クラッシュギアNitro

クラッシュギアの新たなる物語が始まる！ 前作から少し先の未来、クラッシュギアがストリートまで浸透した世界が舞台だ。主人公、真羽勝は小学5年生。クラッシュギアをこよなく愛するのだが、ひとつだけ問題があった。それは自分のギアを持っていないこと！ まだ見ぬ自分だけのギアのクレイモデルを大事に抱え、新しく引っ越してきた街で彼がいきなり見たものは、ギアでトラブルを解決するヒーロー、クラッシュキッドだった。そしてそのクラッシュキッドの使うギアこそ、往年の名機、ガルダフェニックス！ 鮮やかにトラブルを解決したクラッシュキッドを見送る勝は、そこで出会った少女なつみと、彼女の親衛隊長、ヒデこと沖田英俊と出会う。

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クラッシュキッドの衣装を前に悩む勝。「俺がクラッシュキッド？……ありえないな」銀二郎がクラッシュキッドだと分かってない勝は、衣装を銀二郎に返しに行くが、なぜかうまく乗せられて結局クラッシュキッドとなることに。クラッシュキッドとなった勝はギアファイトで次々とトラブルを解決してゆく。愛するなつみがそんなクラッシュキッドに熱を上げていることに嫉妬したヒデは、一目勝を見返してやろうと考え、あの国府田のギアを創った佐奈間ラボのギアファイター試験に挑む。が、結果は惨敗。だがどうしても諦められないヒデは新型テストギア『ウィングラプター』を奪ってしまう。そしてそのギアを持って向かったのは勝とのファイトだった。なつみと自分のプライドを取り戻すために、ヒデはクラッシュキッドこと勝にファイトを挑んだのだった。激しいファイトの中、ヒデもまたウィングラプターの鼓動を感じてゆく。だがそのころ、テストギアを奪われた佐奈間ラボの主任、佐奈間と天才ファイター、阿久沢由宇がウィングラプターの存在抹消に動き出していた。ガルダフェニックスとウィングラプターのファイトに割ってはいる由宇のギア、キングシュバルツ。由宇は無常にはウィングラプターをギアシュレッダーに入れて破壊しようとする。だが勝はギアをそんなふうに扱う由宇を許せずにファイトを挑む。相手は世界レベルのファイター。果たして一介の新米ファイターなどに勝負ができるのか？

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ウィングラプターを破壊するために現れた阿久沢由宇に、勝はファイトを挑む。しかし由宇の持つ最新ギア、キングシュバルツの前に惨敗。ガルダフェニックスも致命的なダメージを負ってしまった。ギアファイトでの始めての敗北に勝は落ち込む。精細を失ってしまった勝を元気付けようとあれこれ考えるなつみ達。なつみに埠頭に連れ出された勝はそこで楽しげにギアファイトをする少年を見る。その少年のファイトから、勝つことばかりにとらわれていた自分に気づいた勝は、再びギアファイトを続けることを決意する。そのころ、街の大会に由宇が出場していることを知ったヒデは、先日の借りを返すべく大会に乱入していた。ヒデの危機に間一髪で駆けつけた勝は、再び由宇に挑戦する。だが、力の差は依然埋まらず、キングシュバルツがガルダフェニックスに襲い掛かったそのとき、クラッシュキッドが勝のクレイモデルを持って駆けつけた！ガルダフェニックスの魂を受け継ぎ、そのクレイモデルの中から産声を上げる新たなるギア。そのギアこそ『マッハジャスティス』だった！キングシュバルツとマッハジャスティスが互角に戦うのを見た佐奈間はあわててファイトを中断してしまう。だが由宇は勝をファイターと認め、ウィングラプターをヒデに譲って去ってゆくのだった。

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いつものようにシルバーマックスでたむろする勝達のもとに、いきなり一人の少年が駆け込んでくる。なりゆきでその少年を追手から匿った勝たちに、自分の名が『TB』だと打ち明ける少年。なつみの好奇心がTBに注がれていることが気に食わないヒデはTBにファイトを申し込む。ぴかぴかに磨き上げられたギアを取り出したTBは、ギアを全くぶつけることなく、ヒデの自滅を誘って勝利してしまう。だが、そのファイトが追っ手に見つかり、再び逃走を始めるTB。ヒデの機転で危機を救われたTBは、そのまま勝の家で一晩を過ごすことになった。しかし目覚めた勝とTBは、なぜか勝の家でお茶を飲む追手たちを見て仰天してしまう。なんとその追っ手はTBの兄、ZDだというのだ。ZETという謎の組織から逃げ出したTBを負ってきたことを語るZD。ZETに帰りたくないというTBは、ファイトでそれを決めようとする。ZDの力量の前に苦戦するTBだが、愛するギアに傷を入れられた瞬間に豹変。絶叫を上げてZDのギアを弾き飛ばす。ひとまずは諦めたZD達。しかし迷惑をかけたくないと言い残してTBは去ってゆく。だが翌日、勝たちのクラスに現れたのは、転校生TBだった！

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いつものように学校に登校してきた勝たちの前に国府田が現れた。勝とのファイトに敗れた国府田は佐奈間ラボからクビを言い渡され、勝にその落し前としてファイトをするために来たのだった。しかし学校の違う国府田は校門の前で追い払われてしまう。その勝たちの学校はまもなく開かれる学芸会のための準備に忙しい。勝たちのクラスの出し物は『ロミオとジュリエット』。そのジュリエット役はなんとかつらをかぶったTBに決まった。一方国府田は目的を失い、一人公園で呆けていた。佐奈間ラボを首になり、勝とのファイトもかなわなかった。ギアファイトに嫌気が差し、アイアンアイアンウルフまでも捨ててしまおうと決めたとき、国府田の前に現れたのはジュリエット姿のTBだった。ギアファイトを辞めるつもりだった国府田はTBの優しい言葉と美しい姿に、もう一度勝と闘う気力をよみがえらせる。そして学芸会の発表の日、勝とTBによる『ロミオとジュリエット』が行われているまさにそのとき、体育館に国府田が現れた。自分のクラッシュギア人生をかけて挑んできた国府田の熱意を感じ、その挑戦を受ける勝。新型ギアマッハジャスティスと、アイアンウルフが激しくぶつかり合う。勝負はバッテリー切れのドロー。決着はつかなかったが国府田はアイアンウルフの鼓動を感じ、さすらいのファイターとして生きてゆくことを決め、男の背中を見せて去ってゆくのだった。

