ニュース

海外ドラマ最新レポート Vol.251 「2020年 最も危険なセレブリティ」に「LOVE LIFE」のアナ・ケンドリック 米コンピューターセキュリティ大手が選出

Lovelife_#10_LL_110_120919_SS_1231 - コピー.jpg

米コンピューターセキュリティ大手のマカフィーが、恒例となっている「最も危険なセレブリティ」ランキングで、2020年ナンバーワンの座に「LOVE LIFE」のアナ・ケンドリックを選出した。同ランキングは、オンライン上の名前検索で、マルウェア(悪意のあるソフトウエア)が潜んでいるサイトに遭遇する確率の高いセレブリティを検出したもの。今年で14回目。

 

世界規模のコロナ禍に苦しむ、2020年。外出禁止、もしくは自粛を強いられた人々は今まで以上にオンラインでの娯楽や癒しを求めた。さらに経済の先行きが不安定なことから、無料のサイトにアクセスする機会も多かったはずだ。その結果として無料サイトに潜むマルウェアに攻撃される可能性も増してしまった。

 
それらの攻撃は、なにも成人向けサイトや違法サイトだけに潜んでいるわけではなく、セレブリティの情報を得ようと検索した娯楽サイトでも起こりうるという。
 
マカフィー社発表の「2020年 最も危険なセレブリティ」ランキングの一位はアナ・ケンドリック、二位以降は順にショーン・コムズ、ブレイク・ライヴリー、マライア・キャリー、ジャスティン・ビーバー、テイラー・スウィフト、ジミー・キンメル、ジュリア・ロバーツ、ケイト・マッキノン、ジェイソン・デルーロとそうそうたる顔ぶれ。まさに今、世界中で検索されている名前と言ってよいだろう。
 
自分のファンがマルウェアの被害に遭ってしまうかもしれないという、セレブリティにとっては無念なランキングなれど、人気の証明であることは間違いない。ジャスティン・ビーバーやテイラー・スウィフトを差し置いての一位は、アナ・ケンドリックの2020年の飛躍を示している。
 
アナは主演した米の新配信サービスHBO Max「LOVE LIFE」に加え、アニメ映画『トロールズ ミュージック★パワー』がデジタル配信で大ヒットを記録した。気になる声の出演でアナの名前を検索した人がこれまで以上に多かったのだろう。
 
マカフィー社の担当者は、「サイバー犯罪者はお気に入りのセレブリティについてもっと知りたいと欲する無防備なファンを悪意あるサイトに引き寄せ、マルウェアをインストールさせ、個人情報を盗み出している可能性があります」と忠告。
 
もちろん全ての無料サイトが危険なわけではなく、注意することでマルウェアの攻撃から逃れることは十分可能。
 
具体的なアドバイスとして、マカフィー社は「クリックする前に、どんなサイトなのか考えること。コンテンツをダウンロードする場合は、オフィシャルの公開を待つのがベスト」「違法ストリーミングサイトにはアクセスしない。それらの多くのサイトにはマルウェアやアドウェアが含まれている」としている。
 
 
<「mcafee.com」  10月5日>