スパドラ！最新ＵＳレポート

米TV界が一年で一番にぎわうシーズン、プレミアウィークが9月25日からスタートした。人気番組の新シーズン及び注目の新番組初回の視聴率を報告しよう。

数字はライブ視聴と同日視聴の合計、視聴率は18－49歳層のみ。米ニールセン社の発表。


【9月25日　月曜日】
「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」がシーズン11を迎えて、視聴率4.1、視聴者数1765万人の好発進だ。視聴率、視聴者数共にプレミアウィーク首位となっただけでなく、昨シーズンの数字をも上回った。お化け番組がさらにパワーアップしそうな新シーズンだ。

続いて放送された「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」の新スピンオフ、「Young Sheldon（原題）」も視聴率3.8、視聴者数1721万人を記録し、幸先の良いスタートを切った。注目度ナンバーワンの新コメディは、早くも当初の13話限定放送から、22話フルシーズン放送へ格上げが決定している。

新ドラマシリーズで今期最高の数字を挙げたのが、「The Good Doctor（原題）」。視聴率2.2、視聴者数1122万人を記録。韓国の同名ドラマが原作で、「Dr. House」のデイヴィッド・ショアが製作総指揮者に名を連ねている。

【9月26日　火曜日】
「NCIS ネイビー犯罪捜査班」が、視聴率1.6、視聴者数1329万人を記録した。シーズン15のベテラン番組は昨年より数字を落としたものの、この日一番の視聴者数を集めて人気は健在。

昨シーズンの大ヒット作「THIS IS US 36歳、これから」は、視聴率は3.9、視聴者数1294万人。今期TVのキーワードの一つ“feel good”（良い気分になれる）ドラマの代名詞的存在だ。

【9月27日　水曜日】
「EMPIRE 成功の代償」は、視聴率2.4、視聴者数705万人。「モダン・ファミリー」の視聴率は２.1、視聴者数は701万人。ブームを築いたかつての勢いは衰えたが、今期もプレミアウィーク視聴率はトップ10入り。18－49歳層の支持をつかんで、これからもシーズンを重ねることになりそうだ。

「クリミナル・マインド」シーズン13の視聴率は1.3、視聴者数700万人。昨シーズン、ロケットスタートした「サバイバー：宿命の大統領」（視聴率1.1、視聴者数550万人）を抜き、同時間帯でトップに立った。

【9月28日　木曜日】
NFLプロアメリカンフットボール中継の裏で視聴率の伸びにくい曜日だが、女性視聴者中心の「グレイズ・アナトミー」には影響なし。初回2時間放送で視聴率2.3、視聴者数807万人と安定の数字でスタート。

話題のリバイバル「Will & Grace（原題）」が、視聴率3.0、視聴者数1019万人で上々の滑り出し。有料動画配信サービスが前シリーズ一挙配信のPRも奏功か、好調を維持したい。

【9月29日　金曜日】
CBSが爽快な犯罪解決ドラマを3本つなぐ。「MACGYVER／マクガイバー」（視聴率0.8、視聴者数664万人）から、「Hawaii Five-0」（視聴率1.0、視聴者数849万人）、「ブルーブラッド 〜NYPD家族の絆〜」（視聴率1.1、視聴者数984万人）まで固定した視聴者をつかんでいる。


＜「tvbythenumbers.zap2it.com」　10月2日付け＞