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デザイナーである母・舞の新作発表の日、勝と誠はそのデザインを忘れていった舞の元にデータディスクを届けることになった。だが、二人の周りをうろつく怪しげな男がそのディスクを狙うように現れ、偶然にもその男の手にディスクの入ったバックがわたってしまった。その男が逃げる最中、偶然歩いていた由宇とぶつかり、なんとそのデータとキングシュバルツの入っていたバックが入れ替わってしまった！ 俳優と女優の父と母の唯一の思い出であるキングシュバルツを奪い返すために、由宇と 佐奈間ラボは直ちに国際スパイとして男を追跡。勝たちも産業スパイだと男を追う。北の街にたどり着いた一行はそこで男の正体が、勝たちの父、正義であると知る。別れた舞の仕事振りが気になり、引っ越してきた家の近くをうろついていたのだ。途端に夫婦喧嘩を始める舞と正義。そしてギアファイトで決着を付けることになってしまった。しかも巻き込まれた由宇はなぜか正義の代わりに勝るとファイトするハメに。マッハジャスティスとキングシュバルツの激しいファイトの最中、正義はつい勝の応援をしてしまう。冷めてしまった由宇はキングシュバルツを手にその場を去ってゆく。だが、家庭の温かさをしらない由宇には勝たちの奇妙な家族構成はちょっぴりうらやましくも映ったのだった。

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仕事に出かける舞に留守番を頼まれた勝と誠。『田中さん』という人が来るから、それまでギアファイトはお預けと言い残されてしまった。田中さんを待つ勝達のもとに次々と現れる訪問者たち。なつみ、ヒデ、TBだけでなく、なぜか国府田まで加わり留守番に参加する。だが折り合いの悪いヒデと国府田が衝突。ギアファイトで勝負をつけることになってしまう。ヒデと国府田がファイトしている中、真羽家にはさらなる訪問者がやってくる。やれ新聞屋、やれ牛乳屋、挙句の果てにはテレビの突撃ギアファイト。来る人間全てがギアを持っており、しかもIODを装備していた！ 田中さんを待つ勝の代わりにテレビの突撃ギアファイトに挑むヒデ。だがそのファイトが24時間勝ち抜きギアファイトだとは誰も知らないのだった。結局『田中さん』は来なかった。しかし勝はIODがあらゆるところに浸透しているのを見て、マッハジャスティスにIODを装着することを考え始めた。テレビからはひたすらファイトを続けるヒデの悲鳴だけがこだまするのだった……。

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福引で温泉旅行を引き当てた勝たち一行。久々の旅行にくつろぐ勝はなぜかそこで銀二郎と出会う。なんと銀二郎の手の中にはIODシステムが！ なぜ銀二郎が温泉にいるのかはさておき、IODが手に入った勝は大喜び。早速IODを装備して、居合わせた国府田とファイトするが、思うようにIODを使うことができない。国府田にもあきれられた勝は、何とかIODを使いこなそうと特訓を始める。フィギュアスケートをヒントにIODの練習に励む勝は、マッハジャスティスと励ましあいながら何とかIODを使えるようになってゆく。翌日、IODを装着したマッハジャスティスで、国府田にリベンジを挑む勝。IODをつけたアイアンウルフとマッハジャスティスが激突！ その衝撃がなんと雪山になだれを起させた！ なだれに飲み込まれるフィールドカー。だが二人は自分のことよりもギアの心配をしていた。互いに根っからのギア好きだと認め合った勝と国府田は懲りずにまたファイトを続けるのだった。

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学校でもギア好きが止まらない勝。今日もいつものように授業中にマッハジャスティスを眺めていると、突然船木先生が怒鳴った。『これより校内でのギアファイト、およびギアの持込を禁止します！』突然のことに何がなんだかわからない勝たち。とにかくギアファイトのよさをわかってもらおうとギアをプレゼントすることを思いつく。子供たちの気持ちにうるっ、と来た船木先生だが、やっぱりギアを没収されてしまった。落ち込む勝たちになつみは、『船木先生の豹変の原因は恋愛問題よ！』と推理する。早速尾行を開始した勝たちは、船木先生が彼氏の武藤に泣かされている現場に鉢合わせする。頭に来た勝は武藤にギアファイトを挑む。『俺が勝ったら先生と結婚しろ！』という勝の申し出を受ける武藤。元チャンピオン・武藤の実力に苦戦する勝だが、IODを装着したマッハジャスティスの力で何とか勝利する。実は船木先生の悩みが武藤のギア好きにあったと知り、恋愛問題だと勘違いしていた勝たちは呆然。ひとまずギア禁止令も解け、これから自由にファイトできると思った勝たちだが、ギア好き武藤は勝たちを逃がしてはくれなかった。ひたすら繰り返される武藤のギアファイト。なんだか疲れただけの勝たちだった。

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クラッシュギアの全国大会、『ギア甲子園』の季節がやってきた。一人意気込む勝だが、こだま小学校にはすでに出場を決めているギアクラブがあるという。レギュラーの座は実力で奪えばいいと言う勝だが、ギアクラブに顔を出してびっくり！ なんとギアクラブは女子しかいなかったのだ。何とかギア甲子園に出たい勝はクラブの部長・安生洋子に勝負を挑むが簡単に返り討ちにあってしまった。あきらめ切れない勝は新たにギアクラブを発足させることを思いつく。何とか7人の部員を集めた勝たちは特訓に特訓を重ね、一週間後に再びギア甲子園への出場権をかけて、安生たちのギアクラブに挑んだ。3体1の不利なファイトの中、特訓の甲斐ありついに勝利を収めた勝。敗れた安生は学校の中にギアクラブは二つも必要ないと自分たちのクラブを解散させると宣言するが、勝はみんなでギアファイトをすればいいんだと安生を励ます。安生たち女子ギアクラブの声援を受け、勝たちはついにギア甲子園への出場権を得たのだった！

