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海外ドラマおすすめコラム vol.117 見た人の心で、海外ドラマはいつまでも輝き続ける。スーパー!ドラマTVの歴史を振り返る(パート3)

6月30日(火)24:00をもって「スーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメ」は放送サービスを終える。
40年弱も続いたこのチャンネルの歴史を振り返る本シリーズもこの3回目で(またコラム自体も)幕を下ろすことになる。あらためて個人的な想いをまとめておきたい。


スーパー!ドラマTV(かつてはスーパーチャンネル)はいくつか大きな功績を残した。
まずはTVで海外ドラマ専門チャンネルが成立し得ると証明したこと。つまり自分以外にも海外ドラマ好きがたくさんいると教えてくれたのだ。
そして一級の海外ドラマをチョイスしてきたのは専門チャンネルならではの目利きだった。本コラムのパート2の通り、スーパー!ドラマTVは旧作から新作まで、充実したラインナップを取り揃え続けた。ここが一番重要だが、只オンエアするだけでなく、各番組の見どころ・魅力を局自体が紹介してくれた。
視聴者も見てきただろう局の公式サイト(実は媒体向けのプレスリリースも)、とにかく力が入っていた。近年、コスパやタイパといった概念が語られるようになったが、ドラマは見て楽しむだけではなく、作品が生まれた背景やメッセージを知ることが大切。見た人の心に残らないならその作品は存在したことにならない。
その点スーパー!ドラマTVは、見た人の心に海外ドラマが残るよう、工夫がたくさんあった。世の趨勢でインターネットでは動画配信サービスが次々と現れたが、わざわざ大金を使って作ったドラマを、ちゃんと紹介・解説する動画配信サービスはないのかと憂うことがある。バズってたくさん再生されたら勝ち、なんて世界は味気ない。


......もうお気づきかと思うが、筆者はこの最終回、思わず"説教じじいモード"に突入してしまった。還暦が近い筆者は半世紀近く歩んだ"海外ドラマ道"を、スーパー!ドラマTVに学んだ"海外ドラマ魂"を胸に今後も突き進みます。いままでどうもありがとう、スーパー!ドラマTV!



【海外ドラマ評論家 池田敏 2026/5/29】


池田敏:海外ドラマ評論家。映画誌「スクリーン」などに寄稿し、TV・ラジオで出演や監修をすることも。著書は「『今』こそ見るべき海外ドラマ」(星海社新書)など。