THE WIRE/ザ・ワイヤー キャスト

あのオバマ大統領も「お気に入り」と公言した傑作シリーズ!
米ケーブル局HBO製作、善悪の観念を揺さぶる型破りの刑事ドラマ

キャスト

ジミー・マクノルティ
JAMES "JIMMY" MCNULITY

ボルティモア市警察きっての“はみだし刑事”。基本的には有能で正義感も強い刑事なのだが、重要だと思うことは警察内の指揮系統をすっ飛ばして上層部に陳情したりするため、直属の上司に睨まれて、他の刑事たちが敬遠していた特別捜査班に転属される。新しい部署でも相変わらずの問題児ぶりを発揮するが、いくつかの殺人事件に関与している麻薬組織の若頭が無罪放免になるという不正義を目の当たりにしていた彼は、次第に盗聴装置を駆使した捜査にのめり込んでいく。私生活ではバツイチで2児の父。養育費の支払いも遅れ気味で前妻には疎まれている。アイルランド系。酒と女が好きで女性地方検事とねんごろの仲になったりする。港湾部勤務から再びセドリック・ダニエルズのワイヤー・チームに戻ることができるが、盗聴の対象がストリンガー・ベルでないことを知りガッカリする。それでも構わずにバークスデールの組織の周辺を捜査。ディアンジェロの刑務所での死に疑問を持ち、独自に捜査し、自殺に見せかけた他殺であることを突き止める。ストリンガー・ベルに対する盗聴捜査を諦めきれず、昔世話になったハワード“バニー”・コルヴィン警視に相談を持ちかけて、ストリンガー・ベルたちを再び捜査の対象にさせることに成功するが、警察の指揮系統を無視して直属の上司であるダニエルズに相談もしない行動を取ったことにより、ダニエルズとの関係は最悪の状態に…。

巡回警官に所属変えし、ボルティモア港の密輸事件捜査の際に知り合った女性警官ベアトリス“ビーディー”・ラッセルが、2人の子供たちと住む家に同棲するようになる。ダニエルズとメロー警部補からは刑事の職務に戻るよう誘われるが、巡回警官として勤務する平穏な日々を楽しむようになったゆえ断ることに。ダニエルズには辞退を惜しまれるが、同時に、巡回警官になってからは態度が格段に良くなったことにも気づかれる。実際、昔とは人が変わったように、大酒を飲むことを止め、まったくのしらふでいることも珍しくなくなる。それでも、反骨精神旺盛であるゆえ、特別捜査班を去って巡回警官として勤務する平穏な日々を楽しんでいたが、マルロ・スタンフィールド一味を容疑者とする連続殺人事件の捜査を見逃すことができず、特別捜査班に復帰。私生活ではバツイチで2児の父。酒好きで、仕事で嫌な事やつらい事があると女性のところに転がり込む癖がある。

ドミニク・ウエスト Dominic West

1969年10月15日、イギリス、ヨークシャー出身。アイルランド系カトリックの一家の7人の子供の1人として生まれる。高校・大学は、それぞれ名門のイートン校とトリニティ・カレッジを卒業。映画デビューは、1991年制作の短編映画"3 Joes"。「リチャード三世」、「真夏の夜の夢」、「28DAYS(デイズ)」、「ロック・スター」等の出演作があるが、「THE WIRE/ザ・ワイヤー」のマクノルティ役で一躍注目され、その後は、「シカゴ」、「モナリザ・スマイル」、「フォーガットン」、「300<スリーハンドレッド>」、「ハンニバル・ライジング」と、映画出演が増加。テレビや映画出演の合間をぬって舞台にも立ち、これまでロンドンで『かもめ』や『お気に召すまま』等に出演している。私生活では独身だが、元ガールフレンドとの間に娘が1人と、婚約者との間に娘が1人居る。

