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スタートレック/ディープ・スペース・ナインシーズン3

イントロダクション

エミー賞受賞! 傑作SFドラマ『スタートレック』シリーズ第3弾!!
宇宙ステーション「ディープ・スペース・ナイン」を舞台に、テレビドラマ史上空前のスケールで宇宙戦争が繰り広げられるSF大河ドラマの決定版、シーズン3を放送開始!!

作品解説

スタートレックシリーズ第3作(「まんが宇宙大作戦」を除く)。宇宙ステーション“ディープ・スペース・ナイン(DS9)”を舞台に、星間戦争の危機を描く大河ドラマである本作は、『スタートレック』シリーズの中でも異色作で、シーズンを重ねるごとに熱心なファンを数多く獲得。全米で7年間にわたり放送され高視聴率を獲得した。TV界のアカデミー賞と言われる、エミー賞で、1993、1995年に特殊メイクアップ賞、1993年にメインテーマ曲賞、視覚効果賞を受賞。1996、1997年には2年連続でSF界で権威あるヒューゴー賞にノミネートされている。


「スタートレック/ディープ・スペース・ナイン」 受賞歴

★エミー賞/
●1993年(シーズン1)=7部門ノミネート & 3部門受賞(メインテーマ曲賞、視覚効果賞「聖なる神殿の謎」、メイクアップ賞「ワーム・ホールから来たエイリアン」)
●1994年(シーズン2)=2部門ノミネート

●1995年(シーズン3)=3部門ノミネート & 1部門受賞(メイクアップ賞「老化促進テレパシー」)

●1996年(シーズン4)=5部門ノミネート
●1997年(シーズン5)=5部門ノミネート
●1998年(シーズン6)=6部門ノミネート
●1999年(シーズン7)=4部門ノミネート

これだけ知っていれば楽しめる「スタートレック/ディープ・スペース・ナイン」の世界

惑星連邦…………西暦2161年設立。異星人同士の共存と平和、技術交換を目的に地球周辺領域の150の文明で結ばれた惑星間同盟。
宇宙艦隊…………惑星連邦の管理下、各分野のスペシャリストにより組織され、未知の宇宙の探査と『連邦』の防衛、パトロールを主な任務とする。
カーデシア連邦……惑星カーデシア・プライムを母星とする恒星間連邦国家。惑星連邦と敵対。母星の資源の枯渇後、他の星系で資源を得るため武力を使い、軍事国家に。宇宙ステーション“テロック・ノール”を拠点に惑星ベイジョーを侵略し、その資源を搾取し切った後、ベイジョーから撤退。しかしその後ワームホールの出現により、再びベイジョーとDS9(旧テロック・ノール)の奪還をもくろむ。
ベイジョー…………カーデシア連邦領土と惑星連邦の境界に位置する惑星。ベイジョー人は2万5千年以上の歴史を持ち、精神文化に優れる。かつては美しい自然と温和な民族で知られたが、カーデシアに占領され、資源を略奪される。激しいレジスタンス活動の後カーデシアを撃退するが、長い植民地支配と混乱の後に誕生した臨時政府は力が弱く、惑星連邦に援助を依頼する。
ワームホール……惑星ベイジョーの天空の小惑星帯に出現した宇宙の穴で、ベイジョーのある宇宙域と七万光年離れたガンマ宇宙域を瞬時につなぐトンネル状の近道。未踏の宇宙への入り口として注目され、その利権をめぐる争いが生じる。ベイジョーの宗教信仰と密接な関わりがある。
ディープ・スペース・ナイン…通称DS9。惑星ベイジョー衛星軌道上の宇宙ステーション。かつてカーデシア軍が惑星ベイジョー侵略の際に資源採掘用ステーションとして使用。カーデシア名は“テロック・ノール”。カーデシアの撤退により放棄される。惑星連邦はベイジョーの援助とともに連邦の9番目の中継ステーションとして管理を引き受ける。連邦下ではベイジョーの連邦加盟のための中継点であり、ワームホールの管理も行うと同時に、開放された宇宙ステーションとして、様々な宇宙人が行き交い、常時200~300人が居住している。司令官は宇宙艦隊ベンジャミン・シスコ。
ドミニオン……可変種(シェイプシフターとも言う流動体生物)のファウンダー(創設者)という種族が支配する一大帝国。ガンマ宇宙域のワーム・ホール近隣の領域を支配。彼等は、人間などの有機体や機械などの無機物などあらゆるものに変身可能。しかし一つの形態を長時間保つことが出来ず、液体となって休息を取る。固定体の迫害から生き延び、勢力を広げ数多くの種族や文明を支配。敵対する勢力には戦闘種族“ジェム・ハダー”を差し向ける。ワーム・ホール出現後は地球のあるアルファ宇宙域に侵攻を始め、ベータ宇宙域にも出現、他の種族に姿を変え、組織中枢に潜入。
ジェム・ハダー……単性生物のため生殖せず、ドミニオンにより人工的に生育されており、戦闘のためのみに存在する。遺伝子操作により、首にあるチューブより供給されるホワイトという薬物以外一切の食物も口にせず、睡眠も休息も必要としない。平均寿命は15歳。
クリンゴン帝国……ベータ宇宙域の惑星クロノスを母星とし名誉を重んじる好戦的な種族。初代皇帝カーレスから続く皇帝制国家だが、現在は最高評議会により統治される。惑星連邦とは長年の敵対後に和解、加盟はしていないが、同盟国家として相互の行き来は自由に。しかし、ガンマ宇宙域からのドミニオンの進出により、惑星連邦との関係も微妙に。

