ダメージシーズン2

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パティへの憎しみを隠しながら職場復帰したエレン。新たな顧客ダニエルとパティの関係は……!? そしてついに訪れる、パティとエレンの直接対決!
シーズン1で鮮烈なデビューを飾ったフラッシュバック・サスペンス、シーズン2。

シーズン2 見どころ

現在と過去が交錯するフラッシュバック・サスペンス

シーズン毎、最初に結末を見せ、過去と現在を行ったり来たりしながら謎を明かしていくスタイルが斬新なドラマ、「ダメージ」。最大の特徴であるこの時系列トリックによって、見るものは話に引き込まれていく。さらに結末を見ているからこそ物語の展開を予想してしまう視聴者を、見事に裏切るどんでん返しも大きな見どころ。シーズン1第1話の脚本を担当した トッド・A・ケスラー、グレン・ケスラー、ダニエル・ゼルマンは、エミー賞ドラマシリーズ部門脚本賞にノミネートされた。この3人は本作の製作総指揮も務めており、トッド・A・ケスラーとグレン・ケスラー兄弟は、NETFLIXオリジナル作品の「ブラッドライン」でもダニエル・ゼルマンとチームで製作を行っている。

各賞受賞! 実力派キャストが勢ぞろい!!

目的の為なら手段を問わない冷徹なカリスマ弁護士パティを見事演じたグレン・クローズは、この作品でエミー賞主演女優賞に4回もノミネートされ、そのうち2回受賞した。そしてゴールデン・グローブ賞にも3回ノミネートされ、そのうち1回受賞。シーズン1においては、エミー賞とゴールデン・グローブ賞のW受賞となった。
さらにシーズン1では、エミー賞助演男優賞をレイ役ジェリコ・イヴァネクが受賞し、エレン役ローズ・バーン、アーサー役テッド・ダンソンがエミー賞やゴールデン・グローブ賞の助演女優・男優賞にノミネートされるなど、脇を固める俳優たちもその実力を認められている。
キャスティング自体の評価も高い。2008年のエミー賞ではキャスティング担当のジュリー・タッカー、アビー・カウフマン、ロス・メイヤーソンらがドラマ部門キャスティング賞を受賞した。

ストーリー

ホテルの一室でエレンは酒と銃を手にしていた。「真実を話してほしいの」そう言うと彼女は引き金を引いていた。一体誰に話しかけているのか、何を告白するよう迫っているのか。物語はまたもや6か月前にさかのぼる――。

デービッドが惨殺された事件から1か月が過ぎようとしていた。エレンはパティの違法行為を暴こうとするFBIの極秘捜査に協力するため、パティへの憎しみを隠して事務所に戻る。心に深い傷を負った彼女は、セラピーに通いながらも仕事を続けていた。一方パティは知人である科学者ダニエルと10年ぶりに連絡をとり、彼が何者かに脅迫されていると打ち明けられる。彼に助けを求められるも、断るパティ。やがて、ダニエルの妻が殺されてしまい……。結局、パティは妻の殺人容疑をかけられたダニエルの訴訟を引き受けることになるが、事件は単なる殺人から、環境問題を背景にしたエネルギー産業の陰謀へと発展していく。

各話あらすじ

放送時間

キャスト

パティ/Patty Hewes (声:大西多摩恵)

ニューヨーク・マンハッタンに法律事務所を構える、カリスマ女性弁護士。たとえ家族や友人を危険な目に遭わせるようなことがあったとしても、裁判に勝つためならば、手段を選ばないで闘う。感情の起伏が激しく、周囲を振り回すこともしばしば。冷酷な権力者を相手にした、大きな訴訟を担当。家族は再婚した夫フィルと息子のマイケル。シーズン2では、旧知の科学者ダニエルが自身の妻の殺害容疑にかけられ、彼の弁護を買って出る。私生活では、息子マイケルに絶縁の契約書を渡すなど、家族関係も波乱に満ちている。

グレン・クローズ Glenn Close

1947年3月19日、米コネチカット州生まれ。ウィリアム・アンド・メアリー大学で演劇を専攻。卒業後はニューヨークに渡り、ブロードウェイで活躍。1982年、『ガープの世界』で映画デビューをすると、初出演の映画でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。続いて『再会の時』と『ナチュラル』でまたもアカデミー賞助演女優賞にノミネート。1987年には『危険な情事』でストーカー役を演じ、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の主演女優賞にノミネートされた。『アルバート氏の人生』で6度目のアカデミー賞ノミネートを果たした、銀幕の名女優。本作「ダメージ」ではエミー賞とゴールデン・グローブ賞をW受賞。ブロードウェイではトニー賞に3度輝いた。2017年には、『ワンダフル!ウエディング ~結婚できる人できない人~ 』に出演するなど、活躍し続けている。

エレン/Ellen Parsons (声:甲斐田裕子)

ロースクールを卒業したばかりの新米弁護士で、パティの事務所に就職する。就職して早々に、不正な株価操作をして従業員を破産させた億万長者のアーサーの、大きな裁判の担当を任され、不安と緊張の日々を送る。恋人デービッドとの婚約も決まり、私生活は順調に見えたが、前シーズンでデービッドは何者かに殺されてしまう。シーズン2では、心に深い傷を負ったエレンは、セラピーに通いながら仕事を続ける。そして、FBIが行う、パティの極秘捜査に協力する。

ローズ・バーン Rose Bryne

1979年7月24日、豪シドニー生まれ。豪映画『Dallas Doll(原題)』にて映画デビュー。以降オーストラリアのテレビ番組などに出演していたが、1999年から映画にも頻繁に出演するようになった。2002年には『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』に出演。その後『マリー・アントワネット』や『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』、『ANNIE/アニー』など多くの映画・ドラマで活躍。2018年には『ピーターラビット』でヒロイン役を好演した。趣味はヨガ、水泳、サイクリング、クロスワード、読書。