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セドリック・ダニエルズ
CEDRIC DANIELS

ボルティモア市警察麻薬課の警部補(後に警視)。署内では有能な仕事ぶりで高い評価を得ている。政治的思惑を持つ上司たちの非生産的な指令には異議を唱える根性も持ち合わせているが、最終的には自分の職務をキチンと果たす責任感の強い人物。特別捜査班の指揮官となるが、部下たちからも厚い信望を寄せられている。厄介払い的に特別捜査班に参加するようになったマクノルティとは、最初、衝突するが、次第に互いに対する敬意の念が芽生えてくる。ボルティモア港の事件を解決した功績によりワイヤー・チームは正式な捜査班として認められ、その指揮官として就任。ボルティモア市警内でも、有能な仕事ぶりが上司たちに非常に高く評価されるようになる。しかし、私生活では妻のマーラと別居するという不幸な状況を迎える。マーラは、ボルティモア市警での出世にあまり興味を見せない夫に失望し、それが夫婦の間の大きな溝になって破局につながったのであった。マーラとの仲が終わって間もなく、以前、マクノルティと交際していた女性検事補ロンダ・パールマンと恋人関係になるが、市会議員立候補を狙うマーラの妨げになるまいとパールマンとの仲が公けにならないよう努める気配りを見せる。

ハワード“バニー”・コルヴィンの後を継いで、西ボルティモア地区の指揮官になる。銃撃現場の視察に来たトミー・カルケティを、的確な陣頭指揮によっていたく感心させる。ダニエルズは他の指揮官たちより遥かにマシであるということを同伴した警察官たちからも聞いたカルケティより、警視正への昇進をオファーされる。ボルティモア市警内での階級が上がれば上がるほど、事件処理上の責任は重くなるし、政治的駆け引きの機会も多くなるわけだが、持ち前の賢明な判断力と忍耐力で職務をこなしていく。

ランス・レディック Lance Reddick

「THE WIRE/ザ・ワイヤー」の地元、メリーランド州ボルティモア出身。ロチェスター大学の音楽学部卒業後、歌手を目指すが腰を傷めて断念。俳優へと進路を変更し、イエール大学の演劇学部に入学。卒業後はTV、映画、舞台でキャリアを積む。「OZ/オズ」のおとり捜査官をはじめ、刑事役やFBIエージェントといった法の執行人の役が非常に多い。193mの長身に引き締まった筋肉質の身体、剃りあげた頭部に眼光が鋭く光る容貌がそのようなキャスティングを招くのかもしれないが、その点から言ってセドリック・ダニエルズ役はまさに適役。ところが制作者たちは、ダニエルズにはもう少し名の知れた俳優をキャストしたいと思っていたそうで、レディックは当初、マクノルティのパートナー、バンク・モアランドか麻薬中毒のホームレス、バブルズの役の候補だったそうである。最新出演作は、「LOST」のJ・J・エイブラムスが手がけたTVシリーズ「FRINGE/フリンジ」。

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キーマ・グレッグス
DETECTIVE SHAKIMA "KIMA" GREGGS

セドリック・ダニエルズ率いる特別捜査班の刑事。捜査班の中でも有能な刑事で、ダニエルズからも全幅の信頼を置かれている。問題児のマクノルティとも妙にうまがあって、2人の間には友情に近い仲間意識が生まれる。タフな女性ではあるが、情に厚いところもあり、麻薬中毒のバブルスを情報源として起用すると同時に、彼を更正させようと努力したりする。カミングアウトしているレズビアンで、パートナーと一緒に暮らしているが、2人の関係は安定していないようである。

ソーニャ・ソーン Sonja Sohn

父親はアフリカ系アメリカ人、母親は韓国系アメリカ人ゆえのエキゾチックなルックスが印象的。女優になる前は詩人だったソーンは、独立プロダクション系作品『SLAM』のために詩を書き、脚本も共著すると共に出演している。映画デビューは、1996年の独立プロダクション系作品"Work"。その他の出演作には、「救命士」、「シャフト」などがある。私生活では2児の母。夫でオーストラリア出身のミュージシャン、アダム・プラックと次女と共に3人でボルティモアに住んでいる。(長女はニューヨークで一人暮らしをしているとのこと。)

