「スタートレック」ファンに耳よりなお知らせだ。「スタートレック ディスカバリー」を中心に同シリーズで使用された小道具が一般オークションにかけられることになったという。オークションを開催するのは英米でエンターテイメント系のコレクター向けオークションを手がけるプロップハウス社。

 

これまでにも「スタートレック」を始め、『スターウォーズ』『バットマン』など数々の有名エンタメ作品のオークションを手がけたことで知られている。9月に開催が予定されている「スタートレック ディスカバリー」シーズン1＆2オンライン・オークションでは、同シリーズを放送・配信する米CBSなどが衣装や小道具を提供、収益の一部はチャリティに贈られるという。

 

今回のオークションの目玉アイテムは二つ。共にミスター・スポックを演じた故レナード・ニモイのコレクションからの出品だ。一つは映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』で使用された、スポックの尖った耳。特殊メイクを駆使したスポックの耳はハリウッドの歴史に残るアイコンでもある。もう一つは「スタートレック」25周年を記念して製作された、ピンボールマシン。正面にカークとスポックが描かれた豪華なアーケードマシンで、プロップハウス社のサイトで確認する限りほぼ新品の状態を保っているようだ。オークションのスタート価格は前者の耳が2000ドル～、後者のピンボールマシンが8000ドル～に設定されている。レナードは、2015年、慢性閉塞性肺疾患で死去。これらの2アイテムに関して、収益はUCLAの慢性閉塞性肺疾患研究プログラムへ寄付されるという。

 

「スタートレック ディスカバリー」からもファン垂涎のアイテムが並ぶ。プロップハウス社のサイトにはオークションのプレビューがあり、マイケル・バーナムやクリストファー・パイク、フィリッパ・ジョージャウのユニフォームなど、200を超える衣装・小道具の一部を見ることができる。

 

「スタートレック ディスカバリー」シーズン1＆2オンライン・オークションは、米NY時間の9月2日午前11時にスタートし、同16日午後8時にクローズされる。落札した場合、世界中のほぼどの地域に発送することが可能だという。熱烈なトレッキーを自認する方は一度サイトを覗いてみてはいかがだろう。

 

 

＜「collider.com」　8月11日＞