プロディガル・サン 殺人鬼の系譜シーズン2

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殺人鬼の心の中に潜入せよ!!
「ウォーキング・デッド」のトム・ペイン&「グッド・オーメンズ」や「グッド・ファイト」のマイケル・シーン豪華共演に、キャサリン・ゼタ=ジョーンズが華を添える、「メンタリスト」×「羊たちの沈黙」ともいうべき一話完結ミステリーのシーズン2をチャンネル初放送!!

シーズン2 見どころ

同郷のマイケル・シーンとキャサリン・ゼタ=ジョーンズの掛け合いにご注目!!

刑務所からクレアモント精神科病院に戻ってきたマーティン。そんなマーティンを待ち受けていたのはルームメイトだけではない。それは、第7話から登場する、クレアモント精神科病院の医師ビビアン・キャプショーだ。ビビアンを演じるのは、かのキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。映画『シカゴ』でアカデミー賞最優秀助演女優賞に輝き、ミュージカル「リトル・ナイト・ミュージック」でトニー賞最優秀主演女優賞に輝いた大女優だ。テレビシリーズ「フュード/確執 ベティ vs ジョーン」でオリヴィア・デ・ハヴィランドを演じて以来のテレビ出演となる。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズは本作をシーズン1から見ていたと言う。なぜなら、マイケル・シーンが出演していたからだ。マイケル・シーンとキャサリン・ゼタ=ジョーンズはともにウェールズ出身。それどころか、小さな小さな町であるホームタウンまで一緒というから驚きだ。キャサリン・ゼタ=ジョーンズが死ぬまでにやり遂げたいことのリストの1つに、マイケル・シーンとの共演があったと言う。そんな彼女は本作のプロデューサー陣に話を持ちかけ、晴れて共演が実現した。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズが演技をする上で惹かれる要素。それは、家族が持つダークな一面、言ってみれば機能不全の部分だそうだ。『ゴッドファーザー』、「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」、「ブレイキング・バッド」など、歴史的に見て、素晴らしいドラマは家族のストーリーから誕生してきた。彼女が思うに、それは私たち全員が共感できるからだと言う。どんなに機能不全であっても、家族は家族。そこに私たち全員が共感できる要素があるのだ。
出演した全7話にわたって、しかも精神科病院内という限られた緊密な空間内でマイケル・シーンと共演したキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。共演を振り返った彼女は、それまでマイケル・シーンと実際に会ったことはなかったが、自身の直感は正しかったと語っている。ホームタウンが一緒ということだけではなく、演技のケミストリーも抜群だったようだ。お互いが生み出す僅かなニュアンスまでも、すべて汲み取り合うことができたと振り返っている。2人が演じる“普通”ではないキャラクターたちの掛け合いと驚きの展開、そして“バタースコッチキャンディー”に注目だ。
今シーズンは、「グッド・ワイフ」、「インスティンクト -異常犯罪捜査-」のアラン・カミングもゲスト出演している。こちらも、マルコムとエインズリーを窮地に陥れ兼ねない重要なキャラクターとして登場するので、ぜひ注目したい。

ストーリー

プロファイラーのマルコム・ブライトは、殺人犯の思考や心理を知り尽くしている。というのも、彼の父親は20人以上の命を奪った残忍なシリアルキラー“外科医”なのだ。そんなマルコムが顧問として加わったのは、ギル・アローヨ警部補率いるニューヨーク市警の捜査チーム。男勝りで強気なダニ・パウエル刑事、変わり者のイドリサ・タナカ検視官、疑り深いJT・ターメル刑事という個性豊かな面々に囲まれている。だがマルコムがここぞという時に助言を求めるのは、不器用ながらも息子を愛する父マーティン・ウィットリーだ。凶悪な殺人犯たちを追跡する一方で、マルコムは自身が抱える心の闇に翻弄される。そのうえ、慈善家の母親ジェシカ・ウィットリーには私生活について口出しされる始末だ。幸いにも、至って普通の妹エインズリー・ウィットリーはマルコムの良き理解者である。言っておくが、マルコムは決してシリアルキラーではない。単に、シリアルキラーのもとで育ったというだけだ。