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ギア甲子園への出場を決め、盛り上がる勝たちのクラスに特別講師がやってきた。妙な関西弁を使うケビン先生だ。「教育熱心」が座右の銘のケビン先生は勝たちにテストを課す。点数が悪ければ今度の日曜日に海岸のごみ拾いをしなければならない。その簡単なテストを見事に失敗した勝は、ケビン先生との約束で海岸に行くことに。そしてその日はギア甲子園の予選の日だった！ 始まったギア甲子園の予選。海岸の勝は気が気ではない。しかしケビン先生との約束もあるし、一応ごみ拾いにいそしむ勝だが、隙を見て試合に駆けつけてしまう。何とか決勝への進出を決めた勝たち。しかし嘘をついて海岸から抜け出してきた勝を見つけたケビン先生はマッハジャスティスを取り上げてしまった。決勝戦まであと一週間。マッハジャスティスを取り上げられてしまった勝は……。

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マッハジャスティスを取り上げられてしまった勝に、ケビン先生は合宿することを持ちかけた。テストの点は確かに悪かった上に嘘もついたが、来週の決勝戦で阿久沢由宇と当たる勝は納得できない。 しかしケビン先生との合宿のおかげで勝はテストで高得点を取ることが出来た。やれば出来ると教えてくれたケビンからマッハジャスティスを返される勝。短い間の教えを残して去り行くケビンに勝はもう一度海岸でのごみ拾いを申し出る。決勝には必ず駆けつけるという勝の決意に、ヒデとTBはなんとしても二人だけで決勝戦まで勝ち進むことを約束する。そして阿久沢由宇率いるチームとの決勝戦。何とか勝ち進んだヒデとTBだったが、由宇の実力の前に苦戦を強いられる。そしてヒデが敗れ、由宇の勝利と思われたとき勝が駆けつけた。ケビンとの海岸のごみ拾いという約束を果たして。久々に合間見える由宇と勝。しかしキングシュバルツの力は徐々にマッハジャスティスを押してゆく。勝が諦めそうになったとき、ケビンの教えが頭によぎる。やれば出来る、と。最後の力を振り絞ったマッハジャスティスが奇跡を起し、勝たちはついにギア甲子園優勝を手にしたのだった。

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ギア甲子園の優勝で一躍有名となった勝たち。朝からテレビの取材で大忙し。しかしその様子を見守る不穏な影があった。勝やヒデ、国府田のことまでも調べるその正体こそ、ギア世界の制覇をもくろむ謎の学園・ZETだった。ZET生徒会の会長・MUと学園長によるZET以外のギアの破壊作戦が動き出す中、ZDは再びTBを連れ戻すために行動を始める。ZETが暗躍する一方、勝に敗れた由宇は海外への武者修行の旅に出ることを決めていた。佐奈間の必死の説得にも耳を貸さず海外へ飛び立つ由宇。ZETはその由宇にも目をつけていた。いつもと変わらぬ平穏な毎日を過ごす勝たち。だが、ZETの魔の手は着実に勝達の背後に忍び寄り始めているのだった。

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突然勝達の前に現れた佐奈間が、いきなり勝達のスカウトを始めた。佐奈間ラボから由宇が飛び出したことを知らされた勝は、由宇の大きさに改めて感心する。TBだけは穏やかな日常がいつまでも続かないことを知っていた。その予想を正すかのようにZDが再び現れる。ZDとの因縁のファイトを前にTBは勝やヒデに自分の持ち物を渡して回る。喜ぶ勝たちはそれがTBなりの別れの挨拶であることを知らない。人知れずZDとTBのファイトが始まった。負ければZETに帰らねばならないTB。その元に勝たちが駆けつけた。兄弟の問題だからと勝達の介入を跳ね除けるTB。そこにZETの刺客、XL（ゼクセル）が現れた。違法な改造でTBだけでなくZDさえも倒そうとする非道なファイトに、勝はマッハジャスティスを投げ込む。辛くも勝利した勝だったが、そこで始めてZETという組織が動き出したことを知った。勝たちを巻き込みたくないために沈黙を守ろうとするTBに勝はファイトを挑む。勝てば全てを打ち明ける約束をかけて、勝とTBはフィールドに上がった。

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ついに勝とTBのギアファイトが始まった。ファイトを通じ、自分を思う勝の心の痛みを感じたTBは、ようやく自分の過去を語り始める。ZETでの過酷な訓練、そして相手を破壊するまで続けられるギアファイト。それが間違っていることに気づき、TBは組織を抜けて放浪の果てにこの町にたどり着いたという。そして驚愕の事実を聞かされた勝たちの前に、新たなる刺客・DJが姿を現した！ あっという間に敗れた近藤と斉藤の仇を討つべく、DJにファイトを挑むヒデ。リズムに合わせて攻撃を仕掛けるDJにヒデは苦戦するが、TBの思いついた作戦が功を奏して見事にDJを撃破！ そして勝たちは、次々と現れるZETの刺客からこの町を守ることを、改めて心に誓い合うのだった。

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いつの間にか、下町の豆腐屋に住み込んでいた国府田。豆腐屋を仕切るめぐみと毎日豆腐作りにいそしむ国府田にとって、ZETなどどこ吹く風だ。だが、そこにもZETの刺客の影が忍び寄る。現れた刺客・BNは、国府田が豆腐屋にいることが気にくわない。何とBNの正体は、ギアファイターの修行に出ていためぐみの弟・匠だった。ZETの刺客に成り果てたBNと、国府田のファイトが始まる！ 豆腐屋の修行で得た技で、BNを返り討ちにする国府田。しかし国府田に負けたBNは、ZETに帰れなくなってしまった。気落ちする弟を励ますめぐみ。そして、BNはあえてZETに戻って激しい訓練に耐え、いつか一流のギアファイターになることを誓う。つかの間の豆腐屋姉弟の再会。それを優しく見つめる国府田は、また新たな旅に出るのだった。