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ウィリアム・ロールズ
WILLIAM A.RAWLS

ボルティモア市警の副警察長。出世第一主義者で、自分の部署の成績のことしか気にしていないが、部下に対しての要求は非常に厳しい。自分の命令に聞く耳を持たないマクノルティを目の仇にしており、特別捜査班から人手を供給するよう頼まれると、厄介者のマクノルティと無能な刑事の2人をセドリック・ダニエルズに押し付ける。クリエイターのデヴィッド・サイモンに依ると、ロールズの人物像はボルティモア市警察犯罪捜査部所属の実在の司令官をモデルにしているとのこと。サイモンは、また、ロールズが自分の部署の成績のことしか気にしていないのは上層部からのプレッシャーが原因だとコメントしている。

ジョン・ドーマン John Domanl

1945年1月9日フィラデルフィア生まれ。海兵隊員としてベトナム戦争に出征した経験の持ち主。俳優になる前は広告会社の幹部の職に就いていた。俳優デビューは、1993年のテレビ番組「Empty Cradle」。以来、TVを中心に活躍し、「ザ・ソプラノズ」、「OZ/オズ」、「ER 緊急救命室」、「WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え!」など、人気番組を中心に頻繁にゲスト出演してきた。映画の出演作には、「容疑者」、「ロンリーハート」など。

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トミー・カルケティ
THOMAS"TOMMY" CARCETTI

シーズン3から登場のキャラクター。イタリア系。ボルティモアをより良い街にしようと思っている理想主義者だが、同時に相当の野心家。市長選のライバルとなる現職の黒人市長クラレンス・ロイスの市政の内部情報を得るため、パトカーなどの設備の充実をエサに、ボルティモア市警のバレル副警察長を味方につける。また、同じ市会議員で友人同士であるトニー・グレイが市長選への立候補を検討していた際、出馬を勧めるが、実は黒人であるグレイとロイスが黒人票を争って共倒れし、2人と共に立候補する自分が漁夫の利を占めようと目論んでいた。この画策でグレイとの友人関係は終止符を打つことになるが、功を奏してボルティモア市長に当選する。
本気でボルティモアの犯罪を減らしたいと考えており、統計上の数字よりも実際の成果を重んじるダニエルズの姿勢と能力を高く評価。しかし実際に市長に就任すると、市長の立場でもコントロールできない案件が非常に多いことに気付かされ、妥協を重ねるうちに、彼に期待を抱いた人々を失望させることとなり…。元弁護士。既婚。2児の父。

アイダン・ギレン Aidan Gillen

1968年、アイルランド、ダブリン生まれ。16歳の時にダブリンの劇場の「真夏の夜の夢」で初舞台を踏む。その後、ロンドンに移り、イギリスのTVシリーズ「Queer as Folk」でブレイク。その後は、舞台、TV、映画と幅広く活躍。2003年には、ブロードウェイで出演したハロルド・ピンターの「管理人」の演技でトニー賞にノミネートされた。主な映画の出演作には、「サークル・オブ・フレンズ」、「バディ・ボーイ」、「シャンハイ・ナイト」などがある。恋人と、彼女との間にできた娘と息子と共にロンドン在住。

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エイヴォン・バークスデール
AVON BARKSDALE