昨シーズンのフィナーレで起きた、妹エインズリーによるショッキングな出来事。これにより、マルコムの私生活は混乱を極めていた。マルコムは、妹の“世話”をしなければならない上に、再び家族を引き裂き兼ねない秘密から母ジェシカを守らなければならないのだ。自分自身の気を紛らわすため、新しい事件に携わるマルコム。それは、最近街を騒がせている首切り殺人事件だった。しかし、またもや事件解決には父マーティンの手助けが必要になる。一方のマーティンは、刑務所からクレアモント精神科病院に戻れることになるが、今回はルームメイトと同室になる。

各話あらすじ

放送時間

キャスト

マルコム・ブライト/Malcolm Bright (声:武藤正史)

殺人犯の思考や心理を知り尽くしている優秀プロファイラー。犯罪心理学者として随一の才能を持つ理由、それは1990年代に20人以上の命を奪った残忍なシリアルキラー“外科医”を父親に持つため。マルコムはその普通でない能力を、殺人鬼を阻止し犯罪を解決するために使っている。しかし、父親との悪夢のような過去を完全に払拭できているわけではなく、毎日のようにPTSDに悩まされ続けている。FBIに所属していたが、FBIや地元警察の考えに同意できないことも多々あり、最終的には辞職を迫られることに。ちょうどその時、幼いころから付き合いがあり信頼できる指導者ギル・アローヨ警部補に誘われ、ニューヨーク市警に顧問として加わった。昨シーズンでは無実の罪に問われそうになり、自らの潔白を証明するために勝手に捜査に乗り出すが、再び家族を引き裂くような出来事に繋がってしまう。

トム・ペイン Tom Payne

1982年12月21日、イギリス、ロンドン北東のチェルムスフォード生まれ。ロンドン大学のカレッジの1つであり、著名な俳優を輩出している演劇学校セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマを2005年に卒業。直近では、ヒットシリーズ「ウォーキング・デッド」でポール・“ジーザス”・ロビアを演じたことが記憶に新しい。コミックでも人気だったキャラクターを、シーズン6中盤からシーズン9まで演じた。マイケル・マン、デヴィッド・ミルチ製作のHBOシリーズ「Luck(原題)」でダスティン・ホフマンと共演したこともある。映画デビューは『ペティグルーさんの運命の1日』で、エイミー・アダムスやフランシス・マクドーマンドと共演。『千年医師物語 ~ペルシアの彼方へ~』では主役を務めた。

マーティン・ウィットリー/Martin Whitly (声:高木渉)

マルコムの父親。知性があり、お金持ちで、カリスマ的な外科医だったが、1990年代に20人以上の人々を連続殺害し、最後は自宅に隠していた被害者を幼いマルコムが見つけて警察に通報し、逮捕に至った。世間ではシリアルキラー“外科医”と呼ばれており、今も精神科病院に収監されている。マルコムのことを心から愛しており、マルコムは父親逮捕後も大学卒業まで定期的に面会に訪れていた。FBI就職と同時にマルコムは面会に来なくなってしまったが、ニューヨーク市警で取り扱う初めての事件がシリアルキラー“外科医”の模倣犯であることから、マルコムが10年ぶりに面会に訪れて歓喜する。その後もマルコムとの不定期な面会は続くが、ある事件でハメられてしまい、精神科病院から刑務所へ移送されてしまう。

マイケル・シーン Michael Sheen

1969年2月5日、イギリスのウェールズ生まれ。舞台と映画の両方で成功を収めている。舞台では、ロンドンのドンマー・ウエアハウスでの「カリギュラ」や「フロスト×ニクソン」、ヤング・ヴィク・シアターでの「ハムレット」などで数々の賞を受賞。ブロードウェイで上演された「アマデウス」のモーツァルト好演により、アメリカでも注目されるようになった。映画では、アカデミー賞ノミネート作品『クィーン』『フロスト×ニクソン』『ミッドナイト・イン・パリ』の3本に出演し、数々の賞を受賞。その他にも出演作は多数だが、『トワイライト・サーガ』フランチャイズの吸血鬼役や『アンダーワールド』フランチャイズの狼男役が印象的だろう。テレビでは、「マスターズ・オブ・セックス」でゴールデン・グローブ賞主演男優賞にノミネート、「グッド・オーメンズ」や「ステージド 俺たちの舞台、ステイホーム! 」での主役も記憶に新しい。