スタートレックシリーズについて

シリーズの原点「宇宙大作戦」が1969年に終了した後も、スタートレックの熱狂的な人気はとどまるところを知らず、1979年の第1作目から現在までに13作製作された劇場版をはじめ、TVシリーズでも次々と続編が作られた。アニメ作品である「まんが宇宙大作戦(1973年~1974年)」をはさんで、「宇宙大作戦」から実に18年の時を経て放送開始された「新スタートレック」が全世界で大ヒットを記録、スタートレック世界の人気を決定的なものとした。その後、本作「スタートレック/ディープ・スペース・ナイン(1993年~1999年)」や「スタートレック/ヴォイジャー(1995年~2001年)」「スタートレック エンタープライズ(2001年~2005年)」「スタートレック ディスカバリー(2017年~)」といったシリーズが現在も製作され続けている。

スタートレックシリーズの年代設定

2063年(21世紀) 人類初のワープ飛行。バルカン人とのファースト・コンタクト
2151年(22世紀) 「エンタープライズ」アーチャー船長 (米制作年:2001~2005年)
2250年代(23世紀)「ディスカバリー」 (米制作年:2017年~)
2266年(23世紀) 「宇宙大作戦」カーク船長 (米制作年:1966~1969年)
2364年(24世紀) 「新スタートレック」ピカード艦長 (米制作年:1987~1994年)

2369年(24世紀) 「ディープ・スペース・ナイン」(本作)シスコ司令官・艦長 (米制作年:1993~1999年)

2371年(24世紀) 「ヴォイジャー」ジェインウェイ艦長 (米制作年:1995~2001年)

ストーリー

24世紀初頭。辺境の惑星ベイジョーは、近くでワーム・ホール(銀河系を結ぶトンネル状の近道)が発見されたため、銀河の果ての、未踏の地への入り口として戦略的重要拠点となった。30年あまりの間、カーデシア人の侵略を受けた惑星ベイジョーの人々は、壮絶な戦闘の末、彼らを撃退した。しかし、その美しかった国土は焦土と化し、資源は全て搾取され、惑星内の情勢は不安定であった。

