹として育ったチェファとクチョンの娘ソルヒ。その頃、武寧王の太子ミョンノンは、父から諜報団のピムンを紹介される。

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武寧王が王位に就いてから迎えたソネ王妃が病死し、ヘ・ネスクの娘が新たに王妃となっていた。そんな中、高句麗の密偵を暴いたミョンノンの功績を称える宴席が開かれ…。

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山で道に迷ったソルランとソルヒは、ならず者に襲われそうになり、ソルヒはソルランを置いて逃げてしまう。そんな中、武寧王は伽耶の地を訪問することが決まる。

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百済から武寧王の一行が訪れることを知ったソルヒは、ソルランを無理やり同意させて、市場へと出向く。一方、チンムは市場で武寧王を暗殺しようと、準備を整える。

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ミョンノンの提案で、伽耶の行宮に向かう前にペク・メスンの工房を訪れる武寧王。そこでクチョンの姿を目撃したヘ・ネスクは、チェファがこの地で暮らしていることを知る。

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ヘ・ネスクは、満月の夜に楼閣で待っているという武寧王の言葉をチェファに伝える。そして満月の夜。チェファは遠くから武寧王の姿を見ただけで、そのまま家に戻ってくる。

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チェファの家が刺客に襲われる、駆けつけたコマクやヨング親子は殺害され、クチョンも斬られる。チェファは両目に重傷を負うが、ソルランとソルヒと共に逃げ切り…。

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目が見えなくなったチェファは、持っていたかんざしからソルヒをソルランと思い、実の父親が百済の武寧王で、本当の名前はスベクヒャンであることをソルヒに話してしまう。

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ソルヒにソルランの出生を話してしまったことに気づき、愕然とするチェファ。だが、ソルランに真実を伝えられないままスベクヒャンとだけ言い残し、息絶えてしまう。

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両親の敵討ちを誓ったソルランは、百済・新羅・伽耶の3国に通じる街道の村で荷運び人たちの世話をしながら、村を襲った盗賊たちの情報を仕入れている。

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盗賊の住みかの近くで待ち伏せするソルランとソルヒ。だが、ソルランが百済王の娘だと知ったソルヒは、ソルランがそばを離れた隙に、ひとりで百済の都、熊津城へと向かう。

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結願鼓を叩いて王宮に訴え出たソルヒだが、その訴えは武寧王の目に留まらなかった。仕方なくソルヒは、王自ら民の窮状を聞き審理を行う場を訪れて、スベクヒャンと名乗る。

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武寧王との面会が叶ったソルヒ。ソルヒからチェファが死んだと聞かされた武寧王は、その場で倒れてしまう。一方、チェファの娘が現れたことで、チンムは警戒心を強める。

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ソルヒを捜すため、トルデやマングと行動を共にするソルランだが、騙されて再び独りになる。一方チェファを殺害した盗賊を捕らえるため、ミョンノンが伽耶にやって来る。

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ミョンノンを助けたソルランは、ミョンノンの護衛がピムンだと知り、行方不明になった妹のソルヒを捜し出すため、ピムンの力を借りたいとミョンノンに申し出る。

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近くの村で米を手に入れて来るよう課題を出されたソルランだが、そこは農村ではなく盗賊団の住みかだった。捕らえられたソルランだが、頭目の性格を利用し脱出に成功する。

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ミョンノンの試練に見事合格したソルランは、ピムンへの入団を認められ、トルデとマング、それに酒房のおかみのヨオクをも連れて、百済の都である熊津宮に向かう。

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自責の念からソルヒを遠ざけ、避けていたと語った武寧王は、ついにソルヒを王女スベクヒャンとして迎え入れる。一方、ソルランはピムンの訓練を開始する。

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教官テウンのもと、男たちに交じってピムンの訓練に身を投ずるソルランは、なんとか厳しい訓練を生き延びてゆく。一方、ソルヒはチンムから以前会っていないかと言われ…。

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教官テウンのもと、男たちに交じってピムンの訓練に身を投ずるソルランは、なんとか厳しい訓練を生き延びてゆく。一方、ソルヒはチンムから以前会っていないかと言われ…。

