花嫁のれん3

奈緒子が金沢の老舗旅館・かぐらやで女将修行を始めて4年。女将としての自覚も増し、新人仲居の咲子も奈緒子にせん望のまなざしを向けていた。そんななか、女将襲名披露を控える奈緒子に姑・志乃がある課題を出す。

引用元：U-NEXT

志乃から女将襲名披露の席で日本舞踊を舞うよう命じられた奈緒子。練習で奈緒子が何気なく言ったひと言に志乃が怒り、2人の仲は以前のようにぎこちないものになってしまう。さらに、奈緒子には踊りの素質がなく…。

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家族の応援を得て、奈緒子は志乃に日本舞踊の練習をやめたいと訴える。しかし、志乃は奈緒子の願いを聞き入れようとはしなかった。その翌日、奈緒子はいつものように志乃からおとなしく日本舞踊を習うが…。

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奈緒子は志乃に対して、強い物言いをしたことを反省する。そのことをわびるため、奈緒子は志乃の部屋を訪ねるが、志乃と辰夫のある会話を耳にする。そして、志乃は奈緒子に日本舞踊を踊らせることを諦めるが…。

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志乃に頼まれ、渋々奈緒子の後を追った辰夫は、奈緒子が習っているのが華道ではないことを知る。奈緒子からその事情を聞いた辰夫は、志乃に当分の間、真相を黙っていてほしいと頼まれてしまう。

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志乃と辰夫がぎくしゃくし、奈緒子は内心気が気でない。義父と踊りの師匠・駒子の関係も気になり、奈緒子は友人の今日子に相談する。辰夫の志乃に対する態度を聞いた今日子は、浮気をしているに違いない、と言い…。

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志乃は、駒子から50年前に辰夫と恋仲だったことを聞かされる。動じることなく駒子の話を受け止めていた志乃だが、母屋に帰った途端、殺気立った雰囲気になる。大女将として変わりなく仕事をこなす志乃だが…。

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志乃の態度に耐えてきた辰夫だが、ついに怒りを爆発させ、志乃の言葉にひるむことなく反論する。2人の激しい応酬を見た新人仲居の咲子は、ただただ驚くばかり。奈緒子は事態打開のため、宗佑に仲裁を頼むが…。

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奈緒子は駒子から、何事も基本に立ち返ることが大切、との言葉を聞く。それは志乃が奈緒子に伝えようとしていたことだった。改めて志乃の真心に触れた思いがした奈緒子は、志乃と辰夫の仲を元通りにしよう、と誓う。

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奈緒子が金沢特有の冬の気候“ブリオコシ”を利用して、志乃と辰夫の仲を元のさやに収める。2人が仲直りして一同ほっとするが、駒子は“かぐらや”に居座ったまま。すると、駒子の息子の嫁・晴美が再びやってくる。

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老舗旅館の跡取り息子・俊平が“かぐらや”に支配人としてやってくる。一流大学を卒業し、東京の外資系ホテルに勤めた経歴などを話す俊平に仲居たちは憧れのまなざしを向けるが、咲子だけは興味のない様子だった。

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またしても宗佑の失踪が発覚。東京での事業にトラブルが発生し、雲隠れしてしまったらしく、奈緒子も頭を痛めるばかり。志乃は事業に協力を申し出ていた人々へのおわびを兼ねた、挨拶周りと後始末を始めるが…。

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奈緒子は思い切って志乃に宗佑を勘当するよう願い出る。怒り心頭に発する志乃だが、尊敬する前田利家の妻・おまつのある行いを聞かされ、何も言い返せなくなる。奈緒子と志乃の間に、冷たい空気が立ち込め…。

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宗佑は下宿を営んでいる今日子に頼み込み、咲子の部屋の隣に当分住まわせてもらうことに。その矢先、今日子の喫茶店のアルバイトがしばらく休むことになり、料理の得意な宗佑が店を手伝うと言い出す。

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奈緒子が、宗佑に対して「愛想が尽きた」と話しているのを照子が聞いてしまう。そのことを聞いた志乃は、奈緒子が宗佑との離婚を決めたのではないか、と奈緒子と宗佑の今後について、辰夫に相談する。

