ご近所物語

幸田実果子と山口ツトムは幼馴染み。そんな2人だが、顔を合わせるたびにいつも喧嘩ばかりしていた。しかし、女の子からモテるツトムに対し、好きか嫌いかはっきりしない実果子はやきもきしてしまう。

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ある日、実果子はネコを飼うことになった。飼育に必要な猫用品を買いにいくことになり、ツトムに一緒に行こうと誘う。だが、ツトムは勇介たちとの合コンを優先し、実果子との約束を破ってしまう。

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高校の先輩である通称・ナイスバディ子こと茉莉子と付き合い始めたツトムは、またしても実果子との約束をすっぽかすことになる。そんななか、ツトムは派手なルックスの茉莉子の意外な一面を知る。

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ツトムに当てつけるように、実果子は勇介と一緒に帰ることに。急速に距離を縮めていく2人に、ツトムはヤキモチを焼く。そんななか、実果子と勇介は、お互いに相手の良いところを見つけ出していた。

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金髪にして気分転換した実果子は、フリマで自分の作ったものを売るためのサークルを発足させようと思いつく。そこでツトムやリサたちにも声をかける。賛同したみんなと一緒に、準備に取りかかるが…。

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実果子たちは、サークルの名前が決まらないことに頭を抱えていた。さらに、ジローは1人だけ販売する物さえ決まらずにいた。そして、「俺には才能がないんじゃないのか?」とますます悩み始める。

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実果子はフリマ参加に向けて張り切っていた。しかし、ツトムたちからはやる気が感じられない。その状況に怒る実果子。そんな彼女のもとに、ツトムからみんなのたまり場を見つけたという連絡が入る。

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ついに実果子たちAKINDOがフリマデビューする日がやってきた。店先に並べた商品も売れ始め、順調なスタートを切ったかに思えた。その矢先、勇介がフリマにやってきた客と喧嘩になってしまい…。

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サイン会から帰ってきた留里子は、帰り道で徳ちゃんとばったり出くわす。そんな光景を目撃したのはマンションの管理人・のりじ。彼は2人の仲の良さそうな様子に勘違いし、実果子にそのことを話す。

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体育祭の日がやってきた。生徒たちは紅白に分かれて競いあうことに。実果子と茉莉子の2人は応援で、ツトムと勇介はリレーで競う。そんななか、仲の良い実果子と勇介を見たツトムは心中穏やかではなく…。

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実果子たちは勇介に誘われて、みんなで遊園地へ行くことになった。その当日、待ち合わせ場所に現れたのは、実果子とツトム、そして勇介と茉莉子の4人だけだった。それはWデートの様相となるが…。

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ツトムと茉莉子が別れたという話は、すぐに噂となってみんなのもとに流れていった。そんななか、今度はツトムがパーティ券を持ち込んでくる。AKINDOのメンバーは全員でパーティに参加するが…。

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ツトムが傷心していると勘違いした実果子は、彼を喜ばせようとあれこれと考え始める。知恵を振り絞った末に、彼女はバイクのカブをプレゼントしようと決め、バイトを探しに出かけることになる。

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ピイちゃんの大切なぬいぐるみであるプチフランソワがいなくなってしまった。それは彼女にとって、お婆ちゃんとの思い出が詰まった大切なものだった。そこでツトムたちも協力し、一同は探しに出かける。

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ツトムは毎年、サンタクロースとなって実果子にプレゼントを贈っていた。しかもそれは、誰にも気づかれないように行われていた。今年も例年と同じように、気づかれないようプレゼントを準備するが…。

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初恋の相手である幼馴染みにふられてしまった茉莉子。そんな彼女を元気づけようと、勇介たちは彼女のマンションへやってくる。茉莉子と別れたばかりのツトムは、真相に触れずに気遣おうとするが…。

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ツトムたちはAKINDOの活動のため、茉莉子の部屋に集まろうと計画する。しかし、茉莉子が実家へ戻ることになって、予定はなくなってしまう。そんななか、勇介は茉莉子のことが気になって後を追う。