西ボルティモア地区を仕切る麻薬組織のボス。バークスデールの組織は、エイヴォン・バークスデールを頂点として、彼の少年時代からの友人で腹心のストリンガー・ベルがそのすぐ下に就き、その下に若頭や用心棒が控え、そこからさらにピラミッド型に構成されたヒエラルキーを持ち、エイヴォンやストリンガー・ベルは金だけを処理し、麻薬には手を触れない。彼らは、裕福であることを見せびらかして目立つような愚行を犯さない。エイヴォンはプライドが高くカッとなりやすい面があって、ストリンガー・ベルほどの知性派ではないが、賢明で鋭い直観力を持っている。 刑務所に服役中、自分の手下を手荒く扱った看守に復讐するべく、彼が囚人たちにヘロインを供給している事実を利用して罠にはめ、当局に“協力”したことで仮釈放の身分を得る。仮釈放後は、高級マンションや新車、高価な服などを用意して待っていたストリンガー・ベルに迎えられるが、間もなく、かつて自分の縄張りだった場所が新参者のマルロに奪われてしまっていることを知って激怒。マルロから縄張りを奪還する戦いの準備を進めようとするが、戦争状態になることによって事を荒立てて麻薬売買組合の結成が危機にさらされることを懸念して反対するストリンガー・ベルと対立。最終的に自分に従わないストリンガー・ベルを切り捨て、ブラザー・ムーゾンたちに始末させる。だが、死ぬ直前ストリンガー・ベルが警察に密告、エイヴォンは再逮捕された。

ウッド・ハリス Wood Harris

1969年、シカゴ生まれ。ノーザン・イリノイ大学の舞台芸術科を卒業した後、ニューヨーク大学に進み芸術修士を取得したという高学歴の持ち主。兄は、 TVドラマシリーズ「ザ・プラクティス」で有名になった俳優のスティーヴ・ハリス。ウッド・ハリスは、ニューヨーク大学大学院在学中の1994年、トゥパック・シャクールなどが出演しているバスケットボール・ドラマ「ビート・ザ・ダンク」で映画デビュー。その後は、「OZ/オズ」等のテレビドラマに出演したり、映画の端役を演じたりしたが、2000年、TV映画「Hendrix」で伝説的ギタリスト、ジミー・ヘンドリックスを演じて注目される。同年、出演した「タイタンズを忘れない」では、全米黒人地位向上協会のイメージアワードの助演男優賞候補にもなった。ウッドの代表的な出演作品リストに加えられている「THE WIRE/ザ・ワイヤー」以降の作品には、「サウスランド・テイルズ」などがある。

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ストリンガー・ベル
STRINGER BELL

エイヴォン・バークスデール率いる麻薬組織の副司令官的役割を果たす。激しやすいエイヴォンをなだめて無駄な闘争を避けながら、いかに自分たちの組織を効率良く運営するかということに気を配る。麻薬組織の運営もビジネスだとみなし、地元ボルティモアのコミュニティ・カレッジに通って学んだ経済学のコースでは全て“A”を取るという勉強熱心ぶり。一見、インテリ事業家のように見えるベルだが、非常に冷酷で計算高い面を持ち、バークスデールの麻薬組織にとって脅威となる存在が現われると情け容赦無く排除の指揮をとる。演じるイドリス・エルバの言葉を借りれば、「殺人もストリンガーにとっては単にビジネス的対応の1つに過ぎない」のである。 麻薬売買で稼いだ金を不動産に投資し、最終的にはバークスデールの組織を合法的な事業にしようと図るが、仮釈放されて戻って来てからも再び昔通りのやり方で麻薬売買を続けようとするエイヴォンに反対される。また、不動産投資をスムーズに進めるため政界とのコネを作ろうとするが、麻薬売買の世界とはやり方が違うためにうまくいかず、それまで有能なビジネスマンのように沈着冷静だった態度が崩れ、苛立ちと焦燥感を募らせるようになる…。 やがて、エイヴォンはNYのサプライヤーたちを黙らさせるためにストリンガー・ベルを差し出すことを決意。オマール・リトルとブラザー・ムーゾンの襲撃をうけて絶命。

イドリス・エルバ Idris Elba

1972年、ロンドン生まれ。シエラレオネ出身の父親とガーナ出身の母親の間の一人っ子。高校時代に、演劇指導の教師に勧められて演技の道に入る。 1994年からイギリスのテレビに出演を始め、3年後にイギリスの昼メロ番組でブレイクを果たす。その後はテレビを中心に活躍するが、この「THE WIRE/ザ・ワイヤー」のストリンガー・ベル役で大いに注目を集め、「アメリカン・ギャングスター」、「28週後...」、「リーピング」などに出演。 2008年から2009年にかけてアメリカでの公開予定作品が6本あるという売れっ子ぶり。エルバは俳優業の他に、ビッグ・ドリスというステージネームで DJの仕事もしている。「THE WIRE/ザ・ワイヤー」でのストリンガー・ベル役の印象が強烈であるためか、本物の麻薬売人らしきファンから声をかけられることも多いが、そんな時は本来の英国訛りで話しかけてストリンガー・ベルのイメージを壊してはいけないと、アメリカ訛りで話す気配りを見せるとか。

