アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件

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作品概要

アメリカン・フットボールの元スーパースター選手、O・J・シンプソンの“世紀の裁判”を描いた法廷ドラマ。
エミー賞&ゴールデングローブ賞ダブル受賞の注目作、チャンネル初放送!!

イントロダクション

1994年6月17日、白のフォード社製ブロンコが複数の警察車両に追跡されながら高速道路を走るところをヘリコプターが生中継した映像に全米中の耳目が集まった。ブロンコに乗っていたのは、元フットボール花形選手で後に俳優に転向したO・J・シンプソン。元妻のニコール・ブラウンと彼女の友人のロナルド・ゴールドマンを殺害した容疑で拘束されそうになったところを、友人が運転する車で逃走したのだった。そんな劇的な展開で始まったO・J・シンプソン事件を、TV「Glee」や「アメリカン・ホラー・ストーリー」のクリエーター、ライアン・マーフィーが製作総指揮としてドラマ化したのが、「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」である。同ドラマは、評論家のみならず一般視聴者からも一様に高く評価され、その年のエミー賞では、ノミネートされた22部門中、作品賞、主演男優賞、主演女優賞を含む9部門で受賞するという快挙を成し遂げた。

主人公のシンプソンを演じているのはキューバ・グッディング・ジュニア。オスカー俳優の実力で、有罪になる恐怖におののきながらも傲慢さは失わないシンプソンを見事に体現している。シンプソンの弁護士で野心的なジョニー・コクランには「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」のコートニー・B・ヴァンス、対する検察官マーシャ・クラークにはライアン・マーフィー製作の「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズの常連女優、サラ・ポールソンが扮し、それぞれエミー賞受賞も納得の演技を披露している。他には、一見別人に見えるメイクアップを施してロバート・シャピロ役を熱演しているジョン・トラボルタや、ロバート・カーダシアン役を演じる「フレンズ」のデヴィッド・シュワイマー、F・リー・ベイリー役に扮する「グッド・ワイフ」のネイサン・レインら、ベテラン俳優たちが脇を固めている。

注)初回放送当時の情報となります

見どころ

テレビ賞を多数受賞した超話題作!

「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」は、売れっ子プロデューサーのライアン・マーフィーが製作総指揮を担当しているだけあって、テレビ評論家から絶賛され、93%の視聴者からも5点満点中4.4点という高スコアを付けられた超話題作。第74回ゴールデングローブ賞では<リミテッドシリーズ/テレビムービー部門>作品賞と、サラ・ポールソンが主演女優賞を獲得! 第68回エミー賞においては<リミテッドシリーズ部門>作品賞、主演男優賞(コートニー・B・ヴァンス)、主演女優賞(サラ・ポールソン)、助演男優賞(スターリング・K・ブラウン)を含む9部門で受賞。その他にも、第32回テレビ批評家協会(TCA)賞でプログラム・オブ・ザ・イヤーを含む3部門で受賞を果たすなど、賞レースにおいても見事な結果を残した。

O・J・シンプソン事件とは

「アメリカン・クライム・ストーリー」は、実際に起きた事件の顛末や関係者を1シーズン完結で描く、いわゆる実録ドラマで、最初のシーズンではO・J・シンプソンが元妻とその友人を殺した容疑で逮捕され裁判にかけられた事件を取り上げている。O・J・シンプソンは、1947年、サンフランシスコ生まれ。大学時代にフットボールで頭角を現し、卒業後はフットボール選手として活躍する。フットボール界引退後は、俳優に転身。『カプリコン・1』や『裸の銃(ガン)を持つ男』などの映画に出演するが、1994年6月に元妻のニコール・ブラウンと彼女の友人ロナルド・ゴールドマンが刺殺される事件が起きる。自分が容疑者として逮捕されることを予想したシンプソンは、友人が運転する自分の車で逃走。シンプソンのフォード車、白いブロンコがパトカーに追われて走るところはヘリコプターから中継放送され、9500万人のアメリカ人の目がテレビに釘付けになったと言われている。シンプソンは殺人容疑で裁判にかけられ、この裁判もまたアメリカ国民の注目を集めたが、証拠や動機が充分あったと思われたにもかかわらず陪審員が無罪判決を提示した際は、白人たちは驚いて落胆したのに対して黒人たちは快哉を叫び、アメリカ社会の人種間の溝を改めて浮き彫りにする形となった。

事件を裏側からも描く面白さ

「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」では、ブラウンとゴールドマンの殺人事件とその捜査、シンプソンの逃亡と拘束までは最初の2話で描かれているのみで、残りの8話はシンプソンがいかに無罪を勝ち取ることになったかという過程を追うことになる。中でも、シンプソンが金にものを言わせて揃えた“ドリーム・チーム”と呼ばれた弁護団や、彼らに対峙した検察官のマーシャ・クラークとクリストファー・ダーデンの言動やキャラクターなどが丁寧に描かれており、O・J・シンプソン事件という一大ドラマの内幕を見せられているようで非常に面白い。

