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スパドラ!最新USレポート Vol.301:映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のジョス・ウィードン監督、声だけ登場のジェームズ・スペイダーを「顔が雄弁」と評価

March 31, 2015

blacklist_yr2_#31(2-9)_us250_0331.jpg全米公開を5月1日に控え、ファンの期待も高まる、ブロックバスター映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』。同作で悪役ウルトロンを演じる、ジェームズ・スペイダー(「ブラックリスト」)について、監督のジョス・ウィードンが、ユニークな表現で絶賛している。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で、ジェームズが演じるウルトロンは、ロボット型の人工知能。人間ではないため、ジェームズ自身の登場シーンはなく、基本的に声の出演だ。ロバート・ダウニー・Jr.やスカーレット・ヨハンソンらスーパースター集合映画で、声だけで観客にアピールするのに、ジェームズの声は最適と、ウィードン監督は考えたようだ。

「ジェームズの声がいいんだ。まるで征服者のような邪悪な声から、突然癇癪を起したような声まで一瞬で変えることができる。感情的にも、コミカルにも自由自在だ。それがまた見事なんだよ」

感情豊かな声に加え、ウィードン監督はジェームズの「顔が雄弁」と絶賛。その画面には映らない顔の“雄弁”ぶりを観客に伝えるべく、ジェームズはモーション・キャプチャーを着用し、演技に挑んだ。表情と動きをウルトロン(ロボット)に反映させるためだ。この撮影は、エミー賞主演男優賞3度受賞の名優ジェームズにも、なかなかの挑戦となったらしい。

「ジェームズにとって悪夢のような撮影だったと思う。(モーション・キャプチャー着用のため)いつもかけているメガネを外してもらわなきゃならなかった。2つのカメラが付いたヘルメットをかぶると、そのカメラから目に光が差し込んでくるんだ。その状態であたかも身長2メートル50センチのロボットになったつもりで、敏速で自信満々に動き回ってもらった。ジェームズは『何も見えてないのに…』なんて嘆いてたな」

ジェームズはウルトロンにどんな個性を吹き込んだのか?『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は、7月4日から日本でも劇場公開される。


<「comicbook.com」 3月12日>