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スパドラ!最新USレポート Vol.45「ファッションショー鑑賞も仕事のうち ブレイク・ライブリーなどトップセレブの"出席料"は?」

October 3, 2012

スパドラ!最新レポート Vol.45(2012/10/3


◆ファッションショー鑑賞も仕事のうち ブレイク・ライブリーなどトップセレブの“出席料”は?

gossip_US200_10.3.jpgミラノ、ニューヨークに続き、パリでは10月3日まで2013年春夏コレクションが開催されている。有名ブランドのファッションショーでは最前列にセレブが座っていることも多くなったが、実は、これがハリウッド・エージェントたちの暗躍による“お仕事”の一つだと、米リウッドリポーター誌が明かしている。

過去25年間、各ブランドが「ノーコメント」としてきた業界事情を明かすのは、ヨーロッパのファッション業界に詳しい、スタイリストのキャメロン・シルバーさん。「(イメージモデルとしての)出席義務がない限り、ブランドは、セレブたちに素敵なミラノやパリのバカンスをプレゼントするという名目でファッションショーに招待してきました。そうでなければ、“出席料”が払われます」。

トップクラスの“出席料”で話題を呼んだのは、2012年秋冬パリコレクションで、カール・ラガーフェルドのショーに姿を見せたリアーナ。97,500ドル(約780万円)が最前列でショー鑑賞及び写真撮影に応じるだけで支払われたという。またアルマーニのショーにも、アン・ハサウェイ、ケイト・ブランシェットなどセレブがよく現れる。彼女たちの広報担当は否定するものの、業界通は間違いなく80,000ドル程度(640万円)の“出席料”が発生していると話す。他には、ビヨンセの“出席料”が最高レベルで100,000ドル(約800万円)、ファッショニスタで知られるブレイク・ライブリーやキム・カーダシアンは50,000ドル(約400万円)だという。

トップセレブが姿を見せるだけで、そのショーの注目度が増すのだから、ブランドにしては“広告費”のようなものだろう。しかし、“出席料”など支払わなくてもセレブから愛されてやまないブランドもある。フランスの老舗ブランド、シャネルだ。キルスティン・ダンストやオドレイ・トトゥら熱烈なファンがファッションショーに自腹で駆けつける。

同誌は、来年のアカデミー賞までさまざまな授賞式が続くこれからの時期、ファッションショーに姿を現したセレブたちが、授賞式でそのブランドのドレスを着ることになるだろうと推測。「かつてはスターの好みでドレスを選んでいたのが、ビジネスとしての選択に変わりつつある」と結んでいる。


<USサイト「hollywoodreporter.com」10月5日記事より>

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