世にも不思議な出来事

各話あらすじ

第1話「コンクリートの柩」／THE CONCRETE CAPTAIN

結婚10週年を迎えたエドとケイトは記念の旅行に出かける。そして不思議な力にひかれて海辺の寂しいホテルに泊まることに。ホテルに近い崖の上には、棒のようなものが突き刺さったコンクリートの塊があった。これは百年前、嵐のために座礁した船から脱出したものの、岩に叩きつけられ体を岩に挟まれて身動きできなくなって死んだ船長の墓だった。

脚本：ジミー・サングスター（脚本）、エリザベス・ウォルター（原案）
監督：リチャード・ドナー

第2話「殺しを呼ぶ悪夢」／AT THE CRADLE FOOT

弁護士のポールは妻のカレンとは別居中。5才になる一人娘のエミリーは半年毎に父親の家と母親の家を行ったり来たりしていた。ある日ポールは夢を見た。成長したエミリーが回転木馬に乗っている時、見知らぬ若い男に射殺される夢だ。5年前、夢で警告されたのに何もせず、事故でみすみす父親を亡くしてしまったと思い込んでいるポールは、カレンが止めるのも聞かず、ワイオミングの田舎町へ行く。

脚本：アンソニー・ローレンス
監督：ドン・マクドゥガル

第3話「死界からの電話」／BAD CONNECTION

バーバラの夫マイクは航空兵だったが、1年前に飛行機が墜落、海上を何日か小船で漂流したのち死亡した。そして今、バーバラはキースと愛し合っており、来週中に結婚することになっていた。そのバーバラの勤めるオフィスへある日突然気味の悪い電話が。それからはオフィスだけでなく彼女のアパートへも「死が近付いている」という脅迫電話が、昼夜の別なくかかってくるようになり･･････。

脚本：ジョン・マクグリーヴィ
監督：ウォルター・ドニガー

第4話「地下室の井戸」／THE SUMMER HOUSE

アンディの妻マーサは夏を迎えて、夫に先立ち別荘に移り住んだ。彼女は日頃から夫アンディに強い不満と憎しみを抱いていた。夫は仕事を口実に毎日のように帰宅が遅いうえに、自分を構ってくれない。もしや、あの人には女が出来たのではないか。マーサの潜在意識の中では、いつもその言葉が自分自身にささやかれていた。

脚本：シーレッグ・レスター
監督：レオ・ペン

第5話「二人のロバート」／ALTER-EGO

足を怪我したロバート少年は、ギブスをはめたまま毎日ベッドですごしていた。退屈をまぎらわすため、チェスの相手をしてくれる人が欲しいと思っていると、突然自分にそっくりの“もう一人のロバート”が出現する。しかしこの“分身”は実は悪の世界からやってきた冷酷な少年だった。

脚本：スタンリー・エリン（原案）、D・C・フォンタナ（脚本）
監督：デヴィッド・ローウェル・リッチ

第6話「双児の霊魂」／HALF A DEATH

ポーラは娘エリスが熱病にかかった際、見殺しにしてしまった。エリスと一卵性双生児のクリスが外国から帰って来たが、母ポーラはそのことを秘密にしていた。クリスが帰国して以来、エリスの亡霊が何度となくクリスの前に現われ、名前を呼んだ。クリスは悩んだ挙句、近所の青年イーサンに相談することに。そして2人は霊媒者ベアトリスの力を借り、死者エリスを呼んで、現われる理由を聞くことにする。

脚本：ヘンリー・スレッサー
監督：レス・マーティンソン

第7話「悪魔のくれたお人形」／HOUSE OF EVIL

おじいちゃんは娘ローラをお産の時に死なせてしまった、かつての娘婿トムを恨んでおり、孫娘ジュディを使って復讐を企てる。おじいちゃんには不思議な才能があり、耳の不自由なジュディにも彼が心で喋っている言葉が聞きとれるのである。おじいちゃんはジュディにトムの家そっくりの人形の家を与え、家族全員の人形を作ってやる。そしてその人形を動かさせて……。

