ホジュン～宮廷医官への道～

密貿易であぶく銭を稼ぐホ・ジュンは、中国商人と漢方薬の取引をするが、条件に関して一歩も引かない商人の目の前で品物に火をつけた。慌てた商人はホ・ジュンの条件にさらに上乗せして支払い、彼の腕に感服する。

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密貿易の現場で知りあった女性は、役所が必死で探す反逆者の娘だった。ホ・ジュンは彼女のために再び密貿易を試みるが、捕まってしまう。そして密貿易の仲間と反逆者親娘の居所を問い詰められ、拷問を受ける。

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ミン・ジャホンの手下たちによってダヒと引き裂かれたホ・ジュンは役所に行き、ジャホンこそが反逆の中心人物であり、濡れ衣を着せられたイ・ジョンチャンの娘・ダヒがジャホンの家に捕らわれていると告発した。

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「医員にならねば人殺しになるかも」というユ・ウィテの言葉で、晴れてユ医院の門下に入ったホ・ジュン。喜び勇んで医院に向かうが、古株の下働きたちはホ・ジュンの存在が気に入らず、彼に嫌がらせばかりする。

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ク・イルソの妻に仕事の斡旋を頼むホ・ジュンの母。一方、金や名誉に関心のないユ・ウィテに対し、彼の妻は富と権力に執着し、高価な品物をどんどん買い入れ、息子のドジを何とか内医院に入れようと必死だった。

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御医のヤン・イェスに答案を褒められたドジは合格を確信するが、合格者の名簿に彼の名はなかった。何かの間違いだと試官に詰め寄るドジだが、内医院のキム・ウンタクから落第した衝撃的な理由を聞かされる。

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ク・イルソから自分を探す人物がいると聞いたホ・ジュンだが、身を隠せという忠告を聞かずにユ医院の仕事を続行。ドジの推薦で薬草採りになって山に入るが、彼を疎ましく思う仲間にはめられ、道に迷ってしまう。

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イェジンに教えられ、ホ・ジュンに会うことなく山陰を去ろうとするダヒと、寸前のところで再会を果たしたホ・ジュン。母にダヒとの結婚の許しを乞うが、2人の将来に待ち受ける苦難がわかる母は許そうとしない。

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空き家を見つけて引っ越したホ・ジュン一家。ホ・ジュンがいればどんな苦労も耐えられると言うダヒのためにも、名医になることを改めて誓う。しかし、そんなホ・ジュンの決意を試すかのように新たな事件が起こる。

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老師のもとで医術を学び始めたホ・ジュン。いわれなき汚名を着せられ、医員の道から遠ざけられたホ・ジュンだが、悔しさを誰にも言えないまま一層執念を燃やし、取りつかれたように老師の教えに耳を傾ける。

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深夜、ホ・ジュンの家を見知らぬ親子が訪ねてきた。自殺未遂をして意識を失った娘を助けてほしいと言われ、ホ・ジュンは悪戦苦闘の末、娘を生き返らせた。初めて人の命を救い、満足感に浸るホ・ジュンだったが…。

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ユ・ウィテから倉庫番に任命されたホ・ジュン。喜び勇んで家に帰ると、ダヒがお産の最中で、元気な息子がホ・ジュンを迎えてくれた。初めてユ・ウィテから認められたホ・ジュンは、医員に一歩近づくのだった。

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無実の罪で罰せられ、侮辱まで受けたダヒ。貧しさと屈辱に苦しむ家族を前に、自分の夢のために家族を犠牲にはできないと、ホ・ジュンは医員の道を諦める決心をし、反対する家族を振り切って医院に辞意を伝えにいく。

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針治療を終えてひと息つくホ・ジュン。そこへ、イェジンが患者の容体がおかしいと知らせにくる。駆けつけると、奥方様が苦しんでひきつけを起こしていた。ホ・ジュンは、これも全て回復の途中だと主張するのだが…。

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右相様の奥方様の中風を治療し、喜び勇んで帰ってきたホ・ジュン。祈るように帰りを待っていたダヒと母親はホ・ジュンの手柄を称賛するが、数々の褒美の品を取り出した途端、ダヒが顔色を曇らせる。

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再度、紹介状をお願いしようと昌寧へ向かったホ・ジュンだが、右相様は朝廷の命を受け、使者として明国へ向かった後だった。ホ・ジュンは生きる目標を見失い、酒場に入り浸る日々を送るようになる。