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マルロ・スタンフィールド
MARLO STANFIELD

シーズン3から登場のキャラクター。エイヴォン・バークスデールが刑務所入りした後で、西ボルティモア地区に入って来た麻薬売人組織の首領。バークスデールの組織のテリトリーで商売を始め、麻薬売人たちの協同組合に入るよう勧誘するストリンガー・ベルを無視。エイヴォンの組織に対し攻撃を仕掛け、刑務所から仮出所したバークスデールの逆鱗に触れて、両組織は全面的抗争に突入。この抗争によって、特別捜査班にその存在を知られることになる。邪魔になる者は全く躊躇することなく抹殺し、彼をよく知る刑事をして“悪魔の落し種”と言わせる冷酷非情な人物。ただし、自ら殺人に手を染めることはあまり無く、クリスとスヌープという有能な殺人専門クルーに一任している。プロップ・ジョーの画策によってオマールに現金を強奪されて以来、オマールと“仁義無き戦い”を繰り広げる。

ジェイミー・ヘクター Jamie Hector

1975年、ニューヨーク、ブルックリン生まれ。高校卒業後、地元の劇団のオーディションを受けたのが演技初体験。大学に入学したが、TVドラマのオーディションを受け続け、「サード・ウォッチ」や「LAW & ORDER」等に出演。映画では「ラストゲーム」や「ゴースト・ドッグ」等に端役で出演した後、カンヌ映画祭やサンダンス映画祭で上映された短編映画「Five Deep Breath」の主役を演じ、「THE WIRE/ザ・ワイヤー」のクリエイター、デヴィッド・サイモンの目にとまり、マルロ役に大抜擢された。酷薄非道なキャラクターを好演して認知度が急上昇し、最近では映画「マックス・ペイン」やTVドラマ「HEROES/ヒーローズ」等にも出演を果たしている。

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オマール・リトル
OMAR LITTLE

バークスデールの組織に対していまだに敵対心を燃やし、新しい恋人ダンテとレズビアンのカップル、キミーとトーシャとの4人でバークスデールの麻薬ストックをゲリラ戦法で攻撃、強奪するが、その際、ダンテが誤ってトーシャを射殺。後悔の念にかられているところに、たまたまこの強奪殺人事件の担当になり、以前からの顔見知りでもあるボルティモア市警の刑事バンクに無為な殺し合いが続いていることを指摘され、バークスデールの組織への攻撃を考え直す。しかし、その直後に、バークスデールに無断で、麻薬売人たちの間での仁義を無視した情け容赦無い攻撃を仕掛けてきたストリンガー・ベルに対し再び憎悪を募らせていく。

マイケル・K・ウィリアムズ Michael K. Williams

1966年、ニューヨーク・ブルックリン生まれ。ジャネット・ジャクソンに影響を受け、かつてはダンサーや振付師として活動していた。ミュージックビデオやツアーなどに参加し、マドンナやその他数多くのアーティストと仕事した経歴がある。俳優としてのデビューとなった映画「ハート・ブレット/仁義なき銃弾」ではミッキー・ロークやトゥパック・シャクールと共演。他にも「救命士」や「ゴーン・ベイビー・ゴーン」などに出演。テレビでは「ザ・ソプラノズ」や「サード・ウォッチ」「エイリアス」などにゲスト出演している。スパイク・リー監督作品の「Miracle at St. Anna」(日本未公開)の演技でブラック・リール・アワードのベスト・アンサンブル賞、「ザ・ワイヤー」のオマール役の演技でイメージ・アワードの優秀賞にノミネートされた。顔にある大きな傷跡は、25歳の誕生日にバーでケンカしたときにできた本物の傷で、傷ができてから仕事がさらに来るようになったようだ。