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ウネ王妃の母が占い師の老婆を宮中に連れてくる。老婆は武寧王に対して、偽の子を抱いていると言い放ち、偽物が父親の目をくり抜くだろうと予言する。

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占い師の老婆の予言通り、武寧王の肖像画の目を指で突いてしまうスベクヒャン。怯えるスベクヒャンだが、チンムは腕利きの絵師に肖像画を修復させる。

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武寧王とチョポノリの約束をしたチンムだが、王宮に向かう途中でもめ事が起き、機会を逃してしまう。翌日、武寧王はスベクヒャンを交えて家族の肖像画を描かせることに…。

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新たな訓練として官吏や女官に変装し王宮内で任務を遂行するソルランたち。醜い女官に変装しミョンノンへ花を届けるソルランだが、その途中でスベクヒャンとすれ違う。

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ウネ王妃の助手として刺繍会に参加したスベクヒャンは自分を軽蔑する高官の夫人たちを一喝する。一方、ソルランは訓練に合格したらミョンノンから褒美をもらえると聞き…。

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高句麗侵攻の知らせに騒然となる王宮。その昔、武寧王の父、蓋鹵王は、高句麗の密偵であった僧侶のトリムに騙されて、旧都の漢城を奪われ、非業の死を遂げたのだった。

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王宮の懿花園にいるトリムから高句麗王の性格を聞いた武寧王は、高句麗軍の動向を探るためピムンを派遣する。敵陣の偵察に行ったソルランだが、敵兵を殺せずに戻ってくる。

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訓練生から晴れて正式にピムンの一員となったトルデたちだが、敵兵を殺せなかったソルランだけは、ミョンノンから、商人に扮した高句麗の密偵の殺害を命じられる。

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訓練生から晴れて正式にピムンの一員となったトルデたちだが、敵兵を殺せなかったソルランだけは、ミョンノンから、商人に扮した高句麗の密偵の殺害を命じられる。

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ミョンノンが武寧王を守るため王女の存在を高句麗に伝えたと知ったスベクヒャンは、王女として受け入れてもらえるよう百済の王族の女性に伝わるタニョンの舞を習い始める。

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武寧王に気に入られようと必死にタニョンの舞を練習するスベクヒャン。一方、ソルランはミョンノンに振り回されるうちに、しきりとミョンノンの顔が思い浮かぶようになる。

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ピムンの証しに獏の入れ墨を授けられるソルランは、肩のほくろのところに彫ってもらおうとするが、トリムからそれはほくろではなくスベクヒャンの花だと言われ…。

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ソルランは、人質の身代わりにされると知って悩むが、必ず妹を捜し出すという思いに、ついに覚悟を決める。侍女のナウンからスベクヒャン王女の性格を聞き…。

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武寧王と対面したソルランは、身代わりを成功させるため、自分を実の王女と思うように言う。そして、加林城に到着し、高句麗側に軟禁されるソルラン。

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自分の身代わりを務めた娘が姉のソルランだと知って衝撃を受けたスベクヒャンは、その娘が高句麗の密偵かもしれないと称して、自ら加林城へと向かう。

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高句麗の将軍ウルミルに見とがめられたソルヒは自分こそが本物の王女であると話す。武寧王はソルランが偽の王女であることが暴露され、休戦交渉において窮地に立たされる。

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武寧王がソルランの警戒を強める中、ミョンノンはソルランから高句麗王の興安が太子時代、百済に密偵として滞在していた際に情人がいたという情報を聞き、捜し求める。

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ソルランは釈放され、高句麗との休戦会談も無事に終了する。ソルランの手柄を認めた武寧王は、必ず妹を捜し出すと約束し、それを聞いたソルヒは愕然とする。

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自宅を与えられるが、広い家に独りで落ち着かないソルラン。そんな中、ソルランは武寧王からスベクヒャンの話し相手になるよう頼まれるが、スベクヒャンはそれを拒絶する。