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好きな人のギアに自分の写真を張れば両想いになれる、そんなおまじないを信じる女子ギアクラブ部長の安生。ギアクラブ部員・岩清水トオルは、安生のプリクラをTBのサンダーブレイカーに張る役目を引き受けてしまう。ところが、岩清水は自責の念に耐え切れず、うっかりサンダーブレイカーを握ったまま川原に逃げ出す。そこに現れるZETの刺客、双子の兄弟のRTとLT。TBと間違われた岩清水はギアファイトを受けるも完敗。おまけに勝手にギアを持ち出したことでTBを怒らせてしまう。翌日、罪滅ぼしのためにギアスザクでRTとLTに勝負を挑む岩清水だが、2台のギアを相手に苦戦。しかし敗北の寸前、勝がマッハジャスティスを持って現れた。勝と岩清水は、見事なコンビネーションでRTとLTを撃退！ TBとも仲直りした岩清水の元に再び現れた安生は、何と今度は岩清水のギアにプリクラを張れという。うれしいような困ったような岩清水だった。

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佐奈間やZETの追跡の手を振り切りながら、単身武者修行に励む由宇。完成されたファイトを続ける由宇だが、そこに自分の限界を感じ始めていた。満たされないファイトを続ける由宇の前に、レオンと名乗る少年が現れる。非公式のアンダーグランドファイトで、一戦を交える由宇とレオン。そして由宇は、レオンのファイトに衝撃を受ける。レオンが見せたのは、ギアと感覚を一体化させるクラッシュギアの奥義「ニトロ」だった！ その力に魅せられた由宇は、自らZETにファイトを挑む。ZETの刺客3人を相手に徐々にキングシュバルツとの一体感を感じてゆく由宇は、ついに「ニトロ」に覚醒する。完全にZETのギア3台を粉砕して、破壊の快感に酔う由宇。新たなる領域「ニトロ」は由宇にさらなる力を与えたが、目覚めた由宇はこのあとどこに向かうのだろうか…。

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佐奈間ラボに見学に訪れた勝たちの前で、佐奈間が何者かに殺された!? 犯人として追い回されることになってしまったのは…、なんとヒデ！ だが当のヒデはそんなことはまったく知らない。のんきに佐奈間ラボを探検していたところをEZという少年と出会い、佐奈間ラボを我が物顔で案内しているのだった。ところが、そのEZは佐奈間ラボのギアデータを奪うために送り込まれたZETの一員だった！ ZETの卑劣な作戦を知ったヒデは設計図を取り戻そうとEZにギアファイトを挑むが、ほかにも侵入したZETの諜報部員たちによりデータは奪われてしまう。EZは、佐奈間ラボの目をZETからそらすために潜入したオトリだったのだ。ファイターをオトリにつかうZETに、怒りを募らせるヒデ。そして佐奈間ラボから奪われたギアの設計図は、ZET学園長の元に届けられた。ライトとレフト、2種類のIODを入手したZET学園長の目的とは…!?

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佐奈間ラボのパーティーで盛り上がる勝たちの前に、ZETの最高幹部・ZET四天王が姿を現した！ 生徒会長のMU、女性ギアファイターのQT、佐奈間ラボ製の合体ギアの使い手JC、そして謎の覆面ファイターKN。佐奈間ラボから奪ったデータでIODダブルユニットを完成させた彼らは、勝たちのギアの破壊に乗り出してきたのだ。TBを守るために勝とヒデはギアファイトを挑むが、四天王にはまったく歯が立たない。最大のピンチを迎えたそのとき、何とZDによりファイトが中断される。彼が四天王と共にZETに帰るという条件で、どうにか見逃されたTB。しかし、四天王の圧倒的な力の前に手も足も出なかった勝たちは、完敗のくやしさを隠しきれない。果たして、四天王に勝つ術はあるのか…!?

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ZET学園内部で奮闘していたZDが生徒会に捕えられたこと知り、勝たちはZDを助けるためにZET学園に乗り込むことを決意する。TBの案内で潜入したZET学園は、ギアファイトのために作られた孤島の学園だった。そして鍾乳洞を進む勝たちの前に、あの阿久沢由宇にクラッシュギアの奥義「ニトロ」を見せたレオンが現れる。ZETのファイターと勘違いした勝がファイトを挑むと、レオンは勝だけでなくヒデとTBもまとめて相手するという。3対1にも関わらず、「ニトロ」を扱うレオンに簡単にあしらわれる勝たち。レオンは落胆する勝たちに、「ニトロ」の概念を教える。一方、ZETの生徒会執行部も動きを見せ始めた。先陣を切るファイターは、覆面で素顔を隠したKNだ。勝たちは、捕われのZDを無事に救出できるのだろうか…？

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レオンから教えられたギアの奥義「ニトロ」を体得しようと、頭を悩ませる勝。いろいろなことを試してみてもうまくいかず、勝は思い切って風の中に飛び出す。そのころ、ヒデとTBはZET四天王のKNに遭遇。しかし彼が手にしていたギアは、何とキングシュバルツ！ 覆面に隠されたKNの正体は、阿久沢由宇だった！ 強化されたキングシュバルツN（ネオ）とのファイトで、防戦一方になるヒデのウイングラプター。だが、そこに風が吹き荒れ、新たな力を吹き込まれたマッハジャスティスS（ソニック）を手にした勝が現れた。「ニトロ」を使う由宇に勝は苦戦するが、マッハジャスティスS（ソニック）の感覚と同調したとき、勝も「ニトロ」を開眼！ 「ニトロ」同士の激突が生んだ光にまぎれてKNはその場を去るが、勝までもがフィールドから姿を消してしまう…。

