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スパドラ!最新USレポート Vol.238:「スーパーナチュラル」のジェンセン・アクレス、オレ流監督術を語る ツラいのが最高!

August 13, 2014

supernatural_yr8_155_us250_0813.JPEG今秋から全米ではシーズン10がスタートする「スーパーナチュラル」。ウィンチェスター兄弟のタフガイ兄貴、ディーンを演じるジェンセン・アクレスは、新シーズン第3話のエピソードを監督する。「スーパーナチュラル」で4度目のメガホンとなる“アクレス監督”が、オレ流監督術について語っている。

「基本的に僕はこれでもかってほど監督の準備をする。撮影前は毎晩遅くまで起きて、シーンのリストを作るんだ。僕の場合、(1エピソードにつき)8日間の撮影で、第一日目から8日分のシーンを決めてるからね。ほとんどの監督は、先に2、3日分のシーンを決めて、後は撮影の進度によって、次の日のシーンを決めるぐらいだろう」

豪快な外見からは意外にも、完璧主義のジェンセン。「万が一危篤に陥ったとしても、誰かが僕の撮影バインダーを開けば、『彼はこんなふうに撮りたかったらしいよ』って分かるはずだ」と、その準備万端ぶりをジョーク混じりに説明する。

性格もあるのだろうが、前もって細部まで指示を書いておくのは、自身が主演というマルチタスクの事情ゆえ。指示書をADに手渡した後は、主演として演技に臨まなくてはならない。

「監督業のことは一時忘れて、演技に集中しなきゃいけないからね。昔はその切り替えが難しかったけれど、今はずっと簡単になったよ。なんたって、僕はディーンを9年間も演じているんだからね、性格は染みついている」

それでも監督としてエピソードを全て任される責任、主演として画面の向こうの視聴者に向けての責任と、一人二役は大変な労苦。しかしツラいからこそ、「終わった時は最高にハッピーに感じるんだ!」と、大きなチャレンジを成し遂げた者のみが知る達成感を、ジェンセンは知ってしまった。アクレス監督が5度目のメガホンを執る日もそんなに遠くなさそうだ。

<「comicbookresources.com」 8月8日記事より>