ギル・アローヨ/Gil Arroyo (声:てらそままさき)

ニューヨーク市警の警部補。幼いマルコムが自宅に隠されていた被害者のことを通報して、駆けつけたのがギルだった。マーティンはギルを自宅に招き入れて毒入りのお茶で殺害しようとするが、幼いマルコムがそれをギルにこっそり教え、マルコムのおかげで命拾いした。マルコムとはそれ以来の仲で、マルコムの信頼できる指導者でもある。FBI辞職に追いこまれたマルコムを、ニューヨーク市警に顧問として迎え入れた。長い間、マルコムの母ジェシカに恋心を抱いている。

ルー・ダイアモンド・フィリップス Lou Diamond Phillips

1962年2月17日、フィリピンの米海軍基地生まれ。米テキサス州で育ち、テキサス州立大学で演劇の学位を取得。テレビでは、「特捜刑事マイアミ・バイス」のゲスト出演で注目を浴び、これまでにAmazonシリーズ「弁護士ビリー・マクブライド」や「ブルーブラッド」「ブルックリン・ナイン-ナイン」など、実に多くの作品に出演している。また、「The Crossroads of History(原題)」でエミー賞短編シリーズ部門主演男優賞、Amazonシリーズ「Conversations in L.A.(原題)」でゲスト男優賞にノミネートされた。さらに、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」や「エージェント・オブ・シールド」では監督を務めた。映画では、『落ちこぼれの天使たち』でゴールデン・グローブ賞助演男優賞にノミネートされ、『ラ★バンバ 』の主役で広く人気を得た。

ジェシカ・ウィットリー/Jessica Whitly (声:加藤有生子)

マルコムの母親。上品な慈善家だが、人を操るのが得意で皮肉も多く、マルコムの私生活すべてにおいて口出しをせずにはいられない。マルコムが父親への面会をやめたことを嬉しく思うが、FBIで殺人事件解決に関わっていることは良く思っていなかった。FBIを辞職したマルコムにしばらくは殺人事件に関わらないよう言うが、マルコムが今度はニューヨーク市警で殺人事件解決に携わり、さらには父親にも面会したことを知って憤る。昨シーズン、ある友人の男性と付き合うことになるが、そこから思わぬ事態へと展開してしまう。

ベラミー・ヤング Bellamy Young

1970年2月19日、米ノースカロライナ州アシュビル生まれ。エール大学を英語と演劇研究の二重学位で卒業し、イギリスのオックスフォード大学の修了証書も取得している。直近では、ションダ・ライムズ製作のピーボディ受賞シリーズ「スキャンダル 託された秘密」でメリー・グラント大統領夫人(後の大統領)を演じ、複数の賞を受賞。その他にも「クリミナル・マインド」「ダーティ・セクシー・マネー」「CSI:マイアミ」「scrubs ~恋のお騒がせ病棟」など、多くの作品に出演している。映画では、『リンクル・イン・タイム』『M:i:III』『ワンス・アンド・フォーエバー2002』などに出演し、テレビ映画『The Night Stalker(原題)』でルー・ダイアモンド・フィリップスと共演したことがある。舞台経験も豊富で、歌手やアクティビストとしても活動している。

エインズリー・ウィットリー/Ainsley Whitly (声:森なな子)

マルコムの妹で、マルコムにとって一番の協力者。テレビ・ジャーナリスト。父親が連続殺害に手を染めていた当時はまだ物心ついていなかったため、事件や父親のことをあまりよく覚えていない。おかげで、マルコムがうっとうしいと思うほどに至って普通の人間に育った。母親と同じく、マルコムが殺人事件から離れて普通の人生を送ることを願っている。ところが、普通の人間に育ったはずが、あるショッキングな出来事を起こしてしまう。