また、カーデシア人の前線基地だった宇宙ステーション“ディープ・スペース・ナイン(DS9)”は防衛機能などの最新設備が破壊されたまま放置された。地球を中心とする150の文明が同盟を組んだ『惑星連邦』は、惑星ベイジョーの連邦加盟のため地球人ベンジャミン・シスコを司令官に任命し、“DS9”に派遣する。ベイジョー奪還をもくろむカーデシア人に包囲され、宇宙探検家、商人、スパイなどさまざまな航行者が行き交う混沌とした宇宙ステーションを舞台に、シスコ司令官ほかクルーたちの活躍を描く。

各話あらすじ

第1話「ドミニオンの野望 前編」/THE SEARCH, PART I

DS9にガンマ宇宙域を支配するドミニオンの危機が迫る。シスコはこのままドミニオンの襲撃を黙って待つよりも、ドミニオンと話し合い、惑星連邦にはドミニオンに対する敵意はないことを納得させるために、宇宙艦隊から借りてきた戦艦ディファイアントに乗って旅立つ。

脚本:ロナルド・D・ムーア(脚本)、アイラ・スティーヴン・ベール(原案)、ロバート・ヒューイット・ウルフ(原案)
監督:キム・フリードマン

第2話「ドミニオンの野望 後編」/THE SEARCH, PART II

ジェム・ハダーに攻撃を受けたシスコたちだったが、ダックスとオブライエンのおかげで無事DS9に帰還することを得る。しかしその間、惑星連邦はドミニオンと和平交渉を進め、ベイジョーをドミニオンに渡すことで協定を結ぼうとしていた。怒るシスコだったが……。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ダーティハリー』、ナタリア・ノグリッチ「新スタートレック」
脚本:アイラ・スティーヴン・ベール(脚本&原案)、ロバート・ヒューイット・ウルフ(原案)
監督:ジョナサン・フレイクス

第3話「クワークの結婚」/THE HOUSE OF QUARK

クワークの店で酒を飲んでいたコザックというクリンゴン人が、酔ったはずみの事故で、自分のナイフを自分で突き刺して死んでしまう。しかしクワークは集客のため、自分が正当防衛でコザックを殺したという嘘をついてしまう。オドーはコザックの遺族の復讐を心配して、クワークに本当のことを言うよう迫るが……。

脚本:ロナルド・D・ムーア(脚本)、トム・ベンコ(原案)
監督:レス・ランドウ

第4話「仮面の幻影」/EQUILIBRIUM

シスコ父子が催したホーム・パーティで、ジェイクの楽器を見つけ、とあるメロディーを弾きだしたダックス。その時からダックスの様子がおかしくなった。いつも穏やかでにこやかだったのに、シスコとキラに対して喧嘩を売る。キラと喧嘩別れしたあと、ダックスは仮面をかぶった人々の幻覚を見る。

脚本:レネ・エシェヴァリア(脚本)、クリストファー・ティーグ(原案)
監督:クリフ・ボール

第5話「恐るべき過去」/SECOND SKIN

ベイジョーの公文書記録センターからキラに、エルムスパー飛行少年短期収容所に入っていたことがあるか、という問い合わせの通信が入る。もちろんキラにはそんな覚えはなかったが、記録にはたしかにそう残っていた。また当時、同室に入れられていた仲間もキラを覚えていた。キラは真実を探るためベイジョーへ赴くが……。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ダーティハリー』、ビリー・バーク『トワイライト』シリーズ
脚本:ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:レス・ランドウ

第6話「捨て子の秘密」/THE ABANDONED

ある日クワークは、ボスリックから、ラチナム3本で難破船の残骸を買わされる。何か金目のものはあるかと見に行ってみると、赤ちゃんの泣き声が。シスコは久しぶりに抱いた赤ちゃんにジェイクが小さかった頃を思い出して感慨に浸る。翌日、なんと一日で例の赤ちゃんは8、9歳の少年へと成長を遂げていた。シスコ役エイヴリー・ブルックス監督エピソード。

脚本:D・トーマス・メイオ、スティーブ・ウォーネク
監督:エイヴリー・ブルックス(シスコ役)