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寒空の下、くずや餅を売る母親とダヒを見たホ・ジュンは、プサンポと一緒に働く決意をし、2人は咸安の両班の家に来た。そこの嫁が30過ぎてようやく妊娠をし、ホ・ジュンは妊婦の健康を管理する役目となるが…。

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馬淵洞での出来事を経て、自分には医員の道以外ないと悟ったホ・ジュンは、再びユ・ウィテを訪ねて許しを乞うが、ウィテは冷たく追い返す。一方、ホ・ジュンに医員の道を続けてほしいイェジンが行動を起こす。

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溺愛していたひとり息子のサンファが行方不明になり、懸命に捜すサムジョク。しかし見つからず落胆して家に戻ると、使用人の1人が、サンファが遊んでいたそばをハンセン病患者が通りかかったと証言する。

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薬材を求めて町に来たホ・ジュンが酒幕で一服していると、ハンセン病患者が現れて大騒ぎになっていると知らせる人物が現れる。慌てて駆けつけてみると、そこにはさんざん痛めつけられたサンファがいた。

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サムジョクに科挙を受けるよう勧められ、わが家に戻ってきたホ・ジュンは、すっかり成長した息子・ギョムと再会。しかし、久々の家族の憩いも束の間、ホ・ジュンはダヒと母親を前に科挙を受ける決心を告げる。

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急患の村人のために、科挙への道を後戻りしたホ・ジュン。診療を終えて漢陽へ向かおうとするが、無料で病を診てくれるとの噂を聞きつけた村人が玄関に押し寄せ、ホ・ジュンは、あと半日だけという約束で診察する。

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重病のドルセの老母に薬を煎じながらも、頭の中は科挙のことでいっぱいのホ・ジュン。毒草を使った薬をドルセに任せるのは不安だったが、これ以上滞在を延ばせず、薬の処方を教えて再び漢陽を目指そうとする。

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ドジが凱旋して以来、山陰の町はお祭り騒ぎだった。山陰最初の医科合格者となったドジが町の英雄として称賛される一方で、ホ・ジュンは身のほど知らずに科挙を受け、惨めに敗れ去った愚か者として笑いの種になった。

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病人を捨てて科挙を受けにいった息子を許せないユ・ウィテは勘当を言い渡し、ドジと母親は漢陽へ引っ越していった。一方ホ・ジュンは、貧しい村人を診ていて科挙に落ちた義理堅い医員としてみんなの信頼を得る。

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母親を背負ってユ医院に駆け込んできたのは、ほかでもない、科挙へ行く途中でホ・ジュンが治療をした母親の息子・ドルセだった。ホ・ジュンが処方した薬を飲んで母親の目が見えなくなり、治してもらいにきたのだ。

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ドルセの母親の目が治り、重苦しかったユ医院に喜びの声が沸き起こった。一時は事故を起こした医員として信頼を落としたホ・ジュンだが、再び名医の評判が高まる。ところが、医院の一角で大変なことが起きていた。

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トゥシ村に伝染病が発生し、ユ・ウィテたちの後を追って村へ向かうホ・ジュン。毎日数十名が死に、遺体を焼く煙が辺り一面に漂う中、懸命に治療にあたるユ・ウィテはホ・ジュンを追い返そうとする。

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反胃の特効薬を求め、ヨンダルとコクセを連れて山に入ったホ・ジュンは、大変な効能があり、めったに手に入らないことから霊薬と呼ばれる山参を発見。3人はホ・ジュンの真心が天に届いたと大喜びするのだが…。

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ユ・ウィテのお供で行ったサンファが戻ってきた。先祖の墓参りと言っていたユ・ウィテが、実際は全く関係ない密陽の天皇山へ向かったことなどをサンファから聞き、ホ・ジュンとサムジョクは首をひねるばかりだった。

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医院の明け渡しを求めにきたユ・ウィテの妻は荷物の大半を運び去り、見知らぬ男が新しい主となって医院に現れる。あっけにとられるホ・ジュンたちをよそに、チャン・マンスと名乗る男は勝手に整理をし始める。

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念願の科挙の試験当日、ホ・ジュンは試験官もほかの受験者も驚くほど早く答案を書き終えた。試験後、答案の検討に入った内医院では、どの科目も完璧に書き上げられたホ・ジュンの答案に誰もが舌を巻いた。

