スパドラ!最新USレポート

スパドラ!最新USレポート Vol.71:ジョン・ノーブル、「FRINGE/フリンジ」愛を語る

January 15, 2013

スパドラ!最新レポート Vol.71(2013/1/15) 
 

◆ジョン・ノーブル、「FRINGE/フリンジ」愛を語る

FRINGE_US200_130115.jpgFRINGE/フリンジ」のジョン・ノーブルが、オーストラリアのメディアからインタビューを受けた。ジョンは、同国の出身とあって、「FRINGE/フリンジ」に対する愛情を照れることなく語るなど、興味深いインタビューとなっている。

「ウォルターを演じていて、好きなシーンは?」という質問に、ジョンは「いくつかのウォルター・バージョンを演じたからね…」と、シーズン1からのウォルター・ビショップ博士、さらに向こう側でのウォルタネイト、若き頃のウォルターなど複数の性格演じ分けを要求された複雑なキャラクターを回想。その中でも「変なことばかりやるウォルターが一番好きだね、つまりオリジナル・バージョンのウォルターってことになるだろう。どの精神状態のウォルターを演じるのも好きだったけれど、やっぱり全くの変人で、社交性ゼロのウォルターが一番楽しかった。ピーター(ジョシュア・ジャクソン)と一緒のシーンはとりわけ好きだね、僕らは5年間の間に絆を作り上げたと思うから。『FRINGE/フリンジ』は本質的に“ラブ・ストーリー”と考えている。ウォルターがピーターと信頼を深めていくシーンなんか、まさにそのものだ。アナ(・トーブ)やジャシカ(・ニコール)のキャラクターとのシーンも同じ。僕にとっては本当にスペシャルなことだったんだよ」

キャストやスタッフたちとの間で強い絆が生まれた「FRINGE/フリンジ」も、悲しいことに、現在米で放送中のシーズン5で最後になる。「彼らには特別な愛情を感じているから、寂しくなるね。僕らは役の面でも、プライベートな面でも本当に親しい関係になった。5年かけて培われたものだよ、2年じゃとても無理だったろうね。たぶん一生の仲間になると思うんだ」

6年前に「FRINGE/フリンジ」の脚本を初めて読んだとき、「この役は自分のもの」と直感したとジョン。自身を“性格俳優”とみなし、演技する上で、常にチャレンジすることを夢見ているからだ。「僕ら(俳優)は、たいてい似たような役ばかり与えられてしまうもの。僕の場合は重厚でまじめな役ばかりだった、特にテレビの役ではね。(「FRINGE/フリンジ」では)いろいろな側面を持ったキャラクターを演じることができて、素晴らしかった。時にコメディタッチに、たいていは情緒不安定に、息子との絆を深めていくー、こんな役を演じられるのはとても稀なことなんだよ。俳優にとって最高の贈り物だった、僕は本当に幸運な俳優だ」


<USサイト「www.collider.com」1月11日記事より>

© Warner Bros. Entertainment Inc.