アーサー/Arthur Frobisher (声:小川真司)

パワフルな実業家。元社員に、倒産直前の会社に投資させておきながら、自分は持ち株を売り払って不正な株価操作を行い、従業員は破産させたものの、自分は巨額の富を得た。パティとエレンが、その民事訴訟を担当。弁護士のレイのことを信用している。

テッド・ダンソン Ted Danson

1947年12月29日、米カリフォルニア州生まれ。父親は考古学者。スタンフォード大学から、カーネギー・メロン大学に転校。学生時代に演劇に興味を持つ。1980年に『オニオン・フィールド』で映画デビュー。「Cheers(原題)」では、エミー賞コメディ部門主演男優賞に11回ノミネートされ、1990年と1993年に2回受賞歴がある。ゴールデン・グローブ賞も2度受賞。代表作は「Cheers(原題)」と『スリーメン&リトルレディ』。さらに2011~2015年には「CSI:科学捜査班」シリーズ、2016年からは「グッド・プレイス」にも出演し、近年も活躍を続けている。環境問題の活動家としても知られる。

ダニエル/Daniel Purcell (声:大杉漣)

科学者。妻の殺害容疑をかけられ、弁護をパティに頼む。ダニエルの会社は、ある企業の依頼で新開発の化学物質の分析を行った。彼はその毒性を指摘したが、会社が毒性なしと報告書を改ざんした。その事件にかかわるのは、業界第3位のエネルギー会社アルティマ・ナショナル・リソース(UNR)であることを、パティが突き止める。

ウィリアム・ハート William Hurt

1950年3月20日、米ワシントンD.C.生まれ。ボストンのタフツ大学で神学を専攻していたが、演劇科に転向。ニューヨークのジュリアードでも演劇を学ぶ。その後舞台を中心に活動し、『Hurlyburly(原題)』 ではトニー賞にノミネートされ、『My Life』ではオビー賞を受賞。1980年に『アルタード・ステーツ/未知への挑戦』で映画デビューを飾り、4度アカデミー賞にノミネートされた経歴を持つ。2018年には『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に出演し、現在もTVシリーズとドラマで幅広く活躍。

クレア/Claire Maddox (声:宮寺智子)

ダニエルの事件に絡む、業界第3位のエネルギー会社、アルティマ・ナショナル・リソース(UNR)の弁護士。UNRの不正な株価操作を元愛人であるダニエルに教えられ、会社と、社長ウォルターに不信感を抱く。

マーシャ・ゲイ・ハーデン Marcia Gay Harden

1959年8月14日、米カリフォルニア州生まれ。父親が海軍少佐であったため、アメリカの各地域や日本など、各地を転々として育つ。ギリシャに住んでいた時に演技に興味を持ち、テキサス大学演劇科を卒業後、ニューヨーク大学の演劇プログラムを受講。舞台で活動していた時には、ヘレン・ヘイズ賞にノミネートされた経験を持つ。映画でも活躍し、2014年には『マジック・イン・ムーンライト』、2015・2017・2018年には『フィフティ・シェイズ』シリーズに出演。「コード・ブラック 生と死の間で」シリーズにも出演するなど、TVシリーズでも存在感を発揮している。テキサス大学オースティン校初のオスカー受賞者。

トム/Tom Shayes (声:大滝寛)

パティの弁護士事務所のエースで、右腕的な存在。エレンから信頼されている。1度事務所を辞めたように見えたが、実は影でパティと仕事を行っていた。アーサーの事件で事務所に戻ってくる。シーズン2では、自分とパティがFBIの捜査の対象になっていることに気が付き、連邦検事補である姉のシンシアに捜査状況を探ってもらう。FBIの思惑とは…?

テイト・ドノヴァン Tate Donovan

1963年9月25日、米ニュージャージー州生まれ。USC時代には、ジョージ・クルーニーらと仲が良かった。主にテレビドラマで活躍。1997年には、ディズニー映画『ヘラクレス』で声優を務めた。人気ドラマ「アリー my Love」や「フレンズ」、「The OC」などにゲスト出演。「ゴシップガール」のシーズン4・5や「Glee」のシーズン2・3、そして本作「ダメージ」のシーズン2・3・5では監督業もこなした。2016年には映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』に出演。私生活では、ジェニファー・アニストンやサンドラ・ブロックと交際していた。

ハリソン/Agent Randall Harris (声:西嶋陽一)

パティが違法行為を行っていると疑い、パティを捜査するFBIの捜査官。

マリオ・ヴァン・ピープルズ Mario Van Peebles

1957年1月15日、メキシコ生まれ。父親はインディペンデント系ブラック・ムービーで知られるメルヴィン・ヴァン・ピープルズ。コロンビア大学の経済学部を卒業後、映画投資会社や証券取引所など様々なキャリアを積むが、演技に興味を持ち、モデルや舞台の世界に飛び込む。現在は、俳優・監督・脚本家として活躍する、マルチプレーヤー。1985年の『ダウンタウン・ウォーズ』あたりから映画界で活躍し始める。本作「ダメージ」では監督兼俳優を務める。2016年には、ニコラス・ケイジ主演の『パシフィック・ウォー』の監督として活躍。

作品基本情報

原題:DAMAGES
データ:シーズン2・2009年/アメリカ/吹替/60分/今回シーズン2・全13話/HD作品
製作総指揮:トッド・A・ケスラー、グレン・ケスラー、ダニエル・ゼルマン
出演:グレン・クローズ、ローズ・バーン、テッド・ダンソン、ウィリアム・ハート、マーシャ・ゲイ・ハーデン、テイト・ドノヴァン、マリオ・ヴァン・ピープルズ