ストーリー


ジェームズ・メイが大好きなイタリアを隅々まで巡る旅に出る。シチリアの州都パレルモからドロミテまでほぼ全ての地域を訪れ、文化、食、産業、スポーツまでを網羅する。その背景には、都会でも田舎でも世界屈指の美しい風景が広がる。 イタリアという国はどこか矛盾しているとジェームズは常々感じていた。科学やファッション、エンジニアリングといった分野の最先端を行く国と見なされる一方で、経済インフラの面ではかなり落ちぶれてきている。しかし、イタリアという国もイタリアの人々も結局はうまく切り抜けてしまうのだ。 そこでジェームズが投げかけるのは、“イタリア人はいい人生を送る秘訣を知っているのだろうか?”という問いだ。イタリアで何週間も過ごすうちに、ジェームズは“ドルチェ・ヴィータ”こと甘い生活を見いだすことができるのだろうか。