実力派俳優たちを揃えた贅沢なキャスティング

実話に基づいた作品を製作する際、成功の鍵を握る大きな要素になると思われるのがキャスティングだが、「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」では、映画・テレビで活躍してきた実力派俳優たちを適材適所でキャスティングしている。まず、O・J・シンプソン役を演じるキューバ・グッディング・ジュニア。ルックス的にはシンプソンにそれほど似ているわけではないが、オスカー俳優の貫禄で当時のシンプソンを見事に体現している。シンプソンの弁護団、ドリーム・チームの構成メンバーを演じる俳優の面々もすごい。主任弁護士を務めたジョニー・コクランに「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」のコートニー・B・ヴァンス、シンプソンの友人でもあったロバート・カーダシアンに「フレンズ」のデヴィッド・シュワイマー、F・リー・ベイリーに「グッド・ワイフ」のネイサン・レイン、そしてロバート・シャピロ役はジョン・トラボルタが一見別人に見えるメイクアップを施しアクの強いキャラクターとして熱演している。対する検察側のマーシャ・クラークには、「アメリカン・ホラー・ストーリー」の“ライアン・マーフィー組”、サラ・ポールソンが扮し、エミー賞主演女優賞受賞も納得の演技を見せている。

ストーリー

1994年6月13日午前0時10 分、ロサンゼルスの高級住宅街ブレントウッドでニコール・ブラウン・シンプソンと彼女の友人、ロナルド・ゴールドマンの刺殺体が発見される。通報を受けた警察は現場検証を始めると同時に、ニコールの元夫で花形フットボール選手から俳優に転身したO・J・シンプソンに連絡するが、彼はシカゴにいた。その後の警察の調べで、シンプソンは被害者の死亡推定時刻の少し後でロサンゼルスからシカゴに飛んでいたことが判明する。元妻ニコールの死を伝えるためにシンプソンに電話した刑事は、シンプソンがニコールの死の状況を聞かなかったことを不審に思う。

それだけでなく、シンプソンの自家用車から被害者たちの血痕が検出されたこと、殺害現場の靴跡、血の付いた手袋などの証拠は、シンプソンが犯人である可能性を強く示唆していた。さらに、ニコールはシンプソンと結婚していた際、何度もDVの被害を訴えていたのだった。シンプソンの事件を担当することになった検事マーシャ・クラークは、シンプソンが虐待罪を免れたことに憮然として、「虐待の罪は免れられたかもしれないけれど殺人の罪まで免れさせるわけにはいけない」と訴追の決意を固める。シンプソンに対する証拠は固められつつあったが、強気な態度で知られる弁護士ロバート・シャピロは、言葉巧みに地区検察局を説き伏せて、シンプソン拘束を延期させてしまう。しかし、拘束は時間の問題と悟ったシンプソンは、弁護士で友人のロバート・カーダシアンらの前で銃を自分に向け、自殺をほのめかすが、その直後、友人の1 人に運転させたブロンコで自宅を飛び出して行ってしまう……。

各話あらすじ

放送時間

キャスト

O・J・シンプソン/O.J. Simpson (声:藤原啓治)

1947年、カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。貧しい家庭に育つが、高校時代にフットボールで頭角を現し、大学のフットボールチームで活躍した後、NFL入りを果たす。1979年にフットボール界を引退した後は俳優として活躍。1977年、妻子の居る身でニコール・ブラウンと交際を始め、最初の妻との離婚後、1985年に結婚。一男一女をもうけるが、1992年に離婚。翌年、ニコールとよりを戻そうとするが……。

キューバ・グッディング・ジュニア Cuba Gooding Jr.

1968年1月2日、ニューヨークで歌手の両親の間に生まれるが、1972年、家族と共にロサンゼルスに移る。1984年、ロサンゼルス・オリンピック閉会式の際、歌手ライオネル・リッチーのパフォーマンスでブレイクダンスを踊ってキャリアをスタートさせる。1986年、シットコム「Better Days(原題)」でプロの俳優デビュー。1996年、映画『ザ・エージェント』でアカデミー賞助演男優賞を受賞。主なTV出演作には「冒険野郎マクガイバー」や「アメリカン・ホラー・ストーリー: 体験談」などがある。

ロバート・シャピロ/Robert Shapiro (声:森田順平)