第7話「暴徒制圧モード始動」/CIVIL DEFENSE

オブライエンとジェイクが、かつてカーデシアが金属加工場として使っていた部屋を、デューテリアムの精製所に改造しようと、その部屋のコンピューターからカーデシアのファイルを消去していたとき、間違って自動警備プログラムを作動させてしまう。そのためコンピューターは、ベイジョー労働者の暴動が起きたと勘違いし、すぐに降伏しろと迫る。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ダーティハリー』
脚本:マイク・クローン
監督:レザ・バディ

第8話「次元移動惑星M」/MERIDIAN

ガンマ宇宙域へ探索に出かけたシスコたちの前で、いきなり宇宙空間から惑星メリディアンが出現した。メリディアンは異なる2つの次元を行き来している惑星で、こちらの次元にいる間は実体があるが、もう一つの次元のほうにいる間は実体がない、という不思議な惑星だった。「新スタートレック」ライカー役ジョナサン・フレイクス監督エピソード。

ゲスト:ジェフリー・コムズ『死霊のしたたり』
脚本:マーク・ギャレッド=オコネル(脚本)、ヒラリー・ベイダー(原案)、エヴァン・カルロス・ソマーズ(原案)
監督:ジョナサン・フレイクス(「新スタートレック」ライカー役)

第9話「奪われたディファイアント」/DEFIANT

ある日、ウィル・ライカーがDS9を訪れる。キラはライカーの人柄に惹かれ、ステーションを案内しようと申し出る。ライカーはキラにディファイアントを見せてほしいと頼む。しかしディファイアントに乗り込んだとたん、ライカーはキラを撃ち、ディファイアントを奪って逃走してしまう。

ゲスト:ジョナサン・フレイクス「新スタートレック」
脚本:ロナルド・D・ムーア
監督:クリフ・ボール

第10話「恋の感謝祭」/FASCINATION

DS9では、ベイジョーの感謝祭で皆が浮かれていた。ラクサナ・トロイも祭りに招かれて来訪し、オドーにモーションをかける。調査の仕事でベイジョーに派遣されていたケイコも、2ヵ月ぶりにオブライエンのもとに帰って来た。だが久し振りに会った夫婦はつまらない事でケンカになってしまう。シスコ役エイヴリー・ブルックス監督エピソード。

ゲスト:メイジェル・バレット「新スタートレック」
脚本:フィリップ・ラゼブニク(脚本)、アイラ・スティーヴン・ベール(原案)、ジェームズ・クロッカー(原案)
監督:エイヴリー・ブルックス(シスコ役)

第11話「2024年暴動の夜・前篇」/PAST TENSE, PART I

シスコら士官が地球のシンポジウムに招かれた。シスコ、ダックス、ベシアーの3人は転送機で降下するが、3人はなんと2024年の地球に降りてしまう。そしてシスコとベシアーは警察につかまり「保護区域A」に入れられる。その保護区域では、その後の地球の歴史を変えるある事件が数日後に起こるはずだった……。

ゲスト:ジム・メッツラー『テックス』、ビル・スミトロヴィッチ「THE EVENT/イベント」
脚本:ロバート・ヒューイット・ウルフ(脚本&原案)、アイラ・スティーヴン・ベール(原案)
監督:レザ・バディ

第12話「2024年暴動の夜・後篇」/PAST TENSE, PART II

21世紀サンフランシスコの保護区域で「ベル暴動」が起こる。失業者とホームレスの施設で発生した管理センター占拠事件だが、ここで人質を守り通さなければ、未来の歴史が変わってしまう。だが、その未来から来たシスコとベシアーのせいでキーパーソン、ベルが死んでしまった。

ゲスト:ジム・メッツラー『テックス』、クリント・ハワード『アポロ13』、ビル・スミトロヴィッチ
脚本:アイラ・スティーヴン・ベール、レネ・エシェヴァリア
監督:ジョナサン・フレイクス(「新スタートレック」ライカー役)