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KN＝由宇と「ニトロ」を激突させた衝撃で、姿を消した勝。しかし残された時間は少なく、ZDを助けるためにTBとヒデは先を急ぐ。その前に立ちふさがるZET四天王の紅一点、QT。いつまでも逃げているわけにはいかないと、TBはヒデを先に行かせてQTにギアファイトを挑む。サンダーブレイカーとクイーンサンダー、同型機の激突。しかし「ニトロ」を使いこなすQTのクイーンサンダーから、みるみるダメージを受けてしまうサンダーブレイカー。TBはZDを救うために、相手を破壊しかねないサンダーブレイカーの真の力を解放する。力を制御して、見事にクイーンサンダーを打ち破るTB。一方、先行していたヒデたちの前には、四天王JCが現れた。戦力を温存しようか迷うヒデの元に駆けつけたのは…、何と国府田！

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リベンジに燃える国府田と、ZET四天王のJCのギアファイトがスタート。佐奈間ラボ製ギアの集合体であるジャガーコマンドーを駆り、JCは「ニトロ」を放つ。驚くべきことに「ニトロ」で応戦する国府田。JCに敗れたあと、国府田は特訓の末に何と「ニトロ」を体得していたのだ！ だが、JCにも負けられない理由がある。互いにギアを激突させながら、これまでの厳しい特訓の思い出を自慢しあう国府田とJC。激しい「ニトロ」の激突の末、ファイトを制した国府田。JCも初めてライバルと認められるファイターと出会い、ギアファイトの楽しさを知ることができた。そのころ、ヒデたちはついにZDの捕らえられている反省房に到着。だが、その前にZET生徒会会長、MUが立ちはだかる。満身創痍のTBに代わり、ギアファイトを挑むヒデ。最終決戦の開始だ！

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ZET四天王最後のひとり、MUに挑むヒデ。TBがZDを救出する時間を稼ごうとするヒデだが、MUには歯が立たない。だが、ウイングラプターに勇気付けられたヒデは、最後の最後までMUを倒そうと再び立ち上がる。善戦むなしくウイングラプターが力尽きたとき、反省房を脱出したZDはMUにファイトを挑む。ふたりの「ニトロ」がぶつかり合う激しいファイト。しかしそこに学園長の命令を受けたKNが現れ、ZDはおろかMUをも倒そうと襲い掛かってきた！ そして激しいギアファイトの衝撃に引き寄せられるように、マッハジャスティスS（ソニック）がフィールドに出現。風をまとい、勝が再びフィールドに復活した！ 「ニトロ」の風をまとい、すべてのギアをフィールドアウトさせるマッハジャスティスS（ソニック）。激しいファイトの末に、勝たちはZETに勝利したのだ。

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ZET学園との戦いを終え、いつもの日常に戻った勝たちの元にビッグニュースが飛び込んできた。何と、勝たちのギアファイトワールドチャンピオンシップ出場が決定したのだ。ギアファイトの世界大会に出られると、勝たちは大はしゃぎ。ところがTBとZDは、ようやく訪れた兄弟ふたりの時間を取り戻すために旅に出るという。チャンピオンシップで再会することを誓う勝たちとTB、ZD。そしてチャンピオンシップ当日、会場にやってきた勝たちは、選ばれた100人のファイターが総当りで頂点を目指す、その大会規模の大きさに驚く。開会式に次々と現れる昨年の世界ランカーたちを前に、興奮する勝。そして最後に現れたギアファイター…、それはKNの仮面を脱いだ阿久沢由宇！ 世界大会に舞台を移し、再び顔を合わせる勝と由宇。熱いギアファイトワールドチャンピオンシップのスタートだ！

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ワールドチャンピオンシップが開催される島に到着した勝たちは、昨年世界第7位のギアファイター、マルコ・ロッジオに出会う。勝たちはマルコが出場するという「ギアトライアスロン」に飛び入り参加。ギアと関係ない障害の数々に苦戦するが、苦労の甲斐あって勝はマルコとのギアファイトの権利を勝ち取る。ところが、結果は勝の圧勝。世界ランカーに勝って有頂天の勝は、チャンピオンシップ初戦に意気揚々と乗り込むが、そこに待ち受けていたのはマルコ。今度も簡単に勝てるだろうと楽勝ムードの勝だが、何とマルコはニトロを使って襲いかかってきた！ 世界ランカーの本当の実力を目の当たりにした勝も、マッハジャスティスS（ソニック）のニトロで反撃するが……。

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次の会場に向かう途中、とある村に立ち寄るハメになったヒデ、近藤、斉藤。そこで出会った少年たちは、ヒデの顔を見るなり「デッヒー様」と尊敬し始める。何とその村に祭られている神像こそ、ヒデにそっくりな戦いの神様「デッヒー」だった。ヒデは村の少年たちに「デッヒー」としてギアファイトの奥義を教えることになるが、ヒデは「ニトロ」を使えない！ 勝やTBが使えるのに自分だけ使えない、ひとり「デッヒー」像の下で思い悩むヒデ。そんなとき、ギア盗賊団が出没！ 少年たちを守るためにヒデは盗賊団にギアファイトを挑むが、首領のナイジジのギアさばきの前に苦戦を強いられる。しかし必死に応援する近藤と斉藤に応えようと、ヒデが力を振りしぼったとき、ウイングラプターXの鼓動が鳴り響いた！

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とある城下町で再会した、勝たちとTB。城に幽霊ギアファイターが現れて夜な夜なギアファイターを襲っていると聞き、勝たちは好奇心で城に向かう。不気味な城の中で、TBはふしぎと懐かしい感覚に襲われる。そこに突然現れたZDは、ここがZDとTBが生まれ育った場所だと明かす。ZDはZETでの過酷な日々で失われた兄弟の時間を取り戻すために、ここにTBを連れてきたのだ。本当の名前と両親が残したパーツを取り戻したZDとTBだが、そこに幽霊ギアファイターが現れた！ 何を企んでいるのかは判らないが、自分たちの家を荒らすヤツを許してはおけない。ZDとTBは思い出のパーツをギアに装着、真の力を取り戻したM（マイティ）ゼロデルタ、そしてS（スーパー）サンダーブレイカーを手に、幽霊ギアファイターの正体を暴くべくギアファイトを挑む！