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AKINDOが集合する日、茉莉子の部屋に彼女の弟である新太郎が押しかけてきた。一方、AKINDOの活動中、勇介は茉莉子のことが気になってイライラしてしまう。その結果、ツトムと喧嘩になってしまう。

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AKINDOのメンバーは、勉強のためにフリマに出かけることになった。そんななか、実果子はリサに彼氏がいたことを知ってしまう。それにショックを受けた実果子は、彼女との間に気まずい空気が漂う。

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リサと仲直りをした実果子。それがきっかけで実果子は、ツトムの本命が自分だと知って驚くことになる。今度はツトムとぎこちない空気になってしまう彼女だったが、フリマで出会った女性からアドバイスを受ける。

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ツトムがくれたネコのヘアゴムを付けるたび、実果子はドキドキしていた。しかし、彼女はツトムに対して素直になれずに思い悩んでしまう。一方、実果子と同じように意地っ張りな勇介だったが…。

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ツトムがみんなに同級生の及川歩を紹介する。彼女は、AKINDOの看板作りを手伝うということで連れてこられたのだった。そんななか、実果子は親しげなツトムと歩の関係にヤキモチを焼いてしまう。

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ツトムと歩の仲を疑い、実果子は夜通し泣いていた。そのことに気づいたリサは、ツトムに直接本心を問いただす。すると、ツトムには歩への恋愛感情はないという。その一方で、歩にはある想いがあった。

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実果子は少しだけ素直になり、ツトムとやっと想いが通じあう。一方、茉莉子は歩が勇介に対して特別な感情を持っているということを見抜いてヤキモチを焼く。そして、歩の勇介への想いも強まっていき…。

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近頃急に大人びてきた実果子を、留里子は母として心配する。ツトムとの付き合いで間違いがあってはと、悪い想像ばかりが浮かんでしまう。そして、やらなければいけない仕事も手につかなくなり…。

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勇介の提案により、AKINDOのメンバーは新太郎の入学祝いと称して温泉旅行に行くことになった。宿泊先は山中にある優雅なホテル。そして、そこには混浴の露天風呂があり、勇介たちの下心が膨らむが…。

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茉莉子は修司との約束もキャンセルし、AKINDOのフリマ出店に参加することに。だが、歩も参加することになり、途端に不機嫌になってしまう。そんな怪しい雲行きに、実果子も不安を感じることになる。

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茉莉子は勇介が歩をカブで送っていくところを目撃する。それによって、以前から感じていたイライラがより強くなっていく。後日、学校で偶然歩に出くわし、茉莉子は彼女に対して辛く当たるが…。

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AKINDOの2度目の出店は、見事大盛況となった。しかし、そんななかで実果子の服だけが売れずに落ち込んでしまう。一方、茉莉子は相変わらず不機嫌なまま。さらに、勇介までいらつき始めてしまう。

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作った服が売れずに悩んでいた実果子は、フリマの様子を見にきてくれた浜田先生から、服を着る人の立場になって作るようにと諭される。そんななか、茉莉子のもとにはある意外な人物が訪ねてくる。

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実果子は街のブティックで、フリマで出会った師匠との再会を果たす。彼女は洋服のデザイナーをしているという女性だった。プロの仕事を目の前で見ることができるということで、実果子は喜ぶが…。

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ツトムは実果子を励ますため、ロボットを作ってあげた。しかし、そのロボットはフリマの新商品に間違えられてしまう。その一件で、実果子とのずれを感じたツトム。それが原因で2人は口論になってしまう。

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茉莉子は下級生の野口から告白される。その一件から、茉莉子と勇介の関係は険悪になってしまう。やがて、茉莉子は野口が下心を持って告白してきたことを知る。その事実に茉莉子はショックを受ける。

