ニュース

海外ドラマ最新レポート Vol.107 「THE CROSSING/未来からの漂流者」のスティーヴ・ザーン、20年以上前のあのチョイ出演が代表作?

Report_CROSSING_Zahn.jpg
米ABCのSFミステリードラマ「THE CROSSING/未来からの漂流者」で主役のジュード・エリス保安官を演じているスティーヴ・ザーン。1994年に映画『リアリティ・バイツ』でブレイクして以降、一線で活躍する人気俳優だ。
 
すでに30年近いキャリアを持つベテランのスティーヴ、主に脇で印象的な役をこなしてきた。数えきれないほどの作品に出演しているが、意外にも代表作は24年前にチョイ出演したあの大人気シットコムだと、米エンタメサイトで明かしている。
そのシットコムとは、ご存知「フレンズ」(1994~2004年)。ジェニファー・アニストン、マシュー・ペリーらが主演、シリーズ後半には主演6人の出演料が1エピソードあたり100万ドル(約1億1200万円)となった伝説的シットコムだ。
 
この「フレンズ」に登場したスティーヴだが、決して主演していたわけでもレギュラー出演していたわけでもない。実はたった2エピソードに登場したのみだった。
そのチョイ出演時の役は、主役の一人フィービー(リサ・クドロー)の夫ダンカン役。夫と言っても、フィービーとは米永住権を取るための偽装結婚。ゲイだったはずなのに、なぜか他の女性を好きになってしまい、フィービーに離婚を申し出る外国人フィギュアスケーターの役だ。
 
コメディ調の演技が得意なスティーヴに、完全にハマった役ではあったが、あの「フレンズ」だけに出演プレッシャーは半端なかったらしい。
 
「緊張したよ、シットコムって大変なんだからね! すごく難しいんだ。(スタジオの撮影で)目の前に観客がいて舞台で芝居してるようなものだから。いや、違う、舞台よりずっと大変だった!」と、スティーヴ。
 
登場したのは、シーズン2第4話「フィービーが電撃結婚!?」。「フレンズ」の人気がうなぎのぼりだった頃のこと。
 
「皆見てた番組だからね。あの頃、毎回4,000万人くらいは見てたと思う」と、スティーヴは当時の人気を振り返る。
 
1995年放送時の爆発的人気はもちろん、あれから20年以上経っても「フレンズ」の浸透度は別格だ。世界でも放送されたことのない国を探すのが難しいくらいだろう。
だからなのか、スティーヴは世界中どこに行っても「あっ、『フレンズ』の人だ」と、今も顔を指されてしまうのだとか。スティーヴによれば、撮影日数はわずか4日間。短くても、運命を変えた4日間となったことは間違いなさそうだ。
 
 
<「ew.com」 1月23日>