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奈緒子は、今日子の店で宗佑を見つける。そこで宗佑は、今日子の後を追って金沢にやってきた夫に男としての責任の取り方を説いていた。自分のことは棚に上げ、正論を説く宗佑に奈緒子は怒りを爆発させる。

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奈緒子はこれまで同様、宗佑に甘い顔を見せる志乃に業を煮やし、「勘当しないなら、私が離婚します」と宣言する。これまで以上の強気な奈緒子の態度に、志乃はあぜんとし、何も言えなくなってしまう。

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瑠璃子が、連絡もなく東京の嫁ぎ先から帰ってくる。翔太から奈緒子と宗佑のことを聞き、心配になって様子を見にきたと言う。瑠璃子は久しぶりの帰郷ということで当分金沢にいると話すが、表情はさえないままだった。

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宗佑は、奈緒子に「今度こそ生まれ変わる」と言い残し、不義理の不始末を片付けるため奈緒子のもとを離れて行く。一方、瑠璃子が「かぐらやの仕事を手伝う」と言い出し、不審に思いながらも志乃は快く承知する。

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大阪から来たツアー客の主婦たちは、“かぐらや”が老舗旅館であるにもかかわらず、好き勝手に振る舞う。奈緒子をはじめ、仲居たちも大苦戦するが、特に咲子は担当部屋の客・金原と白金から嫌われ、困惑する。

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東京で暮らしていた志乃の孫・瑠璃子が突然、実家に帰ってくる。奈緒子と志乃は、瑠璃子に東京で何かあったに違いないと確信する。志乃は奈緒子にせかされ、瑠璃子と同居している義母・圭子に電話をするが…。

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大阪の団体客・金原からの身に覚えのない言いがかりで、咲子は窮地に立たされる。そこで奈緒子が改めて金原に話を聞くと、専業主婦の日頃のストレスからくるわがままが原因で、言ってしまったことだと判明する。

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東京の嫁ぎ先から帰郷していた瑠璃子を、かつて彼女に思いを寄せていた丈太郎がデートに誘う。以前は丈太郎から声をかけられてもうまくかわしていた瑠璃子だが、あっさりとOKする。奈緒子と志乃は驚きを隠せず…。

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瑠璃子は相変わらず東京で何があったのか話そうとしない。仲居たちも「東京で何かあったに違いない」といぶかしがる。そんななか、何の連絡もなしに東京から瑠璃子の義母・圭子が“かぐらや”にやってくる。

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東京で瑠璃子と彼女の義母・圭子の間に何があったのか明らかになる。圭子は瑠璃子に対し、“花嫁のれん”をくぐったにもかかわらず、嫁としての覚悟が足りないと指摘し、家出の非も瑠璃子にあるとまくしたてる。

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瑠璃子は東京で同居する義母・圭子が迎えにきたにもかかわらず、一緒に帰るのを拒否する。奈緒子と志乃は、怒り心頭の圭子をなだめ、瑠璃子の夫が出張先のN.Y.から帰るまで、瑠璃子を預かることを承知してもらう。

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丈太郎の母・節子が“かぐらや”にやってくる。妙に上機嫌な節子のことを奈緒子や志乃はいぶかしがる。照子は丈太郎と節子の会話から、2人が瑠璃子の離婚を待っているのではないかと気づき、志乃に報告する。

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志乃は、瑠璃子に離婚するつもりなのかと問う。瑠璃子は笑顔と共に否定し、志乃は一安心するが、瑠璃子は奈緒子に以前から胸の内にあったことを話す。奈緒子は、瑠璃子がたくましくなっていることに感心してしまう。

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奈緒子は俊平こそ、咲子に連日花束を届けていた相手だと知る。俊平が咲子に花束を渡すのを知らぬ間に邪魔していたことに気づいた奈緒子は、エールを送るが…。一方、志乃は、幸に宿泊客の世話をするよう命じる。

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志乃は、60年ぶりに会った幼馴染みに当時の面影がなくなっていることに驚く。奈緒子は幸と一緒に彼女の世話をするはずだったが、奈緒子が神楽家の“嫁”ということだけで部屋つきになることを拒否される。