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リサが出会った大沢は、「一夜の天使」という古い映画のビデオを探していた。その作品は昔の恋人と一緒に見た、思い出の映画だという。リサは大沢のそんな話に共感し、ビデオを一緒に探し始める。

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茉莉子は勇介と歩へのヤキモチから、AKINDOの集会もサボってしまう。そんな状況のなか、歩は勇介を悲しませたくないからと、自分の気持ちを抑えることにする。そして、茉莉子を呼び戻しに向かう。

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周囲から何でも男絡みだと理由を決めつけられた茉莉子は、怒って勇介に辛く当たってしまう。一方、実果子たちは茉莉子に迷惑がられているのではないかと考える。そして、別のたまり場を探すことに。

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新しいたまり場として、歩の家のアトリエを使えることになった実果子たち。そこで彼女たちは、アトリエ改造計画を練ることに。新たなたまり場にはしゃぐみんなをよそに、勇介は茉莉子のことを気にしていた。

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のりじは留里子に頼まれて、実果子の忘れ物を届けにいくことになる。その途中、ピイちゃんや茉莉子、歩、リサと会う。のりじは彼女たちがそれぞれ頑張っている姿を見て、思わず感動してしまう。

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今年も実果子とツトムの誕生日がやってきた。誕生日が2日違いの2人は、毎年家族を集めて合同誕生会を開いていた。楽しい誕生会の日にはしゃぐ実果子だが、その胸中にはある思いが渦巻いていた。

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ツトムからもらったプレゼントは、手作りのペンダントだった。それはロケットのように、写真が入れられる物になっていた。実果子はそのペンダントの中に、パパの写真を入れようと思いつくが…。

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ツトムは実果子のパパに会いたいという本心に気づく。そして、カメラマンである実果子の父の情報を、ツトムが写真雑誌から見つけてくる。それを聞いた実果子は、パパと再会するため、写真展へと向かう。

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ついにパパとの再会を果たした実果子。ずっと前から会っていなかったパパと話したいことはたくさんあったはずだった。しかし、出てくるのは日常会話だけ。一方、留里子も1人で写真展を訪れていた。

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実果子は、パパからの絵はがきを留里子が捨てていたことを知る。そして、留里子と顔を合わせたくなくなる。そんな彼女の心の内をくみ取ったリサは、実果子のことをみんなで励まそうと集合をかける。

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実果子はみんなの励ましで元気を取り戻す。そんななか、学校も夏休みに入り、実果子たちは本格的にアトリエ改造に取り組み始める。だが、勇介と茉莉子はいまだに喧嘩をしていて、微妙な空気が漂う。

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茉莉子のヤキモチから、勇介との関係はこじれてしまう。そんななか、歩はアトリエの壁紙貼りをすることに。その作業を茉莉子も手伝うことになる。すると、それがきっかけで2人は仲良くなっていく。

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留里子は実果子がパパの写真展を訪れていたことを知り、抱えていた不安が膨らんでいく。また、ツトムも実果子が空元気だということに気づく。そんな彼女に何もしてやれず、自分の無力さに悩んでいた。

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有名デザイナーがフリマで新人発掘をしていると聞いて、実果子は意欲を燃やす。そんなある日、実果子が帰宅すると、留里子の姿は家にはなかった。実果子は母がどこにいったのか、疑問に思うが…。

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留里子が胃潰瘍で倒れ、入院することになった。実果子は母がいなくなったことに不安を抱く。そんな不安のなか、実果子はツトムがいてくれる心強さを感じ、初めて心の底から好きだと彼に伝える。

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留里子が入院したことを聞いて、AKINDOのみんなは心配する。一方、母親に対しての疑心が晴れた実果子は、留里子の看病を行っていた。そんな彼女たちのもとに、思いがけない見舞客がやってくる。

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留里子は無事に退院し、パパと2人で実果子たちが参加しているフリマへと向かう。一方、実果子は師匠が連れてきてくれると話していた、有名デザイナーがやってくるのを緊張の面持ちで待っていた。

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