スパドラ!最新USレポート

スパドラ!最新USレポート Vol.432:「SCORPION/スコーピオン」のエディ・ケイ・トーマス、「ウソは苦手、僕はセールスマンのカモ」と役柄とは正反対の性格を語る

July 6, 2016

SCORPION_yr2_us250_0706.jpgSCORPION/スコーピオン」で人の心を見抜く、天才心理学者トビー・カーティスを演じる、エディ・ケイ・トーマス。1999年に全米公開され、大ヒットした映画『アメリカン・パイ』シリーズで知られていたエディが、TVでも代表作をつかんだ。

「TVの世界はどんどん競争が激しくなっている。どの番組も必死でおもしろいものを作ろうと努力している」とエディ。映画で成功した彼も、現代のTVのレベルの高さに舌を巻く。「SCORPION/スコーピオン」が目指すのは意外にも家族で楽しめるアクション・コメディなのだとか。
「たくさんの子どもやティーンエイジャーたちが、大人と同じように僕らの番組を楽しんでいることに驚いてるよ。僕らの番組は他の犯罪解決物と少し違うから、僕ら出演者も最初のシーズンを通して、番組やキャラクターの特徴をつかむのに苦心した。2シーズン目は楽しくやれた。番組が何を要求していて、僕らは何をすれば良いのか分かったからね。(今秋から米CBSで放送が始まる)新シーズンはもっとスコーピオンの仲間内での関係に重点が置かれるんじゃないかな。愛を受け止める難しさに苦しむかもしれない。そして(アクションシーンでは)これからもいろんなものをぶっ壊してゆくのさ」

そしてトビー・カーティス役。「ウソをつくのが苦手、騙されていても気がつかない」と、営業セールスマンにとっては“カモ”的な性格であることを認める、エディ。人の心を読む天才心理学者の役は難しいのだろうか?
「天才を演じるという面では、難しいことは番組の脚本家に任せてある。僕はただトビ―に人間臭さを与えているだけだ。彼は心理学の天才ではあるけれど、それ以外ではたいした奴じゃない。誘惑に弱いし、ギャンブルも大好きだ。おそらく共依存の性格だろう。複雑な家庭で育ち、立派な頭脳を持つことさえ隠して生きてきたんじゃないかな。脚本家たちはユニークで複雑なキャラクターを作り出してくれた。あとはそこに魂を吹き込むんだ。俳優と脚本家のコラボレーションだね。そこが楽しいんだよ」

「SCORPION/スコーピオン」の成功を満喫するエディは、現在、新シーズンの撮影を前に休暇中。大好きなニューヨーク・メッツ(メジャーリーグ)の応援と、撮影中は不足しがちな睡眠もこの際たっぷり取るつもりだ。そして初めてのアジア旅行を楽しみにしているという。


<「daman.co.id」 6月15日付け>