なにもしたくない 立ち止まって、恋をして

入社5年目のイ・ヨルムは真面目で頑張り屋だが、上司から露骨な嫌がらせに遭い辛い日々を過ごしている。大学時代から付き合っている恋人に愚痴をこぼすが、慰めてもらえるどころか距離を置こうと言われてしまう。

引用元：U-NEXT

最愛の母の葬儀の後、手作りのおかずが詰まった母からの宅配便が届き、こらえていた涙があふれ出すヨルム。そんなある日、通勤途中にふと満開の桜を目にした彼女は、会社とは逆方向の電車に飛び乗る。

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会社を辞めたヨルムはソウルの家を引き払い、地方の町・アンゴクへ。海辺ののどかな雰囲気と偶然見つけた図書館に惹かれたヨルムは、この町で暮らすと決め、司書のアン・デボムに不動産屋の場所を教えてもらう。

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1カ月5万ウォンという破格の家賃で契約を結び、アンゴクの住人になったヨルム。図書館で会員証を作り、人目は気にせず思いどおりに生きようと決めたヨルムは、昼間から食堂で焼酎を飲み泥酔してしまう。

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貯金と退職金をやりくりして、1年間は何もせずに過ごすと決めたヨルムは、1日1万ウォンの節約生活をスタート。昼は図書館で本を読み、夜は好きなだけ映画を観て、自炊をし、故障した水道管も自分で修理する。

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自分からヨルムに挨拶をしようと練習するデボムと、突然の雨に傘を差し出すデボムの優しさが嬉しいヨルム。2人の心がゆっくりと近づいていく一方で、シャッターに落書きをされるなどヨルムにはトラブルが尽きず…。

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二日酔いで目覚めたヨルムは、顔の傷と残高ゼロのATMの明細票を発見してびっくり。しかも現金がどこにもない。防犯カメラ映像を確認すると、銀行を出たところで転んだヨルムをデボムが助けていたことがわかる。

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ヨルムは町中のごみ捨て場や自分が行きそうな場所を探し回り、ごみ集積所まで漁るが、お金は見つからない。落胆して帰宅したヨルムのもとに、デボムがお金を持ってやってくる。昨夜、間違って持ち帰ったというが…。

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ビリヤード場がデボムの家だったと知ったヨルムは、辛い過去を思い出させてしまったと心を痛める。そんななか、デボムの推薦でヨルムは聞き書きのアルバイトをすることになり、2人は一層親しくなっていく。

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ジヨンが7級国家公務員の1次試験に合格し、お祝いの食事会が開かれる。だが、酔って冗舌になったジヨンの言葉にボムが反発し、険悪なムードのままお開きとなってしまう。ジヨンはヨルムだけを2次会に誘い…。

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ヨルムの家に泊まり、傷ついた心を癒やして帰宅したボムだったが、父にナイフで刺されてしまう。一命を取り留めるが、自分の過失によるけがだと言えば治療費が保険適用外となり、真実を話せば父が逮捕されてしまう。

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ボムの家庭の事情を知ったヨルムは、彼女の治療費を払うために家を明け渡すとソンミンに話し、1年分の家賃を返してもらおうとする。ボムの退院当日、ヨルムが会計窓口に行くと、すでに精算は済んでおり…。

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デボムが早朝にジョギングをしていると知ったヨルムは、翌朝早起きをして海沿いを走る。デボムは毎朝一緒に走ろうと提案し、「司書さん」と呼ぶヨルムに「名前はデボムです」と伝えるのだった。

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チキン屋でビールを飲んだヨルムとデボムはすっかり打ち解け、いろいろな話をしながら帰途に就く。だが、ビリヤード場までヨルムを送ったデボムは、新たに書かれた落書きを見て辛い過去を思い出してしまう。

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ボムの祖母・ヨンスクに頼まれてボムと小旅行をすることになったヨルム。デボムとジェフンも誘い、4人は楽しい夏休みのひとときを過ごす。その夜、ヨルムとデボムはこの町で出会ってからの出来事を語りあう。

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ヨルムがアンゴクに来てくれて本当に嬉しいと、素直な気持ちを伝えるデボム。だが、ジヨンから聞いた話が気になっていたヨルムは、ソウルに行ってほしいとデボムに告げる。翌日、ヨルムは朝のジョギングに行かず…。

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ヨルムはビリヤード場の屋上で落書きをしていたファン・グノに襲われ、通報しようとするが、グノの母親から見逃してほしいと懇願される。思い悩んだヨルムは、ハングルを教わるためにやってきたヨンスクに相談する。

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ソウルの部屋を探すジヨンに、デボムは教授の件が片付いたらアンゴクに戻ると伝える。デボムの才能を知っているジヨンは、ソウルにいれば教授にもなれるし得意な勉強が続けられると、デボムを説得しようとするが…。

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ヨンスクがビリヤード場で亡くなり、グノが警察署に連行される。目撃者として事情聴取を受けたヨルムは、ビリヤード場から出てくるグノを見たと証言し、以前にもグノが建物に落書きをしたことがあると明かすが…。

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葬儀場から戻ってきたヨルムに、グノの母親が嘆願書に署名してほしいと迫る。その身勝手さに憤ると同時に、ヨルムはアンゴクに来たことを後悔し、町を去ろうと決める。一方、事件について何も知らないデボムは…。

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ヨルムはグノと面会しヨンスクを殺した理由を問いただそうとするが、おばあさんが危険だと叫びながらパニックを起こす様子を見て、彼が犯人だとは思えなくなる。ソウルから帰ってきたデボムは、ヨルムを抱き締め…。

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グノの部屋で壁いっぱいの落書きを見たデボムとヨルムは警察署へ行き、グノ本人にその意味を尋ねる。グノは再びパニックを起こすが、デボムは彼が何かに脅えている様子に気づく。その夜、新しい落書きが見つかり…。

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グノの落書きの意味に気づいたデボムとヨルムは、真犯人をおびき出す作戦を実行。デボムはかつて姉のアン・ソナを殺した真犯人を突き止め、ヨルムは真犯人の罪を隠そうとしてヨンスクを死なせた人物を追い詰める。

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アンゴクに残ると決め、ボムの家で暮らしながら働き始めたヨルム。早朝に働くヨルムの生活リズムに合わせ、図書館の閉館後にデボムとジョギングをし、走りながらあれこれ話をするのが2人にとって大切な時間になる。

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