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スパドラ!最新USレポート Vol.433:「クリミナル・マインド」のトーマス・ギブソン、あの初期降板メンバーとの共演苦労を語る

July 12, 2016

CriminalMinds_yr6_us250_0712.jpg米CBSでは今秋以降12シーズン目を迎える人気ドラマシリーズ「クリミナル・マインド」。FBIプロファイラー軍団のリーダー、ホッチを演じるトーマス・ギブソンが、インタビューにて、当時話題となった主演俳優の降板劇について語っている。

過去11シーズンのうち、さまざまな出演者の入れ替わりを経験した「クリミナル・マインド」だが、トーマスにとって一番思い出深い出演者の降板は、主役のギデオンを演じていたマンディ・パティンキンだ。

トーマスは、カナダ・バンクーバーでのパイロット版撮影を今もよく覚えているという。「脚本は素晴らしかった。だけどマンディと一緒に働くのは大変だと分かった。上手くいくときは、申し分ない。だけどそんなことは、ほとんどなかった。控えめにいっても、あんな現場は滅多になかったね。脚本家がクビになり、エピソード数を削られたこともあった。良いドラマだけど、早く次の仕事を探さなくちゃと思っていた」

結局、マンディは3シーズンもたずに降板。トーマス演じるホッチは、ギデオンの後を継ぐ形でリーダーとなった。パイロット版でトーマスをうならせた脚本は、さまざまな試行錯誤を重ねながら、番組のクオリティを保っている。これまでトーマスが演じてきた254エピソードのうち、最も印象に残っているエピソードは何だろうか?

「僕は常に何かを求める欲張りな役者なんだ。その意味では、シーズン5でホッチが妻を亡くしたエピソードが緊迫していて、とても良く描かれていたと思う。演じるにあたり、挑戦を求められる脚本で最高に楽しかったよ。あのエピソードの後、ホッチは興味深く成長した。ホッチは自分がもっと集中して仕事をすれば、あの嫌な経験から立ち直ることができるかもしれないと考えたんだ。それがチームにとっては大きな成功につながった。なんて素晴らしい展開だろうね」

昨シーズンでオリジナルメンバーのシェマー・ムーアが降板、長年苦楽を共にした仲間だけに、別れは辛かったとトーマスは話す。それでもロングラン番組にとってはリフレッシュするのに良い機会と、番組のリーダー的存在として前向きな気持ちは忘れていないようだ。


<「thenational.ae」 6月27日付け>