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ディアンジェロ・バークスデール
D'ANGELO BARKSDALE

エイヴォン・バークスデールの甥で、バークスデールの組織の若頭の1人。彼の母親ブリアナも、組織の相談役を務めており、麻薬の売人稼業はディアンジェロにとっては“ファミリー・ビジネス”である。しかし、まだ若く、麻薬売買の汚れきったモラルにどっぷりと浸かってはいなかったディアンジェロは、結局は無罪放免になった自分の裁判で勇気を持って証言した証人が、おそらく証言した仕返しに叔父の配下によって殺されて発見されたのを見て、良心の呵責に悩まされる。ディアンジェロには恋人との間に息子が1人居て、家庭人の顔も見せる。ディアンジェロは麻薬売人たちの人間らしさを象徴する人物である。

ラリー・ギリアード・Jr.  Larry Gilliard Jr.

ジュリアード・スクール、ボルティモア・スクール・オブ・アーツ、アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマチック・アーツ等で演技を学ぶ。映画デビューは、 1991年制作の「ストレート・アウト・オブ・ブルックリン」。チンピラや不良といった役にキャスティングされがちなので、「CSI:NY」や「LAW & ORDER」といった犯罪ドラマへのゲスト出演が多いが、「ウォーターボーイ」では真面目なフットボールの選手を、"Brother to Brother"(日本未公開)では、詩なども創作して読んで聞かせる優しく思いやりのある主人公の友人役をそれぞれ演じ、演技の幅を見せている。ギリアード・Jr.は、積極的に舞台にも出ており、ピューリッツァー賞を受賞した舞台劇『トップドッグ/アンダードッグ』の演技は「注目に値する」と評された。話題作に多く出演してきたにもかかわらず、ギリアード・Jr.の私生活についてはほとんど知られていない(生年、出身地共に不祥)。

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バニー・コルヴィン
HOWARD "BUNNY" COLVIN

西ボルティモア地区の指揮官を務めていたボルティモア市警察30年勤続の元ベテラン警察官。出世や保身のことばかり考える市警察幹部がほとんどの中で、自分の使命は担当地区の住民を護り、それを脅かす犯罪者たちを逮捕することだと考えていた。それゆえ、市警察が表向きの犯罪件数や逮捕率ばかりを気にして、意味の無い捜査や逮捕に貴重な人材を無駄にしていることを歯がゆく思う。引退を目前に控え、警察官としてのキャリアの最後に意味のあることをしたいと考えるが…。“ボルティモア市警の良心”とでも言える人柄ゆえ、マクノルティや元ワイヤー・チームの一員、エリス・カーヴァー等に慕われるだけでなく、ストリンガー・ベルからも一目置かれている。

通称“ハムステルダム”という麻薬解放区を設置することによって、麻薬絡みの犯罪を減らそうという作戦が上層部および市議会の知るところとなり、責任を取って辞職。その後は、ホテルの警備員になるが、娼婦相手にひどい暴力をふるった男がリッチな得意客であるという理由で逮捕させてもらえない職務に幻滅してすぐに退職。学術界関係にコネのある友人の紹介で、メリーランド大学の社会福祉事業学部教授のリサーチ・アシスタントとして、西ボルティモア地区のエドワード・ティルマン中学校の生徒たちを対象とした実地研究プロジェクトに参加。ゲットーで育った黒人の子供たちの扱いに慣れていない白人教授の心強い助っ人として活躍する。