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侍女ナウンは、ピムンで王女の偵察をしていた。だがナウンは、王女に怪しい素振りはないと証言する。そんな中、ウネ王妃はミョンノンに、太子妃を迎えることを提案する。

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太子妃候補が現れ、気が気ではないソルラン。一方のミョンノンもチンムがソルランと親しくしていることに気を揉んでいる。そんな中、ウネ王妃の誕生日を祝う宴が開かれ…。

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記憶を失うことは免れたが、倒れて蔵に閉じ込められてしまったソルランだが、ミョンノンに助け出される。その頃、宴席でタニョンの舞を無事に舞い終えた王女は…。

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スベクヒャン王女の告発によってヘ・ネスクは投獄され、ウネ王妃は王女に怒りをぶつける。一方、ソルランは、遠目に見た王女の姿が妹のソルヒに似ていることに驚く。

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ウネ王妃は、スベクヒャン王女の機嫌を取るためソルランを使いに送るが、王女は頑として会おうとしない。チンムの仲介で王女に会おうとするソルランだが…。

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ソルランはついに王女が妹のソルヒであることを知る。密かに姉妹水入らずの時間を過ごすソルランとソルヒ。ソルランは自分の存在を当分の間、秘密にしておこうと提案する。

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ソルヒはわざとウネ王妃を怒らせ、王妃が自分のことを憎んでいる姿をソルランに見せつける。そんな中、武寧王から事件の真相究明を命じられたトリムは…。

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トリムの仕掛けた罠にはまって、王女の護衛を務めるサドが捕らえられる。だが、サドはあくまで自分がしでかしたことであり、王女は自分に利用されただけと主張し…。

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事件は解決したものの、まだ釈然としない武寧王。一方、王女は王妃とヘ・ネスクに謝罪をし、一応の和解を果たす。その頃、チンムはクチョンと共に、狩りを楽しんでいた。

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クチョンは、遊郭の下働きの少年を引き取る。一方、ソルランはチェファがクチョンを裏切って、武寧王との間にソルヒをもうけたということが、どうにも信じられない。

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王宮内で次第に孤立していく王女。一方、王女の母親が東城王を暗殺した逆賊ペク・カの娘であると知ったソルランは、ペク・カの元使用人を突き止めることに。

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チェファの侍女だったマックムは、“彩花商団”という商団を運営する傍ら、チェファの行方を捜していた。一方、ソルランは、マックムの行方を捜し始める。

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王女とチンムの仲のいいことに不安を覚える武寧王。そんな中、王宮に伽耶・キムン国の王スニムンの刺客が侵入するが、ソルランとミョンノンの機転により事なきを得る。

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ソルヒは、ならず者を使ってソルランの動向を探らせる。ソルランとミョンノンは、マックムの手がかりを得られないまま街を歩き回っていたが、スニムンの刺客に襲われ…。

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ソルランとミョンノンは、外に助けを求めようとするが、なかなか思った通りにはいかず、そうこうしているうち、ふたりの距離は自然と縮まっていくのだった。

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スニムンは、ミョンノンがキムンの行宮に侵入を図って捕らえられたとほのめかし武寧王を脅迫する。その頃、ソルランとミョンノンは、何とかして小屋から脱出しようとする。

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ソルヒは、ソルランを尾行させていたならず者たちから、ソルランが何者かに連れ去られたと聞かされる。一方の武寧王は、スニムンの脅迫に屈しない姿勢を示す。

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手柄を立てようと、ならず者たちと一緒にソルランとミョンノンの行方を捜していたソルヒ。だが一歩遅く、ピムンの捜索隊が先に、ミョンノンとソルランを助け出してしまう。

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無事に意識を取り戻したソルランは、ミョンノンの言葉が耳から離れない。スニムンは、ミョンノンを人質にして武寧王を再び脅迫しようとするが、そこへミョンノンが現れる。

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命と引き換えに、谷鎚の割譲とキムンの民の保護に合意し、百済を後にするスニムン。武寧王は、事件の無事解決を祝って茶会を開き、その席に王女も呼んで謹慎を解く。