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志乃は、幼馴染みのミヨが小学生の頃に一緒に楽しんだ加賀手まり遊びを懐かしがっていると知り、蔵にしまった手まりを探す。当のミヨは奈緒子や幸から、志乃が思い出の手まりを探していると聞き、顔を曇らせる。

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志乃と一緒に手まりを探していた奈緒子は、蔵の片隅に隠すようにあった手まりを見つける。それと一緒にしまわれていたものを見て、志乃は顔色を変える。志乃がミヨのもとを訪ね、手まりと思い出の品を見せる。

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咲子の風邪が直り、現場復帰する。同時に俊平が、支配人に昇格することに。咲子にふられた俊平はどこか寂しげで、奈緒子は若い2人の恋を何とかしたいと思う。一方で奈緒子は女将襲名の準備を着々と進めていた。

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照子に30年以上別れて暮らす娘やその家族との同居話が持ち上がっていると知り、奈緒子も志乃も驚くばかり。志乃は本当の家族と同居する方が良いのではと思い、照子に同居についてどう思っているのか確認する。

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駒子から奈緒子の女将襲名の際の着物について話を聞いた志乃は、怒りを募らせる。娘や孫に会うため3日間の休みをもらうことになっていた照子だが、そんな志乃を置いて出かけることにためらいを見せる。

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照子が部屋つきとして長年世話をしてきた客・伊川は無口な上、奈緒子が懸命に世話をしても無反応に近い態度を取る。照子に教えられ、奈緒子は伊川が出かける際に心を込めて作ったおにぎりを持たせるが…。

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心を開いてもらえない伊川へのもてなし方がわからず、奈緒子は途方に暮れる。今度こそはと気持ちを込めて握ったおにぎりも食べてもらえず、さすがの奈緒子も自信を喪失する。ついに、伊川が帰ると言い出し…。

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奈緒子が意思の疎通を図れなかった伊川に対し、照子は淡々とした態度で対応する。すると、伊川は居心地の良さそうな表情を見せる。そのやり取りを見た奈緒子は、自身が伊川に対しでしゃばっていたことに気づく。

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世界的に有名な画家だった伊川が、金沢にいることを聞きつけた画廊たちが“かぐらや”に押しかける。奈緒子が制止するにもかかわらず旅館に上がり込んだ画廊たちを照子が一喝し、その間に奈緒子が伊川を逃がす。

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瑠璃子は良樹に対し、姑との別居を迫る。結婚する前はおとなしく、誰に対しても優しかった瑠璃子だが、今回は志乃に何を言われても一切耳を貸そうとせず、家族も驚くばかり。志乃は瑠璃子の態度にショックを受け…。

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瑠璃子が離婚すると言い出したのは、奈緒子の影響だと決めつける志乃。照子も奈緒子にお灸をすえるべきだと言うが、そんな時に呉服屋から電話が入り、奈緒子が女将披露で着る反物の注文をしていたことがわかる。

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奈緒子は志乃からのプレッシャーに耐えるばかり。奈緒子は瑠璃子の離婚発言を撤回させたいが、瑠璃子から姑・志乃に何を言われても耐えて、時には強気な発言をする奈緒子こそ嫁の見本だと言われ、弱ってしまう。

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ついに、丈太郎が瑠璃子に結婚を申し込む。隠れて話を聞いていた奈緒子は、瑠璃子が受け入れたら志乃に何を言われるかとひやひやしながら、返答に耳を傾ける。しかし、瑠璃子は即答で断り、奈緒子はほっとする。

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瑠璃子と良樹がN.Y.に行くという話を聞いた志乃は、断固反対する。姑の圭子に対して申し訳が立たないと言う志乃に、奈緒子が瑠璃子の気持ちを代弁する。奈緒子と志乃の言い争いはいつも以上に熱を帯び…。

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圭子を訪ねた志乃は、嫁ぎ先でわがままを続ける瑠璃子のことをわびる。瑠璃子が良樹と共にN.Y.に行くなどもってのほか、と言う志乃に対し、そこで初めて息子の海外赴任のことを知らされた圭子は…。

