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海外ドラマ最新レポート Vol.526  「ブラックリスト」監督の元アイドル俳優、ジェームズ・スペイダーとは旧知の仲

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ドラマやコメディのシリーズ作品では、エピソードごとに監督が交代する。多ければ1シーズン22話にもなるシリーズ作品で、一人の監督が全てを手掛けることはほぼ不可能に近いからだ。
 
米NBCの「ブラックリスト」でも、全10シーズン218話を通し、50人以上の監督が関わっている。その中で最も多くのエピソードを監督したのは、アンドリュー・マッカーシー。アンドリューといえば、80年代の青春映画ファンにはおなじみの、かつてのアイドル俳優だ。近年は俳優活動と並行して監督業にも力を入れており、「ゴシップガール」や「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」など数々の人気シリーズでもメガホンをとっている。
監督としても実績十分のアンドリューだが、最も多くの「ブラックリスト」エピソードを手掛けるには、一つの深い縁があった。主演のジェームズ・スペイダーとは旧知の仲だったのだ。ジェームズとアンドリューは、80年代に映画『プリティ・イン・ピンク』『マネキン』『レス・ザン・ゼロ』の3作で共演。熱い青春時代を共に映画スタジオで過ごしていた。とはいえ、ずっと友達だったというわけでもないらしく、共演後はしばらく連絡を取り合っていなかったのだとか。
 
「僕らは1985年に出会い、3本の映画で共演した。それから20年間、連絡は取り合っていなかったけれど、この10年間は彼の作品を頻繁に監督させてもらってる。『ブラックリスト』だよ。(ジェームズとは)長い付き合いだ」(アンドリューのインスタグラムより)
SNSには滅多に登場しないジェームズだが、アンドリューのインスタグラムには笑顔で写真に収まっていることから、やはり二人は気のおけない関係なのだろう。その「ブラックリスト」監督のアンドリューが、最終シーズンでついに画面に登場したという。出演エピソードはシーズン10第20話「Arthur Hudson(原題)」。アンドリューの監督エピソードではなく、俳優として参加したようだ。
アンドリューの登場シーンは短いながらジェームズとの掛け合いもあり、旧知の二人の信頼を感じさせるシーンとなっている。
 
どんな役かは見てのお楽しみ。最終シーズンの「ブラックリスト」は見どころが満載なのだ。
 
 
<「tvline.com」 7月6日>