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本気ならばたとえ身分の合わない女性であっても反対しないという武寧王の言葉を受けて、ミョンノンは自分の思いをソルランに伝え、ソルランもまた本当の思いを伝える。

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トリムは、サドが持っていた黒玉の指輪の出所を調べ始める。王女とチンムが親しく談笑する姿を再び目撃した武寧王は、チンムに王女と個人的に会ってはならないと言い渡す。

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チンムに唇を奪われた王女は、チンムを大切な友人だと言って拒む。一方、ミョンノンとソルランの仲を知る武寧王は、ソルランをキムンへ密偵として送り込む提案に反対する。

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ソルランは、ついにマックムを知る者に出会い、マックムが現れる場所と日時を聞き出すことに成功する。一方、サドの遺品である黒玉の指輪に王女が関心を示し…。

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マックムと出会ったソルランは、チェファの無実を調査する役人と偽って、チェファの話を聞こうとする。ソルランに心を許したマックムは、加林に行ってから話をすると言う。

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ペク・カの屋敷跡でチェファの作った産着を掘り出しながら、チェファについて語るマックム。ソルランは、妹のソルヒでなく、自分こそが王女だと知って、衝撃を受ける。

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王女になるために家族を裏切ったと、ソルヒを問い詰めるソルラン。だが、真実を明かせばソルランとミョンノンが実の兄妹になるというソルヒの言葉に、ソルランは戸惑う。

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武寧王に真実を告げられないソルラン。そんな中、王女は自らの宝飾品を売って民に施しを行い、皆の歓心を買う。そんなソルヒを、なおも許すことのできないソルランだが…。

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ソルランは、キムンに密偵として行くことを決意する。ソルランは、王女の正体が露見した時のことを心配しながら百済を後にする。一方のソルヒは、安心するのだが…。

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王女は偽物で、姉のソルランこそが本物の王女だと指摘し、大金を要求するナウン。ソルヒは、信じていた最側近の突然の裏切りにより、窮地に陥ってしまう。

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ソルランは、カヒと名乗って寝殿の女官となり、思惑通りスニムンに気に入られる。一方、ソルヒは、王女の正体をめぐって自分を脅迫し侮辱するナウンを殺害してしまう。

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気絶したスニムンを助け、ますます気に入られたソルラン。一方、ナウンの失踪を調査するヘ・ネスクだが、ヨン・ブルテに弱みを握られ、やむなく調査を中止させる。

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チンムは王女の宿衛兵としてクチョンを紹介しようとするが、武寧王がやってきて、慌てて王宮を後にする。その後、王宮に潜入したクチョンは、武寧王を斬りつけようとする。

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王女として武寧王のそばにいるソルヒの姿を見て、驚愕するクチョン。一方、スニムンの死んだ妹のように振る舞って、スニムンの心を掴むことに成功したソルラン。

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ついに再会を果たしたソルヒとクチョン。ソルヒはクチョンにチェファとソルランが死んだと言う。一方、武寧王の親書に憤慨するスニムンをソルランは、説得しようと試みる。

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家族を殺した盗賊の討伐を、スニムンに願い出るソルラン。ソルランと外出したスニムンは、盗賊に襲われて悲惨な暮らしを強いられている民の現状を目の当たりにする。

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盗賊の討伐を条件に、キムンを百済に捧げると宣言するスニムン。トルデやマングら、キムンに潜入していたピムンが帰国する中、スニムンに気に入られているソルランは…。

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休暇で故郷の村を訪ねるソルラン。クチョンもソルランが生きているなら故郷を訪れたかもしれないと思い、キムンへ向かう。そんな中、ソルヒに密偵の話を聞いたチンムは…。

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故郷の村でついに再会を果たすソルランとクチョンだが、そこへスニムンの追っ手が現れる。だまされたと激怒するスニムンに対して、ソルランは誠意をもって説得し…。

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クチョンと百済に帰ってきたソルラン。一方のミョンノンは、ソルランが黙って姿を消したことに失望する。そんな中、武寧王は、狩りの最中にクチョンから手紙を受け取り…。