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勝たちの乗る豪華客船で、アルバイトに励む国府田。優雅なクルージングも彼には関係なし。急な呼び出しで乗客のギアファイトの相手をすることになった国府田だが、呼び出した相手は何と阿久沢由宇！ 彼もまた次なる開催地に向かっていたのだ。ギアファイトの最中に自分をチラリとも見ない由宇に、プライドを傷つけられる国府田。その夜、由宇の激励パーティー会場でチャンピオンシップ公式戦が行われる。その相手に選ばれたファイターは、何と国府田！ リベンジの機会を得た国府田はニトロに目覚めたW（ワイルド）アイアンウルフで由宇に挑むが、そのとき船が揺れて誠がマストに取り残されてしまう。誠の救出に向かう国府田。彼がギアファイトを放棄したと誰もが思った瞬間、W（ワイルド）アイアンウルフは信じられない動きを見せる！

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3年連続世界チャンピオンのタジリ・タヂリ。佐奈間ラボで彼とファイトするチャンスを得た勝は大はしゃぎするが、そこに現われたレオンは「あいつとのファイトは面白くない」と言い出す。勝は意気揚々とファイトに臨むが、結果は勝の完勝。だが、レオンはその結果を初めから分かっていたかのようだった。チャンピオンすら退けるニトロを会得した勝に、自分とファイトすればさらに強くなれると語るレオン。果たして、勝とレオンのファイトがチャンピオンシップで実現した！ 結果は引き分けに終わるが、レオンは勝の成長を称え、決着をつけようとヘビースパイクF（フォース）を取り出して勝に迫る。ニトロを発動して応戦する勝とマッハジャスティスS（ソニック）だが、ニトロの激突で爆発が起こり、必殺技を受けたマッハジャスティスS（ソニック）はバラバラに……。

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粉砕されたマッハジャスティスS（ソニック）を、何とか修理しようとがんばる勝。そのころ、チャンピオンシップではM（マイティ）ゼロデルタで連勝を続けていたZDと、由宇のファイトが行われようとしていた。しかしZDの前に現れた由宇の手には、キングシュバルツN（ネオ）ではない、新たなギアが握られていた。それこそ、金一郎がキングシュバルツN（ネオ）のデータから生み出した究極のギア・キングカイザー！ 由宇が新しいギアを使いこなす前に勝負をかけようと、ZDは激しい攻撃をしかけるが、キングカイザーのポテンシャルはZDの想像をはるかに超えていた。由宇はニトロを発動してZDを破るが、いきなりニトロが暴走して会場を凍りつかせるほどの力を放ち始める。そこにレオンが現われ、ヘビースパイクF（フォース）で暴走を止めようとするが……。

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由宇のニトロを止めようとしたレオンが消えたあとも、由宇は戦うたびに相手のニトロに反応して暴走してしまう。金一郎は由宇とキングカイザーのニトロが危険だと承知しながらも、由宇ならば必ず使いこなして究極のギアファイトを見せてくれると信じていた。その言葉に危機感を感じた銀二郎に、マッハジャスティスS（ソニック）の鼓動を受けて作った新たなクレイモデルを見せる勝。銀二郎は、早速作業に取り掛かる。そしてヒデやTBまでが敗れ、キングカイザーの暴走がすべてを凍りつかせようとしたとき、勝が新生ギアを手にして現れた！ マッハジャスティスS（ソニック）の魂を受け継いだギア、その名はマッハヴィクトリー！ 互いの必殺技が激突したとき、ついにキングカイザーの制御に成功する由宇。そして由宇は勝と公式戦での再戦を誓い、その場を去っていった。

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新生ギア・マッハヴィクトリーを手にした勝は、連勝街道をばく進中。誠はそんな兄の姿を見て、ほんの少しの憧れを感じる。今日もまた異国でのファイトにいそしむ勝の前に、挑戦者が現れた。その名はセルバンテス。何と第1回のチャンピオンシップに出場したことがあるという、老ファイターだ。しかしファイトにはめっぽう弱く、負けてもしつこく戦いを挑んでくるその姿に「呪いの騎士」という異名で呼ばれていた。何度もファイトを挑んでくるセルバンテスに勝たちはウンザリするが、なぜか誠だけは奇妙な親近感を覚える。何とか勝たせてあげたいと、誠はマッハジャスティスS（ソニック）を手にしてセルバンテスにファイトを挑む。ところが、初心者ながらもギアの鼓動を聞いた誠はセルバンテスに勝利。誠の想いを感じたセルバンテスは、満足してついにフィールドを後にした。

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異国をさまよう空腹の国府田は、荒くれ者のクリント一家が支配する荒野の町にたどり着いた。クリント一家にギアファイトを挑もうとするも、ギアがないことに気付いた国府田。森の中で国府田はW（ワイルド）アイアンウルフを見つけるが、W（ワイルド）アイアンウルフは何とアライグマに介抱されていた。アライグマと仲よくニトロを発動するW（ワイルド）アイアンウルフに、少しジェラシーを感じる国府田。そこに、森の伐採にクリント一家が出現。アライグマを守りたいというW（ワイルド）アイアンウルフの気持ちを察し、国府田はギアファイトを挑む。クリント一家の用心棒、ジャンゴのパワフルなギアとの激しい激突！ 愛するアライグマを守るために死力を振り絞り、W（ワイルド）アイアンウルフはファイトに勝利する。森は守られたが、自分たちの居場所がここではないと悟った国府田とW（ワイルド）アイアンウルフは、再び荒野に旅立った。

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チャンピオンシップに出場しているファイターのギアが、次々と奪われる事件が発生。銀二郎は「犯人は地底人だ！」というが……。半信半疑で犯人探しに出たものの、そこでまんまと「地底人」にギアを奪われてしまう勝たち。勝たちは地底人を追いかけ、その正体が行き場をなくして地下に住む子供たちだと知る。そのリーダーのベルという少女とギアファイトをすることになるが、その最中に彼女は兄が世界ランカーのノーフェイス・マクドナルドだと明かす。試合中に消えてしまったことで、手のひらを返したように兄を誹謗した世間とギアファイトをベルは憎んでいたのだ。そしてギアファイトができないように、ギアを奪っていたという。これを聞いた勝は、ベルに明日のチャンピオンシップで勝負しようと提案する。勝の明日の相手は、ノーフェイス・マクドナルドだったのだ。兄の代わりにフィールドに現れたベルは、やがてニトロを覚醒させて兄の声を聞く……。