脚本：ロバート・ブロック
監督：ダリル・デューク

第8話「闇夜に吠えろ！」／CRY OF THE CAT

ロデオの名人ダンは妻のマリアとは2週間前に結婚したばかりで新婚ホヤホヤ。ある日ロデオで、ダンが白い牛にはね落とされるという事故が起こる。幸いかすり傷で済んだが、その牛を見るマリアの目付きは異様だった。そしてその夜、囲いの中にいた白い牛が襲われた。人々はピューマの仕業と断定し、山狩りを始める。するとかつてダンの恋人であり、今もまだダンを愛しているシーラが襲われた。

脚本：ウィリアム・バスト
監督：アーノルド・レイヴェン

第9話「吸血鬼のエレジー」／ELEGY FOR A VAMPIRE

大学近くの墓地で夜間に通行中の女子学生が次々に殺された。被害者はいずれも喉を咬み切られていることから、大学の守衛長ヒューストンは吸血鬼の仕業だと判断。ところが警察がヒューストンの過去を調べた結果、女子学生を襲ったことを突きとめ、彼が自分で犯行を重ねながら吸血鬼のせいにしていると推理する。

脚本：エリザベス・ウォルター（原案)、マーク・ウェインガート（脚本）
監督：ドン・マクドゥガル

第10話「サディストの館」／TOUCH OF MADNESS

病院で死んだ母をもつジェネットは、母親が生きていた時に深い愛着をもっていた屋敷へ行く。そこには叔父と叔母がひっそり暮らしていたが、屋敷は荒れ放題で市の衛生局からは立退き命令を受けていた。この屋敷に来てからというもの、ジェネットは不思議な光景を見るようになり･･････。

脚本：ハルステッド・ウェルズ
監督：ロバート・デイ

第11話「怪！名犬の罠」／CREATURES OF THE CANYON

キャロルの夫フランクが心臓発作で死んだ。その葬式の日から、キャロルは隣人マンディの犬アダムにつけ狙われているような感じを抱くように。アダムはフランクの飼犬だったのだが、キャロルの愛玩犬チャーリーの遊び相手には大きすぎるとして、キャロルがすすめてマンディ家へやったのだった。夜目覚めたキャロルが外を見ると、ガラス越しにアダムが襲い掛かってきて……。

脚本：デル・ライズマン
監督：ウォルター・ドニガー

第12話「死霊のホテル」／TIME OF TERROR

久し振りに休暇をとった夫とともに旅行に出たエレン・アレキサンダーが、朝ホテルの自室で目を覚ますと、夫がいなくなっていた。呼び出しをかけても夫からの連絡はない。しかも夫の荷物はボーイが運び出している。フロントで聞くと夫はチェックアウトしたという。その内彼女はあることに気付いた。カジノで番号を呼ばれた人が次々と別室へ消えて行くのだ。

脚本：ジミー・サングスター（脚本）、エリザベス・ウォルター（原案）
監督：ロバート・デイ

第13話「面型スズメの影」／DEATH'S HEAD

美貌の妻キャロルは、夫スティーブが昆虫の趣味にとり憑かれて退屈な毎日を送っていた。スティーブは弁護士でパートナーのラリーと一緒に法律事務所を開業していた。ラリーはしばしば、スティーブの家に訪ねてきていたことから、妻キャロルはいつしかラリーが好きになっていた。しかしラリーはスティーブとは親友の間柄でもあり、そんな関係になることを極度に避けようとしていた。

脚本：リック・ブラム
監督：ジェームズ・ネイルソン

第14話「木馬の復讐」／DARK VENGEANCE

工事現場からフランクが不思議な箱を拾ってくる。その日から妻のシンディは不思議な馬の悪夢に悩まされるようになる。完全に密封してあり、なかなか開かない箱をやっと開けてみると、シンディの夢に出て来たのとそっくりな馬。シンディはおびえ何度も処分しようとするが、おもちゃの馬はだんだん大きくなり、本物のように動きまわり･･････。

