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海外ドラマ最新レポート Vol.153 「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」のリーヴ・シュレイバー、父親としての悩み激白! 我が子に「クールだと思ってもらえない」

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レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」で、どんなトラブルも解決はお任せ、そんな頼りになる男、レイ・ドノヴァンを演じているリーヴ・シュレイバー。同ドラマシリーズの主演、そして映画では『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』、『スポットライト 世紀のスクープ』などに出演するベテラン俳優で、私生活では11年にわたるナオミ・ワッツとの事実婚を解消した後、25歳年下のガールフレンドと交際中。仕事も恋も絶好調、全男性の憧れのような人生を満喫しているのがリーヴなのだ。
 
ところが、そんなリーヴも、ナオミとの間に授かった息子たち、サーシャ君(11歳)とカイ君(10歳)との関係に悩んでいるという。
 
出演したTVのトーク番組で、「我が子にクールと思ってもらえないんだ」と愚痴をこぼす。「この世に、我が子からクールだと思ってもらえる親なんているのだろうか?」と、“トラブルはお任せ男”を演じるリーヴにとっても解消できない悩みを抱えていたのだ。
 
もちろん、やれるだけはやってみた。「5年くらい前だったかなあ、(当時一緒に住んでいた)ナオミに言ったんだ、『子ども向けの仕事を受けたい』って」心を決めたリーヴはエージェントに猛プッシュ。探してきてくれた仕事を見事モノにして、2018年にはアニメ映画『犬ヶ島』、『スパイダーマン:スパイダーバース』の2本に声の出演を果たしている。「アニメ映画をやると決めていたからね。本当に素晴らしい作品に出合うことが出来た。だけどウチの子どもたちときたら、『悪役でしょ』って言うんだよ」
 
せっかく子どもたちに楽しんでもらえる仕事を、と頑張った甲斐もなく、つれない反応。そろそろティーンエイジャーに差し掛かりつつある子どもにとって、アニメ映画では物足りなかったらしい。
 
そんな“父親”リーヴにも挽回の時がきた。2018年にコメディショー「サタデー・ナイト・ライブ」のホストを務めた時のこと、偶然にもリル・ウェインがその日の音楽ゲストだった。リル・ウェインといえば、全身タトゥーがトレードマークのチョイ悪ラッパー。クールの権化のような存在である。
 
リーヴと一緒にスタジオを訪れていたサーシャ君、リル・ウェインの来場を知り、父親に仲介を頼んだ。畑違いのラッパーに声をかけるのはリーヴにとっても容易ではなかったはずだが、なんとかサーシャ君とリル・ウェインとの2ショット写真にこぎつけた。サーシャ君が高揚した表情で写真に収まったことは言うまでもない。その写真を自身のインスタに投稿したリーヴ。「今まで会った中で、とっても優しかった人の一人」とリル・ウェインの紳士的な対応に感謝のコメントを添えている。わずかな時間ではあったが、父親としてのクールを取り戻すことができた。
 
それでも、「ティーンエイジャーになんて、ならなきゃいいのに」と心の声が口に出る。全男性の憧れを手にしたリーヴとて、我が子の成長がちょっぴり寂しいのだ。
 
 
<「people.com」 1月9日>