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スパドラ!最新USレポート Vol.272:米映像ストリーミング有料配信最大手のネットフリックス、最も視聴率の高いコンテンツは「ブラックリスト」と「ワンス・アポン・ア・タイム」

December 25, 2014

BL2_KA02_tate_us250_1225.jpg米映像ストリーミング有料配信サービスの最大手ネットフリックスで、最も多く視聴されている映像コンテンツが、「ブラックリスト」と「ワンス・アポン・ア・タイム」であると、先ごろ米ニューヨークで開催されたUBSグローバルメディア会議にて発表された。

発表によれば、現在ネットフィリックス内で最も人気の映像コンテンツ(シリーズ含む)は「ブラックリスト」と「ワンス・アポン・ア・タイム」で、合計の視聴率は7%になるという。

ネットフリックスの提供する5つの独自のコンテンツには、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 塀の中の彼女たち」など、賞レースの常連や話題となる作品も多いが、実は視聴率には結びついていないという。5つの独自コンテンツの視聴率は全て併せても、わずか6.6%。すでにTVで放送された後に配信される「ブラックリスト」と「ワンス・アポン・ア・タイム」の視聴率に、5つのコンテンツ合計でさえ負けているのだ。

「ブラックリスト」は、ネットフリックスがストリーミング配信権を破格の値段で購入。その巨額な契約が物議をかもしたが、トップ視聴率でその価値は証明されたようだ。また、「ワンス・アポン・ア・タイム」に関しては、現在、米国で放送中のシーズン4で、大ヒットした映画『アナと雪の女王』のキャラクターがフューチャーされていることから、人気が再上昇している。

ネットフリックスは、コンテンツ視聴率等のデータを公式には発表していない。


<「avclub.com」 12月10日記事より>