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スパドラ!最新USレポート Vol.157:「メンタリスト」はフランスで視聴者数ナンバーワン 世界で人気の米ドラマ

November 20, 2013

 スパドラ!最新レポート Vol.157(2013/11/20

 

◆「メンタリスト」はフランスで視聴者数ナンバーワン 世界で人気の米ドラマ

mentalist_yr3_us250_1120.jpg日本を始め、世界中で愛されている米国のTVドラマ。中にはその国々の国産ドラマより、米ドラマが視聴者数を上回る珍現象もしばしば起こっているという。

米国外で最も人気の高いドラマの一つが、カナダ人俳優スティ―ヴン・アメルが主演するアクションヒーロードラマ「Arrow」。米国内では視聴者数63位と苦戦しているが、ヨーロッパでは大人気。なんと英国、オランダ、ハンガリーでは、視聴者数を最も稼ぐナンバーワンドラマだ。

米国内の視聴者数29位とまずまずの「メンタリスト」は、フランスでは視聴者数ナンバーワンの超人気ドラマ。仏の国産ドラマをもしのぐ視聴者数を稼いでいるというから驚きだ。また主演のサイモン・ベイカーがオーストラリア出身のため、同国でも安定した視聴者数を得ていることは知られている。

海外での人気が、本国米での、そのドラマの継続に大きな役割を果たしていることは言うまでもない。米視聴者数ナンバーワンの「NCIS」は、実は番組開始当初、本国内で人気に火がつくのが遅かった。しかし、米国より先に、英国、フランス、イタリアなどで好調だったため、打ち切りを逃れていたのだとか。

例外がないわけでもない。ポーランドの視聴者数ナンバーワンドラマは、米では打ち切り、製作も終了した「CSI:マイアミ」。ポーランドでは現在も同ドラマを放送中だ。そして本国米の仕打ち?にもめげず、今も「CSI:マイアミ」はポーランドの視聴者数トップの座を維持しているという。

<US「エンターテイメント・ウィークリー」誌 11月22日記事より>

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