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由宇に負けて以来、ZDはチャンピオンシップで負けが続いていた。町をさまようZDは、そこでミーナと名乗る少女に出会う。何と彼女の手には、チャンピオンシップ出場者のIDカードの束が。最近世間を騒がせているIDカード泥棒のウワサをZDも聞いていたが、そのことを聞くとミーナにはそんな記憶がないという。ZDが不審に思っていると、いきなり目の前でミーナが変貌。乱暴な言葉遣いになったミーナは、アロラと名乗る。昨年の世界ランカー、アロラ・シャンディは二重人格の少女だったのだ。弱いミーナを守るために生まれた、アロラという人格。アロラは由宇に負けたことにおびえているZDもまた、ミーナと同じだとさげすむ。その言葉に反発して、IDカードを賭けたファイトをアロラに挑むZD。奇しくもZDのチャンピオンシップの次の相手はアロラだった。苦戦しながらも、ギアの鼓動を聞いているかという勝の言葉にZDは己を取り戻す！

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こだま小学校でサイクリング教室が行われることになった。なつみはクラス代表として自転車に乗る事になったが、実は彼女は自転車に乗れなかった！ 川べりで必死に自転車の特訓を続けるなつみ。ちっとも上達しないことに嫌気がさしたとき、なつみの前に国府田が現れた。自転車を華麗に乗りこなす国府田になつみは弟子入り、こうしてふたりの自転車猛特訓が始まった。あまりにも上達しないなつみにあきらめかけるが、そのとき国府田は新たな特訓方法を思いつく。それはなつみにニトロを会得させることで、自転車ともニトロできるのではないかというものだ。半信半疑ながらもギアファイトの特訓を始めたなつみだが、やはり自転車には乗れない。なつみがあきらめかけたそのとき、特訓の事を知ったヒデがコーチの座を賭けて国府田にファイトを挑んできた。その最中、なつみはついに自転車を乗りこなし、スキを見せたヒデを国府田が見事に打ち負かす。

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ワールドチャンピオンシップも各選手残り20戦。出場選手100人のレポートを書くことになったアニーは、優勝戦線を争う選手を中心に過去のギアファイトを思い出す。しかし締め切りは明日の正午、果たしてアニーは100人分のレポートを完成させることができるのか？ マルコとレオンのファイトをネットで検索しつつ、かつて出会った際にレオンにインタビューしなかったことを悔やむアニー。レオンは不戦敗が多く優勝戦線には絡んでいないものの、上位ランカーとのファイトには勝ち続けていた。続いて現在全勝の国府田に注目するアニー。当の本人はアニーにルームサービスを届けたあと、かつて破ったジャンゴの双子の弟・ジェンマにファイトを挑まれていた。いまだに国府田は気付いていないが、これもチャンピオンシップの公式戦だ。ニトロを発動して簡単に勝利する国府田。そして残る勝とタジリの対戦を見届け、ついにアニーはレポートを完成させた。

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かつて勝を打ち負かしたものの、あと1敗で優勝戦線から脱落するところまで追い詰められたマルコ・ロッジオ。マルコは貧しい家族を助けるために、優勝の可能性の少ないチャンピオンシップをあきらめて、次の由宇との試合で八百長負けをしようとしていた。だがこれを知った勝は、マルコほどのファイターが八百長で負けるなんて許せないとギアファイトを挑む勝。ところが八百長試合の理由が家族のためと聞いた勝は、ギアファイトを楽しむことが出来ないマルコの姿にショックを受けてしまう。そしてファイトの当日。マルコの手には、ビアンカから渡されたフロントウェポンが握られていた。勝とギアファイトを思い出したマルコは、わざと負けるよりも悔いのないギアファイトをしようと心に誓う。ビアンカのフロントウェポンを装備し、マルコは本気で由宇に挑む!!

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ついにチャンピオンシップの存在を知った国府田。ここまで無敗の国府田は有頂天になり、一気に優勝を目指す！……つもりが自分の意外な弱点を知った。何と国府田はあがり症だったのだ！ アルバイトで人に見られることには慣れていても、仕事ではないギアファイトで大勢の人間に見られると途端に実力が出せなくなってしまうのだ。勝は、何とか国府田と本気のギアファイトができるように佐奈間にかけあうが、巨大スタジアムで中継しようとしていた佐奈間は困ってしまう。だがその勝の好意に打たれた国府田は、あがり症を克服するために一人特訓を始める。そして、ついにあがり症を克服する方法を見つけた国府田は、勝の待つスタジアムに現れた。国府田の編み出した秘密兵器、その正体は……!?

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ついにTBとZDの兄弟対決が決定するが、TBが試合を辞退すると言い出した。かつてZDはTBを守るためにヒザに大ケガを負い、今までその痛みをこらえてギアファイトを続けてきたというのだ。兄を思うTBの気持ちだったがZDは激怒し、その甘い気持ちを叩きなおすためにTBをフィールドに引っ張り上げた。自分が勝てば今後は無理しないことをZDに約束させてギアファイトに挑んだTBだったが、ZDの怒涛の攻撃の前にあっさりと負けてしまった。試合をやめることが出来なくなったTBは思い悩む。だが勝はそんなTBに「全力で戦わなきゃ、楽しくないぜ！」と笑顔を見せる。全力を出し切って楽しむギアファイトこそ相手と分かり合える方法、それこそ両親の残した「ギア・イズ・ビューティフル」の理想ではないのか!? ZDとも本気で向き合う！ 目覚めたTBは、全力でZDに挑むことを決意する。そして兄弟対決が始まった！