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下血して倒れたダヒの世話をして初日から遅刻してしまったホ・ジュンは、ドジから10日間の宿直を言い渡される。登院早々、上官たちに目をつけられたホ・ジュンだが、ある日、宮廷で懐かしい顔と再会する。

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地道に恵民署で働いている医官のキム・マンギョンに出会ったホ・ジュンは、出世ばかりを考えていた最近の自分に気づく。一方マンギョンは、患者の患部に口をつけて膿を吸い出したホ・ジュンの姿勢に衝撃を受ける。

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密通の罪で捕まった両班夫人に死刑が下されたが、彼女の世話を命じられたイェジンは、夫人が妊娠している事実を捕盗庁の従事官に告げる。驚いた従事官が内医院の医官を呼ぶと、なんとホ・ジュンが派遣されてきた。

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恵民署の薬材倉から当帰が5斤紛失し、薬材倉の管理を任されていたイェジンとチェソンが疑われる。新しく恵民署の責任者として赴任したキム判官は、署の綱紀を正すべく見せしめとしてイェジンらを捕盗庁に引き渡す。

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恵民署の不正をただすべく奮闘するホ・ジュンが内医院に呼び出された。そして、診療の順番が回ってこなかった患者たちが自宅に押しかけて診療を求め、ホ・ジュンが頼みを断り切れず診療していた事実が明らかになる。

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下吏たちの陰謀で重罰を受けたホ・ジュンに代わり、今度はドジが一大事に見舞われる。妊娠中の恭嬪様が予定日でもないのに産気を催したのだ。御医でさえ出産に関しては経験が少ないため、田舎の助産婦にも劣るのだ。

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湯薬房で首吊り死体が発見され、不安に包まれる恵民署。責任者のキム・ウンテクは、宿直医官が職務を怠ったためと責任をホ・ジュンになすりつけて通報するが、捕盗庁は不審な点が見当たらないため簡単に処理する。

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自殺した搗薬使令の遺品から斑猫が発見され、死んだ校理は彼が作っていた薬を飲んでいた。両者の死につながりを感じたホ・ジュンはイ・ジョンミョンを訪ね、校理は斑猫によって殺されたものであることを告げる。

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宮廷で起こったふたつの殺人事件の鍵となる斑猫の入手経路を追うイ・ジョンミョンは、犯人を捕まえることに成功。だが、彼を背後で操っていたのが父親の友人である吏曹判官であるため、それ以上の追求はできない。

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同時期に別々の口眼咼斜の患者を診るホ・ジュンとドジ。約束より4日も早く治したドジは自慢げに殿下に報告するが、報告している最中に患者の顔がまたゆがんでしまった。とんだ恥をかいた御医はドジを怒鳴りつける。

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無理やり薬を飲ませようとするホ・ジュンに、患者はついに怒りを爆発させ、石のように重い碁盤をホ・ジュンに投げつけた。碁盤はホ・ジュンの足の上に落ち、ホ・ジュンはその場にうずくまってしまう。

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殿下に迫られ、口眼咼斜と反胃を5日で治すと約束してしまうホ・ジュン。「宮中に戯言はない」と念を押した殿下の真意は、治せなかった場合は手首を切り落とすことを意味していると教えられ、ホ・ジュンは青ざめる。

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殿下から賜ったごちそうを食べながら、ホ・ジュンは久しぶりに家族と友人とのだんらんを楽しんだ。オグンの口からこの間の出来事を聞いたダヒと母親は、ホ・ジュンの苦労をねぎらって感謝した。

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恭嬪様の弟君の病を治した功労を認められたホ・ジュンは、参奉から奉事を飛び越えて直長に昇進した。その一方で、ドジは明国へ行く使節団の随行医官に任命される。任命された理由は、医女との醜聞にあった。

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原因不明の重病に倒れたドジの母親・オ氏。ドジの妻に頼まれたホ・ジュンは看病に向かうが、オ氏はホ・ジュンの顔を見るや興奮して取り乱し、罵って部屋から追い出した揚げ句、再び下血して倒れてしまった。

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理由も告げられず宮中に呼び出されたイェジンは、セヒョンから自分たちが使節のお伽の相手に選ばれたと知らされ、がく然とする。国の安否が懸かった重要な任務のため、誰が頼もうと辞めさせることはできない。