第13話「バライルの死」/LIFE SUPPORT

ベイジョーからの船が途中で事故を起こし、DS9に到着する。その船にはベイジョーの精神的指導者であるカイ・ウィンと、キラの恋人でもあるヴェデク・バライルが乗っていた。2人は、カーデシアと和平協定の交渉を極秘に進めるため、DS9へやってきたところだった。しかし、バライルは神経系にかなりの重症を負っていた。

ゲスト:ルイーズ・フレッチャー『カッコーの巣の上で』
脚本:ロナルド・D・ムーア(脚本)、クリスチャン・フォード(原案)、ロジャー・ソファー(原案)
監督:レザ・バディ

第14話「可変種の定め」/HEART OF STONE

キラとオドーはベイジョーの植民地「預言者の地」からの帰りに、リセピアン船がマキの船に襲われたのを探知、マキの船らしき方を追う。とある衛星に逃げ込んだマキのメンバーを探して洞窟をさまよううち、キラは足を「生長する水晶」にとられて動けなくなってしまう。

脚本:アイラ・スティーヴン・ベール、ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:アレクサンダー・シンガー

第15話「三匹の毒蛇」/DESTINY

DS9にカーデシアの科学者チームがやって来る。今回、カーデシアの協力を得て、ガンマ宇宙域に亜空間通信中継機を設置することになったのだ。しかし、ベイジョーのヴェデク・ヤルカが古代の預言を引き合いに出し、プロジェクトの中止を求めてくる。

ゲスト:トレイシー・スコギンズ「バビロン5」シリーズ、ウェンディ・ロビー「ツイン・ピークス」
脚本:デービッド・S・コーエン、マーティン・A・ワイナー
監督:レス・ランドウ

第16話「新・金儲けの秘訣」/PROPHET MOTIVE

ある日突然、グラント・ネーガス・ゼクがDS9へやってきた。おかげでクワークは部屋を追い出され、弟のロムと同居する羽目に。一方ベシアーは、惑星連邦で最も権威のある医学賞、キャリントン賞にノミネートされてとまどう。

ゲスト:ウォーレス・ショーン「ゴシップガール」
脚本:アイラ・スティーヴン・ベール、ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:レネ・オーバジョノアー(オドー役)

第17話「DS9破壊工作」/VISIONARY

オブライエンがたびたびタイムスリップし、未来を垣間見るようになる。ある事故の結果、ブラックホールの出す時間変動波の影響を受けてこのような現象が起きているらしい。オブライエンの証言によれば、DS9を訪れているロミュランの使節団と、たまたま居合わせたクリンゴンの一行がいさかいを起こし、乱闘になるという。

脚本:ジョン・シャーリー(脚本)、イーサン・H・コーク(原案)
監督:レザ・バディ

第18話「老化促進テレパシー」/DISTANT VOICES

ベシアーのところにレシア人のアルトヴァがやってきて、形状記憶ジェルを売ってくれと言う。売買が禁止されている品なのでベシアーは断るが、アルトヴァは医療室に侵入してジェルを探す。居合わせたベシアーはアルトヴァに襲われ意識不明となり……。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ダーティハリー』
脚本:アイラ・スティーヴン・ベール(脚本)、ロバート・ヒューイット・ウルフ(脚本)、ジョー・メノスキー(原案)
監督:アレクサンダー・シンガー

第19話「鏡の裏のシスコ」/THROUGH THE LOOKING GLASS

シスコが勤務を終えて帰ろうとしたとき、手に銃を持ったオブライエンが現われた。といってもこのオブライエンは「DS9のオブライエン」ではない。この宇宙と平行した次元に存在する別の宇宙からやってきたオブライエンなのだ。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ダーティハリー』
脚本:アイラ・スティーヴン・ベール、ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:ウィンリック・コルベ

第20話「姿なき連合艦隊 前篇」/IMPROBABLE CAUSE

ガラックの店で爆発が発生。巧妙に事故に見せかけてはいたが、どうやらガラックの命を狙った破壊工作らしい。ガラックはかつて、カーデシアの秘密警察オブシディアン・オーダーのメンバーだった過去をもち、カーデシアから追放された人物であった。しかしガラックは、自分がなぜ狙われるのか検討もつかない、と言い張る。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ダーティハリー』
脚本:レネ・エシェヴァリア(脚本)、ロバート・レダーマン(原案)、デヴィッド・R・ロング(原案)
監督:エイヴリー・ブルックス(シスコ役)