脚本：ピーター・L・ディクソン
監督：ハーシェル・ドゥハティ

第15話「人を呑み込む家」／EARTH, AIR, FIRE AND WATER

ある町に貸し倉庫があった。いろいろな人が借りに来ては商売をしていたが、いつしか姿を消して行った。町の人々は呪いがかかっていると噂をしていた。ある日、美術工芸品を作っては売るグループが倉庫を借りた。彼らは倉庫の奥から、ガラスの美しい入れ物を探し出した。仕事を続けるうちに誰もが作品の虜になったかのように夢中になって行き、それが完成するといつしか姿を消すようになり･･････。

脚本：D・C・フォンタナ（原案&脚本）、ハーラン・エリスン（原案）
監督：アレックス・シンガー

第16話「上の部屋の秘密」／DOORWAY TO DEATH

都会の真ん中のアパートに引越してきたロバートとジェインは上の部屋のおじさんと仲良くなる。おじさんはいつも雪の降る庭でまきを割っていたのだが、奥さんに死なれて寂しいので彼らの姉のペギーと会いたいという。ところがペギーが上に行っても部屋は空家だった。

脚本：ジミー・サングスター
監督：ダリル・デューク

第17話「消えた女の謎」／LEGION OF DEMONS

ベスは同じ田舎町出身のジャネットのすすめで彼女と同じ大都会の会社に就職し、アパートも彼女と同室という生活を送っていた。ある夜、ジャネットがオフィスの仲間とベスをパーティに誘うが、内気なベスは断って先に帰る。ところが翌朝目覚めてみるとジャネットがいない。帰って来た形跡がないのだ。オフィスにも出ておらず、ベスはジャネットが出てくるまで手伝って欲しいと頼まれ、ジャネットの所属する部屋へ行く。

脚本：アンソニー・ローレンス
監督：ポール・スタンレー

第18話「死者が夜来る」／GRAVEYARD SHIFT

かつて怪奇映画の俳優をしていたフレッドは撮影中に足を痛め、それ以来、社長の好意でスタジオのガードマンをやっていた。そのスタジオも時代の流れに逆らえず今は閉鎖中、2週間後に取り壊すことになっている。ところが、フレッドと妻リンダの身近に不思議なことが次々と起こりはじめる。

脚本：マン・ルービン
監督：ドン・マクドゥガル

第19話「死者の復讐」／SPARE PARTS

移植手術に関しては世界的な名医と言われたフィリップが事故で死んだ。後継者スティーブンはフィリップの遺言通り、葬式の夜に遺体を利用して3人の患者に移植手術を行った。目の不自由なペニー、両手を失ったチャック、声帯を痛めたモレッティに、フィリップの目、両手、声帯をそれぞれ移植したのだ。翌日の夜、3人はまだ安静にしてなければならない体なのに、回診に来たスティーブンに襲いかかり･･････。

脚本：シーレッグ・レスター（原案＆脚本）、ポール・メイソン（原案）、ジミー・サングスター（脚本）
監督：チャールズ・デュビン

第20話「迷える亡霊」／THE GHOST OF POTTER'S FIELD

強盗犯フェローは仲間同士の争いから頭を割られ海に捨てられた。警察は彼の死体を引き揚げ、身許不明人として無縁墓地に埋葬。犯人をこの世に残して死んだフェローは、死んでも永遠の眠りにつけず往生できない。彼は亡霊として再びこの世に足を踏み入れる。そこまではよかったが、頭を割られて死んだために記憶力がなかった。生前の姿を忘れてしまったフェローの霊魂は、前世の誰かの身に入り込むしかなく･･････。

脚本：ビル・S・バリンジャー
監督：ドン・マクドゥガル

第21話「二つの顔の殺人鬼」／THE PHANTOM OF HERALD SQUARE

ある公園で若い娘が老人に殺されるという事件が起こる。この老人ジェームスは若返りたいばかりに老人学研究所のマチュースと“若さを貰うかわりに人間の魂を集める”という不思議な契約をしていた。この契約のおかげで彼は、夜は老人だが日が昇ると若者に生まれ変わることができた。だが常に若い娘と付き合わなければ命を保つことができないため、ジェームスは次から次へと、若い娘を犠牲にして生きなければならず･･････。

脚本：エド・デブラシオ（原案）、シーレッグ・レスター（原案＆脚本）、ジミー・サングスター（脚本）
監督：ジェームズ・H・ブラウン