1月10日（米時間）、映画やTVの優秀作品などを称える第80回ゴールデングローブ賞授賞式が開催された。 3月のアカデミー賞まで続く、ハリウッド授賞式シーズンのキックオフイベント。昨年はゴールデングローブ賞を主催する、ハリウッド外国人映画記者協会（HFPA）メンバーの人種不均等が批判を浴び、TV中継が取りやめとなる騒ぎに。

 

今年は２年ぶりのTV中継が行われたものの、恒例だった日曜日ではなく、火曜日に開催された。司会の大役を担った黒人コメディアンのジェロッド・カーマイケルは「自分が司会に選ばれたのは、黒人だから」と痛烈なジョークを飛ばし、内部改革を実行したHFPAのみそぎムードを皮肉った。

 

TVカテゴリーでは、ドラマ部門で最終シーズンの「ベター・コール・ソウル」が作品賞及び主演男優賞（ボブ・オデンカーク）にノミネートされていたが、惜しくも受賞はならず。同作品賞には、「ゲーム・オブ・スローンズ」のスピンオフ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」が初受賞。同主演男優賞には現在、米で最も視聴者の多いドラマシリーズ「イエローストーン」主演のケビン・コスナーが激戦を勝ち抜いた。その他、TVカテゴリーの受賞作品・受賞者は以下の通り（★印））

 

 

〈ドラマシリーズ部門〉

 

◆作品賞

★「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」

「ベター・コール・ソウル」

「ザ・クラウン」

「オザークへようこそ」

「セヴェランス」

 

◆男優賞

★ケビン・コスナー　「イエローストーン」

ジェフ・ブリッジス　「ザ・オールドマン～元CIAの葛藤」

ディエゴ・ルナ　「キャシアン・アンドー」

ボブ・オデンカーク　「ベター・コール・ソウル」

アダム・スコット　「セヴェランス」

 

◆女優賞

★ゼンデイヤ　「ユーフォリア/EUPHORIA」

エマ・ダーシー　「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」

ローラ・リニー　「オザークへようこそ」

イメルダ・スタウントン　「ザ・クラウン」

ヒラリー・スワンク　「アラスカ・デイリー」

 

 

〈コメディ／ミュージカルシリーズ部門〉

 

◇作品賞

★「アボット　エレメンタリー」

「一流シェフのファミリーレストラン」

「Hacks（原題）」

「マーダーズ・イン・ビルディング」

「ウェンズデー」

 

◇男優賞

★ジェレミー・アレン・ホワイト　「一流シェフのファミリーレストラン」

ドナルド・グローヴァー　「アトランタ」

ビル・ヘイダー　「バリー」

スティーヴ・マーティン　「マーダーズ・イン・ビルディング」

マーティン・ショート　「マーダーズ・イン・ビルディング」

 

◇女優賞

★クインタ・ブランソン　「アボット　エレメンタリー」

ケイリー・クオコ　「フライト・アテンダント」

セレーナ・ゴメス　「マーダーズ・イン・ビルディング」

ジェナ・オルテガ　「ウェンズデー」

ジーン･スマート　「Hacks（原題）」

 

 

〈全ＴＶカテゴリー〉

 

□助演男優賞

★タイラー・ジェームズ・ウィリアムズ　「アボット　エレメンタリー」

ジョン・リスゴー　「ザ・オールドマン～元CIAの葛藤」

ジョナサン・プライス　「ザ・クラウン」

ジョン・タトゥーロ　「セヴェランス」

ヘンリー・ウィンクラー　「バリー」

 

□助演女優賞

★ジュリア・ガーナー　「オザークへようこそ」

エリザベス・デビッキ　「ザ・クラウン」

ハンナ・エインビンデル　「Hacks（原題）」

ジャネル・ジェームズ　「アボット　エレメンタリー」

シェリル・リー・ラルフ　「アボット　エレメンタリー」

 

 

〈リミテッド・シリーズ／TV映画部門〉

 

■作品賞

★「ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル」

「ブラック・バード」

「ダーマー モンスター：ジェフリー・ダーマー」

「ドロップアウト～シリコンバレーを騙した女」

「パム＆トミー」

 

■男優賞

★エヴァン・ピーターズ　「ダーマー モンスター：ジェフリー・ダーマー」

タロン・エジャトン　「ブラック・バード」

コリン・ファース　「ザ・ステアケース　-偽りだらけの真実-」

アンドリュー・ガーフィールド　「アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実」

セバスチャン・スタン　「パム＆トミー」

 

■女優賞

★アマンダ・サイフリッド　「ドロップアウト～シリコンバレーを騙した女」

ジェシカ・チャステイン　「George and Tammy（原題）」

ジュリア・ガーナー　「令嬢アンナの真実」

リリー・ジェームズ　「パム＆トミー」

ジュリア・ロバーツ　「ガスリット 陰謀と真実」

 

 

＜「goldenglobes.com」　 1月10日＞