第21話「姿なき連合艦隊 後篇」/THE DIE IS CAST

かつてのカーデシアの秘密警察オブシディアン・オーダーの長として君臨し、ガラックの上司でもあったエナブラン・テイン率いる、カーデシアとロミュランの連合艦隊は、ガラックとオドーを旗艦に乗せたまま、ガンマ宇宙域の創設者たちの母星へと向かう……。

ゲスト:リーランド・オーサー「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」、アンドリュー・ロビンソン、レオン・ラッサム
脚本:ロナルド・D・ムーア
監督:デヴィッド・リヴィングストン

第22話「夢の古代船」/EXPLORERS

DS9にレキシントン号が立ち寄り、ベシアーが学生時代にライバルだったドクター・エリザベス・レンズがやってくる。一方シスコは、ベイジョーの古い帆船を自分の手で組み立て旅に出る。伝説ではその古代ベイジョー船が800年も前に、ベイジョー・カーデシア間の飛行に成功したというのだ。

脚本:レネ・エシェヴァリア(脚本)、ヒラリー・J・ベイダー(原案)
監督:クリフ・ボール

第23話「クワークの母」/FAMILY BUSINESS

クワークとロムの母親イシュカが商売に手を出し、クワークがフェレンギ会計監査局(FCA)に監督責任を問われる。フェレンギの女性はビジネスをするなどして金を稼いではいけないのだ。クワークはフェレンギ星に帰り、罪を認めて稼いだ金を返却するよう母親を説得するが、言う事を聞かない。

ゲスト:アンドレア・マーティン、ペニー・ジョンソン、ジェフリー・コムズ
脚本:アイラ・スティーヴン・ベール、ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:レネ・オーバジョノアー(オドー役)

第24話「シャカールの乱」/SHAKAAR

DS9にベイジョーから緊急通信が入った。ベイジョー政府を率いてきたケイレム・アプレン首相が亡くなったというのである。その後継者にカイ・ウィンが指名されたことを聞いて、キラは愕然とする。キラから見ればカイ・ウィンは、自らの保身に汲々とする権力欲のかたまりであった。

ゲスト:ジョン・ドーマン「アフェア 情事の行方」、ルイーズ・フレッチャー『カッコーの巣の上で』
脚本:ゴードン・ドーソン
監督:ジョナサン・ウェスト

第25話「クルゾンの秘密」/FACETS

ダックスはシスコたち7人の友人を集めて、ジャンタラに協力してほしいという。ジャンタラとはトリルの儀式で、自分より以前の本体の記憶をそれぞれ独立させて、一時的に協力者に移し替えるというものだ。こうすることによって、過去の本体たちと向き合うことができるのである。

脚本:レネ・エシェヴァリア
監督:クリフ・ボール

第26話「忍び寄る可変種の脅威」/THE ADVERSARY

シスコは大佐に昇進し、皆の祝福を受ける。しかしその祝福の席にやってきたクラジェンスキー大使は、シスコにツェンケチでクーデターが起きたことを告げ、ディファイアントの出動を要請する。ディファイアントはツェンケチへ向かうが、途中で通信システムにトラブルが発生。修理に赴いたオブライエンとダックスが見たものは……。

脚本:アイラ・スティーヴン・ベール、ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:アレクサンダー・シンガー

放送時間

    キャスト

    ベンジャミン・シスコ司令官/Cmdr./Capt. Benjamin Sisko (声:玄田哲章)

    地球人。DS9の司令官。惑星連邦宇宙艦隊中佐。常に沈着冷静で、融通が利かないという一面も。ジャン=リュック・ピカード艦長が誘拐されたボーグ第1次太陽系侵攻の際(「新スタートレック」シーズン3第26話、シーズン4第1話)、妻を失っている。