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破竹の連勝を続けて優勝を目指す由宇に、さらなる特訓を課す金一郎。焦りにも似た優勝に対する執念を疑問に思い、由宇は金一郎の過去を問いただすが、金一郎の語る過去は由宇の想像を絶するものだった。数十年前、銀二郎と共に開発したIODを使い、誰よりも先にニトロの境地に達した金一郎。だが時代はIODを受け入れるには早すぎ、金一郎はギアファイト界から追放されてしまう。それ以来ギアファイトをできなくなった金一郎は、ニトロの境地のすばらしさを全世界に伝える夢を由宇に託していたという。これまで単純にギアファイトを楽しんでいただけの由宇は、初めてニトロの壮大な世界を垣間見る。誰よりも高く飛ぶことを宿命づけられた王者……。その巨大な使命を背負った由宇は、これまでにない決意を胸に、レオンの待つフィールドに乗り込んだ。

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勝とZDの注目の一戦が始まったが、勝は目の前にいるZDに違和感を感じる。ZDは必死にならずとも勝ててしまう自分の強さに気づき、ギアファイトに対する情熱を失ってしまっていたのだ。心を空にしたZDが発動したニトロの前に、マッハヴィクトリーの攻撃はマイティゼロデルタをすべてすり抜けてしまう。すべてを捨ててゼロの境地に到達してしまったZDに、勝はギアファイトで熱い思いを届けようとするが……。

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クリスマスを前に勝とTBの対決が決定。だがなつみたちはどちらを応援していいか悩む。その話を偶然にも聞いたTBは、みんなが自分のせいでクリスマスを楽しめないと思いこんでしまった。思い悩むTBはレスプレンドロッソ家に伝わる秘伝書の中にみんなが幸せになる儀式の方法が書かれていることを知り、さっそく儀式に取りかかる。だが、その秘伝書は呪いの書だった！ TBの呪いで次々と倒れていく仲間たち。想いが暴走したTBを止めるために、勝はギアファイトを挑む！

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勝とヒデの公式戦が決定。これまでずっと近くにいたふたりだからこそ、真剣勝負を誓い合う。だが、優勝の可能性を残している勝と全力ファイトができるのか。ヒデは悩む。試合当日、フィールドにヒデの姿はなかった。ヒデは試合を辞退したのか？ 多くの観客が見守る中、非情にも試合の開始時間が訪れ、ついにヒデの不戦敗が宣告されてしまった。だが、勝はヒデが来ることを信じ、じっとフィールドで待ち続ける。そして、ついにヒデが現れた。言葉は要らない。すべてはギアファイトが伝えてくれる。何物にもに縛られない、熱く燃える一瞬を目指して、勝とヒデ、最後の戦いが始まった！

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勝との最後の決戦を控えた由宇だが、金一郎のいう「ニトロの大海原」にまだたどり着けずにいた。焦る由宇は何かの手がかりをつかもうと、吹雪の山の頂上を目指す。その姿を見てついて行くことにした勝だが、何かをつかもうと必死な由宇の邪魔ばかりしてしまう。ニトロの大海原に到達する使命を背負った由宇、そして何も考えていない勝。雪山の頂上で由宇は何を見つけるのか？ そしてニトロの大海原への道は開くのか!?

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由宇がニトロの大海原に消えてしまい、金一郎は喪失感に打ちひしがれる。勝もまた由宇のいない優勝決定戦に物足りなさを感じていたが、勝の目の前で突然マッハヴィクトリーが走り出した。向かった先は阿久沢邸、何とそこにはZET四天王・MU、QT、JCも集まっていた。キングカイザーの鼓動に共鳴したすべてのギアが激突！ 勝と四天王、4台のギアによるバトルロイヤルがスタートした！ 魂を揺さぶるギアファイトを見せつけられた金一郎は、キングカイザーでバトルロイヤルに乱入。5台のギアが入り混じる熱いギアファイトは、由宇をニトロの大海原から呼び戻した。ここに優勝を争う選手が集結。いよいよ、勝、由宇、国府田による優勝決定巴戦が始まる！

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優勝決定巴戦は、勝と国府田の激しいファイトで始まった。しかし、ZET四天王とのバトルロイヤルでダメージを負っているマッハヴィクトリーは苦戦。国府田が有利と思われたが、ギアファイトを楽しむ勝が徐々に押し返していく。勝の勝利かと思われた瞬間、幾度も修羅場を潜り抜けてきた国府田の野性の本能がついに目覚めた！ 一気に形成を逆転し、国府田が第1戦を勝利した。由宇に勝てば優勝となる国府田だったが、ニトロの大海原から帰ってきた由宇の力はすさまじく、国府田は完敗を喫してしまう。そして、勝は傷ついたマッハヴィクトリーで由宇のキングカイザーに挑むことに。国府田をいとも簡単に破った由宇に、果たして対抗するすべはあるのか……？

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優勝決定巴戦第3戦、いよいよ勝と由宇の試合が始まった。由宇の優勝を阻止するように勝を励ますヒデたちだったが、そんなことに勝は興味なし。勝はただ、由宇とのファイトを楽しむだけだ。しかしニトロの大海原に到達した由宇とキングカイザーに、勝とマッハヴィクトリーは圧倒されてしまう。勝負に出るキングカイザー。だが、勝の鼓動を受け、マッハヴィクトリーが渾身の力で風の翼を羽ばたかせる！ どうにか引き分けに持ち込んで再試合に臨んだ勝は、このままずっとギアファイトが続けばいいと思い描く。明日も明後日も、見たこともない相手とずっと戦い続ける夢のような時間……。その勝の思いは世界中のギアファイターに広がっていき、激戦の果てに勝と由宇がニトロの彼方に到達したとき、由宇は敗北を認めた。ギアを誰よりも愛する思いが由宇を上回り、ついに勝は勝利したのだ。だが、まだチャンピオンシップは終わらない。由宇に勝った勝に挑戦するのは国府田だ！ そして勝は国府田に、国府田は由宇に、由宇は勝に……。三日三晩続いたギアファイトの果て、チャンピオンシップを制したのは……！

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