ロバート・ウィズダム Robert Wisdom

1953年、ジャマイカ生まれ、ワシントンD.C.育ち。コロンビア大学で歴史学と経済を専攻。卒業後は、銀行勤務、国営ラジオ局勤務を経て、前衛美術のアート・フェスティバルのコーディネーターとして世界中を旅するが、アーティストたちと仕事をするうちに自分でもアーティストになりたくなり、演技ワークショップに参加。1990年代初めからTVドラマや映画に出演を始める。「フェイス/オフ」(97)の演技で注目され、その後は性格俳優として活躍。主な出演作に「ブルー・イグアナの夜」、「ストーリーテリング」、「おまけつき新婚生活」、「フォーガットン」などがある。サンタモニカ在住。余暇には旅行するか、モロッコ音楽を演奏して楽しむそうである。

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プレッツ・プリズビルスキー
ROLAND "PREZ" PRYZBYLEWSKI

元警察官ダニエルズの特別捜査班に異動した直後、誤って部屋の壁を撃ってしまったり、麻薬ディーラーたちのテリトリーに踏み込んでパニックを起こした挙句、傍観者の少年を殴り片目を失明させたりと、当初は警察高官の身内というだけでクビにならない無能な男だと思われていた。しかし、暗号解読というまったく新しい才能を開花させ、チームの一員としてその力を発揮し始めた矢先、任務中に誤って黒人警官を銃殺してしまい解雇処分を受ける。その後教師に転職。数学教師として赴任したボルティモア地区の中学校は荒れ放題だったが、様々な工夫を凝らした授業で生徒たちの興味を刺激したり、親身になって生徒たちを世話したりする事に生きがいを見出すようになる。

ジム・トゥルー=フロスト Jim True-Frost

1966年、コネチカット州出身。1989年より、ジョン・マルコヴィッチとゲイリー・シニーズが設立したシカゴの劇団、ステッペンウルフ・シアター・カンパニーのメンバーとして活躍してきている。「シャドー・メーカーズ」(1989)で映画出演デビューを果たしてからは、「シングルズ」(1992)や「未来は今」(1994)、「白い刻印」(1998)などの作品に出演し、TVでは、「LAW & ORDER:犯罪心理捜査班」や「CSI:マイアミ」などの番組にゲスト出演している。