    エイヴリー・ブルックス Avery Brooks

    1948年10月2日、米インディアナ州生まれ。黒人として初めてラトガース大学の演技・演出科を卒業する。シェイクスピアの舞台「オセロ」、オペラ「X:The Life And Times of MalcomX(マルコムXの伝記をオペラ化したもの)」で主演をつとめ、TVでは「私立探偵スペンサー」のホーク役など出演多数。また、いくつかの大学で演劇の教授として教鞭を執っている。

    キラ・ネリス少佐/Major Kira Nerys (声:小宮和枝)

    ベイジョー防衛軍少佐。連邦との連絡員でDS9副司令官も兼ね、ベイジョーと連邦の板挟みとなることも。勝気な性格で過激な行動も多い。当初は惑星連邦とシスコに反抗的であったが、次第にシスコを信頼するようになる。かつては対カーデシア反乱時の英雄だった。

    ナナ・ヴィジター Nana Visitor

    1957年7月26日、米ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。母がダンススタジオを経営していたこともあり、7歳からバレエを始める。高校卒業後、舞台に立つようになり、昼のTVドラマにもレギュラーで出演、1977年には『センチネル』で映画デビュー。85年頃まではダンサーと両立していたが、この後は女優業に絞り込んでいく。その他のTV出演作には「ジェシカおばさんの事件簿」「L.A.ロー」など。1992年、DS9のオーディションによってベイジョー人士官キラ・ネリス役に決まり、これまでのレギュラー出演キャラクターの枠を打ち破るような強いものにしたいと考え、製作陣もそれに同意し、本作のキラのキャラクターが完成した。

    オド-保安主任/Constable Odo Ital (声:加藤精三)

    DS9保安主任。何にでも変身可能なシェイプシフター(流動体生物)で、過去の記憶がない。カーデシア管理下のころからDS9の保安主任を務めており、その公正中立な態度や知識から、連邦下でも保安業務を任されている。

    レネ・オーバジョノアー Rene Auberjonois

    1940年6月1日、米ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。俳優のジョン・ハウスマンと家族ぐるみの交際があり、彼の指導を受けて16歳で舞台に立つ。70年に『M★A★S★H』で映画デビュー、その後「スパイダーマン」のサウンドトラック・アルバムやアニメ映画『リトル・マーメイド』(1989)へ声の出演をするなど、TVや映画で活躍。彼はオドー役についてこう語っている。「彼はつむじ曲がりなところがある。厳格で神経質なんだ。でもおもしろい面もある。だって彼は自分がどこから来たのか知らないうえ、自分の内面に踏み込もうと一生懸命なんだから」。

    ジャッジア・ダックス/Jadzia Dax (声:佐藤しのぶ)

    DS9科学士官で宇宙艦隊少佐。300歳を越す共生生命体ダックスを体に宿すトリル人女性。共生生命体とホスト(母体)は人格や記憶を共有し、ホストの寿命が尽きると記憶や人格と共に新しいホストに移る。ジャッジアは7人目のホスト。一代前のホスト・クルゾンは年配の男性でシスコの友人だった。

    テリー・ファレル Terry Farrell

    1963年11月19日、米アイオワ州生まれ。ニューヨークに移り、モデルとして活躍。1984年、TV「Paper Dolls(原題)」で役者としてデビューする。出演作にTV「ファミリータイズ」、「タイムマシーンにお願い」、映画『ヘルレイザー3』など。

    マイルズ・オブライエン技術主任/Chief Miles O'Brien (声:辻親八)

    地球のアイルランド出身。元U.S.S.エンタープライズD号(艦長:ジャン=リュック・ピカード)転送主任。2369年よりDS9へ転属、技術主任となる。DS9ではエンジニア不足のため常に忙しい。エンタープライズD号で知り合った植物学者ケイコ・イシカワと結婚、一人娘モリーがいる。