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瑠璃子が東京の嫁ぎ先に戻り、奈緒子も志乃も一安心する。奈緒子は気持ちを新たに3週間後に迫った女将襲名に向けて踊りの稽古に励むが、襲名のお披露目での着物について奈緒子と志乃の間でもん着が再燃する。

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仕事で迷惑をかけた人たちにわびるため、全国各地を訪ね歩いている宗佑。しかし、奈緒子に届くメールは、行った先々でお好み焼きなどを楽しむ写真ばかり。奈緒子は何のために宗佑を送り出したのか、わからなくなる。

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翔太は東京の大学の全てが不合格だった。一浪しているだけに、志乃は合格した地元の大学に進むよう告げる。翔太に周囲に迷惑をかけっぱなしの宗佑のようになってほしくない奈緒子は、志乃に従うべきだと話すが…。

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奈緒子は今日子から、咲子が俊平のことを好意的に話していたと聞く。2人の距離が確実に近づいていると感じ、嬉しくなる奈緒子だったが、その矢先、俊平と咲子が“かぐらや”の宿泊客とのトラブルに巻き込まれる。

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俊平が元同僚から訴えると告げられ、奈緒子たちは問題を解決するため、東京にいる元同僚を訪ねる。奈緒子らを前にしても、元同僚はかたくなな態度を変えず、俊平を東京では落ちこぼれのホテルマンだったと見下す。

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実家に戻った宗佑は、“おわび行脚”の日々のことを奈緒子や志乃ら家族に話す。最初は真面目に謝罪をしていた宗佑だったが、いつの間にか各地の名物料理を食べることが旅の目的になっていたことがわかり…。

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宗佑がもう1度、小籠包で勝負したいと言い出し、奈緒子と志乃は開いた口がふさがらない。ところが、翔太は「男の夢とロマン」を持ち出し、宗佑の気持ちがわかると言う。そして、自分も東京の大学を目指したいと…。

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奈緒子は、俊平に見合い話があることを知る。増岡は奈緒子に、俊平の気持ちを後押しした以上責任があると言い、2人の恋が成就するよう最後まで応援してほしい、と訴える。一方、宗佑は小籠包の商売を諦めずにいた。

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奈緒子は咲子を連れ、俊平の実家である旅館・柿沼を訪ねる。ところが、咲子は旅館の前にある大門から感じる格式と伝統に恐れをなしてしまう。結局、奈緒子と咲子は俊平の両親に会うことなく、柿沼を後にする。

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奈緒子と咲子は、けがをしたおばあさんを助ける。奈緒子たちは頼まれるでもなく、おばあさんの行商を手伝う。2人がこれから俊平の家である老舗旅館・柿沼に行くと聞くと、おばあさんは意味ありげに咲子を見詰め…。

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宗佑を応援してきた翔太だったが、宗佑がどれだけ妻・奈緒子や母親・志乃に迷惑をかけてきたのか知り、奈緒子たちの味方になる。奈緒子は、すっかり孤立無援になった宗佑に現実を見詰めて働くように念を押す。

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奈緒子は幸に、弁当が成功すれば、今まで宗佑が起こした問題が片付くと言われ、宗佑を全面的に応援することを決心する。宗佑は板前たちと弁当作りに励み、そこへ奈緒子が手作りのとっておきの一品を差し出す。

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奈緒子の協力を得た宗佑は、“かぐらやの夫婦弁当”をついに完成させる。そして、宗佑は「必ず金沢の名物弁当コンテストで優勝する」と言い、自信満々で出かける。しかし、その結果に奈緒子や志乃も言葉を失う。

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宗佑が“かぐらや”で板前修行を始め、奈緒子は一層やる気になる。女将襲名披露も近づき充実感にあふれ、そんな奈緒子を誰もが女将として頼りにする。ところが、照子は奈緒子の頑張りが面白くなく…

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旅館に足しげく通う村田から、“かぐらや”の雰囲気がこれまでとどこか違うと言われ、奈緒子は戸惑う。自分なりに問題点を探すがさっぱりわからず、見かねた宗佑は志乃に聞いてみるよう助言するが…。

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