ハルストン・セイジ Halston Sage

1993年5月10日、米カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。セス・マクファーレン製作のSFアドベンチャーシリーズ「宇宙探査艦オーヴィル」への出演が記憶に新しい。映画では、Netflix配信映画『ラスト・サマー ~この夏の先に~』や『X-MEN:ダーク・フェニックス』に出演。米業界誌Varietyの今後注目すべきスタートップ10に選ばれたことがある。騎手として8年の経験を持ち、受賞歴もある。

ダニ・パウエル/Dani Powell (声:品田美穂)

ギル率いるニューヨーク市警の捜査チームに所属する刑事。男勝りで強気で、何事にも真剣。マルコムのプロファイリングの様子を初めて目にした時、殺人鬼の視点から事件を見通すマルコムを見て感銘を受ける。

オーロラ・ペリノー Aurora Perrineau

1994年9月23日、米ニューヨーク州生まれ。テレビでは、エヴァ・デュヴァネイ製作のNetflixトゥルークライムシリーズ「ボクらを見る目」、Huluシリーズ「Into the Dark(原題)」や「プリティ・リトル・ライアーズ」などに出演したことがある。映画では、『ジェム&ホログラムス』でオーブリー・ピープルズ、ヘイリー・キヨコ、ステファニー・スコットらと共演。ドレイク・ドレマス監督のSFロマンスドラマ『ロスト・エモーション』にも出演している。

JT・ターメル/JT Tarmel (声:安齋龍太)

ギル率いるニューヨーク市警の捜査チームに所属する刑事。生粋のニューヨーカー。疑り深い性格で、最初からあまりマルコムのことを好いてなく、マルコム自身がサイコパスなのではないかと疑っている。

フランク・ハーツ Frank Harts

1979年5月30日、米イリノイ州生まれ。ジュリアード音楽院で演劇を学ぶためにニューヨークへ移り住み、在学中にラウル・ジュリア賞を受賞。2004年、ロレイン・ハンズベリー原作の「レーズン・イン・ザ・サン」でブロードウェイデビューを果たす。テレビの出演作は、「LEFTOVERS/残された世界」「ビリオンズ」「THE PATH/ザ・パス」「マスター・オブ・ゼロ」「BULL/ブル 法廷を操る男」など。映画では、ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』でアダム・ドライヴァーと、ジェイソン・ベイトマン監督の『ファング一家の奇想天外な秘密』でニコール・キッドマンと共演した。

イドリサ・タナカ/Edrisa Tanaka (声:榊原奈緒子)

ニューヨーク市警の検視官。変わり者だが、裏表がなくて優しい。マルコムに心ときめいており、そのことを同僚にからかわれたりするが、気にも止めていない。

ケイコ・アゲナ Keiko Agena

1973年米ハワイ州ホノルル生まれ。27歳にして「ギルモア・ガールズ」でティーンエイジャーのレーン役を演じ始め、複数の賞にノミネートされた。その他にも「13の理由」「ベター・コール・ソウル」「ダーティ・ジョン -秘密と嘘-」などに出演。ロサンゼルスで複数の即興チームと活動しており、共同プロデューサーを務めるヒットUCBスケッチコメディーショー「Asian AF(原題)」は、ロサンゼルスとニューヨークの両方で毎月ソールドアウトが続いている。

作品基本情報

原題:Prodigal Son Season 2
データ:今回シーズン2・2021年/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/シーズン2・全13話/HD作品
製作総指揮:グレッグ・バーランティ、サラ・シェクター、サム・スクレイバー、クリス・フェダック
出演:トム・ペイン、マイケル・シーン、ルー・ダイアモンド・フィリップス、ベラミー・ヤング、ハルストン・セイジ
日本語吹き替え:武藤正史、高木渉、てらそままさき、加藤有生子、森なな子、品田美穂、安齋龍太、榊原奈緒子