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高句麗の刺客を捕らえ手柄を立てようとするチンムは、相手がクチョンだとは知らずに襲撃する。クチョンは、刺客の黒幕がチンムだと気付くが、その事実を伝えられぬまま…。

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王族の事件を調査する闡庇司の職に就いたソルランは、父を襲った刺客の正体を探ろうとするが、父が手がかりとして残した数珠の持ち主がチンムであることを知って困惑する。

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両親を殺した黒幕がチンムであると知ったソルランは、より確かな証拠を手に入れるため、チンムの屋敷を訪れる。チンムの屋敷でピムンの紋章を発見したソルランは…。

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信じていたソルランが自分を探っていると知り、激怒するチンム。チンムは配下の刺客たちを遠くに逃がそうとするが、それを察知したミョンノンにより捕らえられてしまう。

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マックムと対面した王女は、ヘ・ネスクが自分を陥れようとしていると言って、マックムに協力を求める。そんな中、王宮で民の訴えを審理する行事が開かれる。

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武寧王はヘ・ネスクの処置に苦慮する。ソルランが捕らえた刺客を王女に対面させると、王女は彼らが家族を殺害した犯人だと証言する。ソルランがが彼らの正体を明かすと…。

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武寧王はチンムを問いただし、チンムはチェファを殺したのは自分だと言い放つ。激怒した武寧王はチンムに向かって剣を振り上げるが、チンムの孤独感に気付いて泣き崩れる。

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チンムに対して、追及の手を緩めようとしないソルラン。そんな中、ソルランはヨン・ブルテから、キムンとの同盟を妨害しようとしたのは、王女であると聞かされる。

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武寧王から偽の王女であることを追及されるソルヒ。言い逃れようとするソルヒだが、ソルランの証言に動揺するあまり、ナウンが死んだことをつい口にしてしまう。

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ソルランこそが真の王女であることに気付いたトリム。だが、ソルランは、ミョンノンへの思いがゆえに、本物の王女だと名乗り出るつもりはないと言う。

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高句麗軍がトゥジャン城に侵攻したとの知らせに、ミョンノンは先鋒として出陣を志願する。ソルヒは、まだ自分が王女だと錯覚しての奇行が目立つようになる。

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無事を祈りながらミョンノンを戦場に送り出すソルラン。そんな中、ソルヒは、高句麗の将軍ウルミルと密かに手を結び、ミョンノンの居場所を高句麗軍に教えてしまう。

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ソルヒは、偽の王女だと知っていたと語るチンムともみ合ううちに剣で刺してしまう。ソルランは、百済を危機に陥れたソルヒを斬ろうとするが、そこへミョンノンが現れる。

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自分とチンムがすり替えられたという事実を知って、衝撃を受けるミョンノン。一方、プヨン(ソルヒ)の死罪を求める声に対してソルランは、監禁するに留める。

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ミョンノンを心配するあまり、密かに戦場に向かうソルラン。大勝を果たして凱旋したミョンノンは、チンムの活躍を武寧王に報告し、王族の身分を回復させる

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チンムは武寧王に剣を向けて逆上するが、武寧王が大切にしていた幼い頃からのチンムの肖像画を見て、泣き崩れる。一方、ミョンノンと兄妹でないことを知ったソルランは…。

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キムンでクチョンを診察した医者からクチョンの娘の情報がもたらされ、その娘がソルランであることに驚愕する武寧王。一方、ソルヒはソルランを毒殺しようとする。

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毒を飲んで倒れたソルヒは、一命こそ取り留めたものの、深い眠りから覚めると、それまでの記憶をすべて失っていた。一方、ソルランは、武寧王から実の娘として迎えられる。

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ソルランはソルヒを連れて王宮を後にする。一方、武寧王はミョンノンを呼んで王座に座らせた直後に倒れ、危篤と聞いて駆けつけたチンムに抱かれながら息を引き取る。

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ソルヒと百済の民として暮らし始めたソルラン。そんなある日、チンムが訪ねてくるが、ソルヒはチンムのことを一切覚えていない。一方、ミョンノンも様々な事情を知り…。

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