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海外ドラマ最新レポート Vol.66 「サバイバー: 宿命の大統領」のキーファー・サザーランド、双子に生まれて良かったァ

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大型政治サスペンス・ドラマシリーズ「サバイバー: 宿命の大統領」主演のキーファー・サザーランド(「24」)が、めったに語ることのない自身の双子の妹について、米サイトのインタビューに答えている。
 
キーファーの双子の妹はレイチェル・サザーランドさん。キーファーに遅れることわずか数分で生まれた妹は、子供時代、いつも兄の左隣にいた。双子の兄と妹は、切っても切り離せない、そんな関係だったという。
双子に生まれた経験からキーファーは、「仲間を持つことの大切さを教えてもらった」と語る。
 
「僕は何かするたびに、すぐ左側を向いて(レイチェルさんに)教えていたもんだよ。僕に最初の子供ができたとき、母に『二人いっぺんに育てたなんて信じられない』と話したら、母は『平気だった。あなたたちが2歳になる頃にはお互いが世話を焼き合っていたから』って」
 
「まるで双子を生んで儲けものだったみたいに言ってたなあ」とキーファー。母がこの話をするたび、当時を思い出すのか、今も笑ってしまうという。
 
キーファーがスーパースターになった一方で、レイチェルさんは、現在、母国カナダでTVのプロダクション・マネージャーとして働いている。立場には大きな違いがあるものの、「妹と僕は大親友なんだ」(キーファー)と、今も心のどこかがつながっているような仲らしい。
 
しかし、そんな双子の妹とも分かちあえないかもしれないことが一つ。それは痛みの問題。「24」では、考え着く限りのアクションに挑戦したキーファー。ほぼ完ぺきな下準備にもかかわらず、しばしば骨折を経験したという。
 
「足首、手首、ひじ、肋骨、鎖骨、ひざ…。だけど一番痛かったのは、小指の骨折だったね。爆破シーンの撮影で、僕の周りで次々に爆破が始まり、少しだけ決められた位置に動くのが遅くなってしまった。そこでぶつけたのさ。女々しく聞こえるかもしれないけれど、涙が出てきたのを覚えている」
 
双子の妹との深すぎる関係と小指で涙の思い出。タフガイが時に見せる人間臭さがキーファーの魅力でもある。完全無欠の「24」から、「サバイバー: 宿命の大統領」では、また違った人間キーファーを見せてくれるに違いない。
 
 
<「theguardian.com」 7月14日>