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市警 THE LAW

バンク・モーランド
DETECTIVE WILLIAM
"BUNK" MORELAND

殺人課のベテラン刑事。マクノルティのパートナー。
演:ウェンデル・ピアース

レスター・フリーマン
DETECTIVE LESTER FREAMON

ダニエルズのチームの賢人的存在。
演:クラーク・ピータース

リンダー・シドナー
DETECTIVE LEANDER SYDNOR

車両盗難課から引き抜かれた有能な若手刑事。
演:コーリー・パーカー・ロビンソン

エリス・カーヴァー
SERGEANT ELLIS CARVER

上層部のスパイだったが・・・。
演:セス・ギリアム

ハーク・ホーク
OFFICER THOMAS
"HERC" HAUK

カーヴァーと仲良し。忍耐力なし。
演:ドミニク・ロンバルドッジ

バルチェック
DEPUTY COMMISSIONER FOR
ADMIN. STANISLAUS VALCHEK

警視から副警察長に昇進。個人的な理由で警察を使う。
演:アル・ブラウン

ベアトリス・“ビーディー”・ラッセル
OFFICER BEATRICE
"BEADIE" RUSSELL

水上警察所属の制服警察官。
演:エイミー・ライアン

ロンダ・パールマン
ASSISTANT STATE'S ATTORNEY
RHONDA PEARLMAN

検事補。マクノルティと関係。後にダニエルズと恋仲に。
演:ディアドレ・ラブジョイ

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港湾 THE PORT

フランク・ソボトカ
FRANK SOBOTKA

港湾労働者組合長。裏で密輸組織に手を貸しており・・・。
演:クリス・バウアー

ニック・ソボトカ
NICK SOBOTKA

フランクの甥で、頭脳明晰。右腕的存在。
演:パブロ・シュライバー

ジギー
ZIGGY

フランクの息子。行動がすべて裏目に出る落ちこぼれ。
演:ジェイムズ・ランソン

グリーク
THE GREEK

ギリシャ人と呼ばれる密輸組織の首領。
演:ビル・レイモンド

スピロス・“ヴォンダス”・ヴォンダポラス
SPIROS"VONDAS"
VONDOPOULOS

グリークの冷徹な部下。
演:ポール・ベン・ヴィクター

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市議会 THE HALL

クラレンス・ロイス
CLARENCE V.ROYCE

ボルティモアの市長。2期目。
演:グリン・ターマン

ノーマン・ウィルソン
NORMAN WILSON

カルケティの市長選マネージャー。
演:レジ・E・キャシー

クレイ・デイビス
STAGE SENATOR R.CLAYTON
"CLAY" DAVIS

市議会議員。巧みな話術で丸め込むのと資金繰りが得意。
演:イザイア・ウィットロック・Jr.

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組織 THE STREET

スヌープ・ピアソン
FELICIA "SNOOP" PEARSON

マルロの優秀な始末屋。
演:フェリシア・ピアソン

クリス・パルトロー
CHRIS PARTLOW

マルロの優秀な始末屋。
演:グベンガ・アキナグベ

バブルス
BUBBLES

グレッグスの情報屋。麻薬中毒。
演:アンドレ・ロヨ

デニス“カティ”・ワイズ
DENNIS "CUTTY" WISE

殺人罪で有罪判決を受け服役。出所後、子供たちのためにジムを開く。
演:チャド・L・コールマン

プロポジション“プロップ”・ジョー
JOE "PROPOSITION JOE" STEWART

常に冷静に“提案(プロポジション)”を持ちかける東地区の売人。
演:ロバート・F・チュウ

チーズ・ワグスタッフ
CALVIN "CHEESE" WAGSTAFF

プロップジョーの甥。ギャンブル好き。
演:メソッド・マン

ウィーベイ
ROLAND "WEE=BEY" BRICE

バークスデールの組織の兵士。複数の罪で服役中。
演:ハッサン・ジョンソン

ブッチー
BUTCHIE

バーのオーナーで盲目の売人。
演:S・ロバート・モーガン

ボディー
PRESTON "BODIE" BROADUS

バークスデールの組織の売人で、忠実な兵士。
演:JD・ウィリアムズ

プート
MALIK "POOT" CARR

バークスデールの組織の売人。女好き。
演:トレイ・チェイニー

ブラザー・ムーゾン
BROTHER MOUZONE

エイヴォンがNYから呼び寄せる始末屋。
演:マイケル・ポッツ

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学校 THE SCHOOL

ネイモンド・ブライス
NAMOND BRICE

ウィーベイの息子。ギャングの使い走りだったがコルヴィンに引き取られ更生。
演:ジュリト・マッカラム

マイケル・リー
MICHAEL LEE

母親が麻薬中毒。面倒見のよいリーダー気質だが、スヌープとクリスの手下に。
演:トリスタン・ワイルド

ランディ・ワグスタッフ
RANDY WAGSTAFF

商売気質のある14歳。施設育ち。
演:マエストロ・ハレル

ドゥーカン“ドゥーキー”・ウィームズ
DUQUAN "DUKIE" WEEMS

家が貧しい事から、学校ではいじめられることも。
演:ジャーメイン・クロフォード

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新聞社 THE MEDIA

ガス・ヘインズ
AUGUSTUS "GUS" HAYNES

ボルティモア・サン誌のベテラン編集者。テンプルトンの記事に疑問を持ち・・・。
演:クラーク・ジョンソン「ホミサイド

スコット・テンプルトン
SCOTT TEMPLETON

実力よりも野心が上回る中堅記者。トップ記事を突然書き始め・・・。
演:トム・マッカーシー

アルマ・グティエレス
ALMA GUIERREZ

ボルティモア・サンではまだ新顔の若手記者。直感とやる気で記事を掴む。
演:ミシェル・パレス

トーマス・クレバナウ
THOMAS KLEBANAW

長年一緒に働いているホワイティングの忠実な部下で裏取引など一手に引き受けている。
演:デビッド・コスタビル

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