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恵民署のホ・ジュンが龍川のホ・ジュンだと感づいたペ・チョンスは、証拠を掴むため部下にホ・ジュンの身辺調査を命じる。ホ・ジュンは感づかれた以上逃げられないと考え、友人のマンギョンに事実を打ち明けた。

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黄海道一帯に広がった疫病を退治すべく派遣されたホ・ジュン。前代未聞の惨状に、さらに朝廷から医官、医女が大幅増員されて派遣され、仲間たちの到着を心強く迎え入れるホ・ジュンをペ・チョンスが見詰めていた。

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疫病を退治したホ・ジュンは、満足感に浸る間もなく捕盗庁のペ・チョンスに自首をする。だがそこに、殿下が疫病退治に功労のあった医官たちと直々に謁見するとの知らせが入り、直前で逮捕が延期になる。

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ホ・ジュンの突然の逮捕に恵民署は大いに動揺する。キム・マンギョンは怒りを抑え切れず捕盗庁を訪ねるが、事はすでに朝廷の重臣の耳にまで入っており、ペ・チョンスの意思でもどうにもできないと言う。

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恭嬪様の急病を治すため獄中から呼び戻されたホ・ジュン。真心痛で倒れた恭嬪様は意識不明の状態だったが、かつて真心痛で苦しむアン・グァンイクを針で救ったホ・ジュンは、今度もその方法で恭嬪様の命を救った。

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ホ・ジュンは恭嬪様、ドジは仁嬪様の宮医にそれぞれ任命され、2人は内医院の重要な地位を独占する。しかし、権力を伸ばしつつある仁嬪様に対し、恭嬪様はもはや忘れられた過去の女として寂しい日々を過ごしていた。

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恭嬪様の死からさらに歳月が流れ、ホ・ジュンは医書の執筆に明け暮れていた。恭嬪様を失った殿下だが、仁嬪様とその子、信城君を深く寵愛し、恭嬪様の2人の王子、光海君と臨海君は孤独な日々を送っていた。

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ヒルを使って患部から血膿を吸い出すという奇抜な方法で、信城君の腫れ物を治療するホ・ジュンは、周囲のプレッシャーをはねのけ、見事に病を完治させた。最初は反対していた殿下だが、ホ・ジュンを高く評価する。

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ついに倭軍が漢陽まで到達。民衆は怒りの矛先を支配階級に向け、両班を襲い、宮廷に火を放つ。家族の避難を手伝いに自宅へ向かうホ・ジュンも、怒り狂った民衆に襲われそうになるが、キム・マンギョンに助けられる。

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村の民家でしばしの休息を取っていたホ・ジュン一行。そこへ倭軍がやってきて見つかりそうになるが、サンファがおとりになって敵を引きつけてくれたおかげで、どうにか逃げ出すことに成功した。

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ついに敵軍は平壌への攻撃を開始。イルソ、ヤンテ、ギョムも義兵に名乗りを上げ、城に襲いかかる敵兵を追い払う。ダヒは国を守るために頑張るギョムに握り飯を配り、ホ・ジュンも懸命に負傷者の世話をしていた。

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銃弾を受けたと嘘をつき、ドジに殿下の針治療を任せたホ・ジュン。施術後、殿下は意識を取り戻し、起き上がるまでに回復した。ホ・ジュンは殿下に、回復はドジの針治療のおかげであり、ドジの罪を許すよう願う。

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十数年も懐妊の兆しがなかった中殿様が王子を出産。嫡流の王子の誕生を手放しで喜ぶ宣祖の裏で、側室を母とする光海君および彼を支持する一派と、チョン・ソンピル一派の権力争いが静かに始まった。

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重体に陥った光海君。これを好機と見た大君派は、わざと治療を誤って光海君を死に至らしめるようホ・ジュンをそそのかし、一方の光海君派はホ・ジュンを大君派と疑い、光海君の治療を任せるべきではないと主張する。

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危篤だったが意識を取り戻した殿下のもとに、チョン・ソンピル一派が駆けつけた。彼らは安静が必要だと面会を退けるホ・ジュンを押しのけて大殿に乗り込み、殿下に永昌大君を世子に任命するよう上奏する。

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家族や友人たちと離れ、人里離れた海辺のあばら屋で配所生活を送っているホ・ジュン。そんな彼のもとへ、ある日、村人が訪ねてきた。ホ・ジュンが御医だったことを聞きつけ、病気の母を背負ってきたのだった。

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