    コルム・ミーニイ Colm Meaney

    1953年5月30日、アイルランド・ダブリン生まれ。14歳で演技を始め、アイルランド国立劇場付属の演劇学校に入学後、ロサンゼルスに移り、TVドラマへの出演を開始。「新スタートレック」では当初、役名もないながらセミレギュラー的役割を果たし、次第に大きなポジションを占めるようになった。また、同時にブロードウェイでの舞台も経験、ゴールデン・グローブ賞へノミネートされたこともある。その他、主な出演作には映画『ダイ・ハード2』(1990)、『ラスト・オブ・モヒカン』(1992)、『コン・エアー』(1997)などがある。

    ジュリアン・ベシアー/Doctor Jules "Julian" Subatoi Bashir (声:藤原啓治)

    地球人。DS9医療主任。宇宙艦隊中尉。オープンで惚れっぽいが友人も多い。意外と努力家で、医者としての経験の若さを補う。

    アレクサンダー・シディグ Alexander Siddig

    1965年11月21日、スーダン生まれ。紳士洋服店に2年勤務後、演劇学校に入学、演出科を志すが俳優として舞台に立つことになる。いくつかの舞台に出演するうち、演技に退屈し、俳優をやめてマンチェスター・ライブラリー・シアターで舞台演出家として「ジュリアス・シーザー」の演出を担当する。その後、TVのミニシリーズ「The Big Battalions」のパレスチナ人役での依頼があり、俳優業に復帰。そのミニシリーズの演技が認められ、DS9のレギュラーとなった。ちなみに直接のきっかけは、イギリスで製作されたTVムービー「ロレンス1918」に出演しているのを、リック・バーマンが見ていたことであった。

    クワーク/Quark (声:稲葉実)

    フェレンギ人。DS9の唯一の飲食店「クワークのバー」の経営者でDS9に居住する民間人の代表的存在。カーデシア管理時代よりカジノとバーを営んでおり、ステーション内部には詳しい。フェレンギ社会では金儲けが美徳とされ、ラチナムという通貨を持つ。クワークもバーの経営にとどまらず、みやげものから兵器まであらゆるものを商売のタネとしている。

    アーミン・シャマーマン Armin Shimerman

    1949年11月5日、米ニュージャージー州生まれ。17歳でロサンゼルスに移住、弁護士を志すも母親の勧めにより地域劇団に通うことになる。UCLAを卒業後、ニューヨークの劇団に所属、主にシェイクスピア劇の舞台に立ち、やがてブロードウェイの舞台でも活躍。ロサンゼルスに戻ってからはTVドラマに多数出演、「新スタートレック」ではシーズン1「謎の宇宙生命体」においてフェレンギ人のレテック役として初登場、次いで「夢の人」で“顔(顔のついた箱のようなもの)”役を務めた。

    ジェイク・シスコ/Jacob "Jake" Sisko (声:石田彰)

    シスコ司令官の息子。DS9で父と暮らす。亡くなった母ジェニファーも艦隊士官であった。

    シロック・ロフトン Cirroc Lofton

    1978年8月7日、米カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。9歳の時に教育番組でTVデビューをした後、1992年、『ベートーベン』で映画デビューを果たす。

    作品基本情報

    原題:STAR TREK: DEEP SPACE NINE
    データ:シーズン3・1994~1995年/アメリカ/二カ国語/60分/シーズン3・全26話/SD作品
    製作総指揮:リック・バーマン
    出演:エイヴリー・ブルックス、ナナ・ヴィジター、コルム・ミーニイ、レネ・オーバジョノアー、アーミン・シャマーマン
    日本語吹き替え:玄田哲章、小宮和枝、加藤精三、佐藤しのぶ、辻親八、藤原啓治、稲葉実、石田彰
    日本語吹き替え:玄田哲章、小宮和枝、加藤精三、銀河万丈、佐藤しのぶ、辻親八、藤原啓治、稲葉実、石田彰
    日本語吹き替え:玄田哲章、小宮和枝、加藤精三、銀河万丈、佐藤しのぶ、辻親八、中村大樹、稲葉実、鈴木正和

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