1942年、ニュージャージーのユダヤ人家庭に生まれる。1968年に法学部を卒業し、翌年、カリフォルニア州の司法試験に合格。O・J・シンプソンをはじめ、ジョニー・カーソン、マーロン・ブランドの息子クリスチャン・ブランドなど、セレブリティの顧客を多く持つ。

ジョン・トラボルタ John Travolta

1954年2月18日、米ニュージャージー州生まれ。6人兄弟の末っ子。女優兼歌手だった母親の影響で兄・姉も全て俳優である。1972年に俳優デビューを果たし、1976年、映画『キャリー』で演じたヒロインをいたぶる高校生役で注目される。翌1977年に公開された映画『サタデー・ナイト・フィーバー』の主役で大ブレイクしてスターの仲間入りをした。映画出演の代表作には他に『パルプ・フィクション』や『フェイス/オフ』、『ヘアスプレー』などがある。

マーシャ・クラーク/Marcia Clark (声:永吉ユカ)

1953年、カリフォルニアで正統派ユダヤ教信者の両親の間に生まれる。アメリカ食品医薬品局に勤務する父親の関係でアメリカ各地を転々としながら育つ。1979年にカリフォルニア州の司法試験に合格。公選弁護人としてキャリアをスタートさせ、1981年に検察官に転向する。O・J・シンプソン事件の主任検察官を務めることになる。

サラ・ポールソン Sarah Paulson

1974年12月17日、米フロリダ州生まれ。数々の名優を輩出したアメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツを卒業後、1994年、TV「LAW & ORDER」にゲスト出演して俳優デビューを果たす。その後「ジャック&ジル」や「デッドウッド ~銃とSEXとワイルドタウン」などへの出演を経て、ライアン・マーフィー企画・製作の「アメリカン・ホラー・ストーリー」ではシーズン1からレギュラー出演を続けている。本作「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」ではマーシャ・クラーク役で、エミー賞とゴールデングローブ賞の主演女優賞を見事ダブル受賞した。

ロバート・カーダシアン/Robert Kardashian (声:相沢まさき)

1944年、ロサンゼルス生まれ。ロースクール卒業後、10年間は弁護士の仕事をするが、その後、実業家に転業。1970年代にO・J・シンプソンと出会い、親しい友人同士になる。O・J・シンプソン事件の際には、シンプソンがマスコミを避けられるようにと自宅に滞在を許すが……。妻クリス・ジェンナーとの間にコートニー・カーダシアン、キム・カーダシアン、クロエ・カーダシアン、ロブ・カーダシアンをもうけたが、後にクリスとは離婚。

デヴィッド・シュワイマー David Schwimmer

1966年11月2日、米ニューヨーク州生まれ。両親は弁護士。小学生時代にロサンゼルスに移り、ビバリーヒルズ・ハイスクールに通う。ノースウェスタン大学では演劇とスピーチ学を専攻。1982年、コメディ番組「フライング・コップ」の端役でプロの俳優デビュー。「LA・ロー」や「NYPDブルー」などにゲスト出演した後、大人気シットコム「フレンズ」のロス・ゲラー役で大ブレイクを果たす。他のTV出演作には「ラリーのミッドライフ★クライシス」や「バンド・オブ・ブラザース」などがある。

ジョニー・コクラン/Johnnie Cochran (声:中 博史)

1937年にルイジアナ州に生まれるが、1949年、家族と共にロサンゼルスに移り住む。1963年、カリフォルニア州司法試験に合格。1970年代末までには、警察の暴力に立ち向かう弁護士として黒人社会で知られるようになる。ドラマチックで派手な弁護スタイルで法廷に立ち、弁護士業で稼いだ金で華やかなライフスタイルをキープしている。

コートニー・B・ヴァンス Courtney B. Vance

1960年3月12日、米ミシガン州デトロイト生まれ。ハーバード大学在学中からボストン・シェイクスピア・カンパニーにて演劇活動を開始。イエール大学演劇大学院在学中に後に妻となる女優のアンジェラ・バセットと出会う。1983年、テレビ映画「First Affair(原題)」の端役でテレビ初出演。その後は、テレビ映画やドラマ・シリーズにゲスト出演していたが、TV「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」のロン・カーバー地方検事補役で人気を博した。

クリストファー・ダーデン/Christopher Darden (声:丹沢晃之)

1956年、カリフォルニア州生まれ。1980年にカリフォルニア州司法試験に合格。全国労働委員会に職を得るが、仕事に満足できず、ロサンゼルス郡検察局に転職。O・J・シンプソン事件で、マーシャ・クラークに要請されて検察チームの仲間入りをするが……。

スターリング・K・ブラウン Sterling K. Brown

1976年4月5日、米ミズーリ州セントルイス生まれ。名門スタンフォード大学在学中に演技に目覚め、ニューヨーク大学演劇学部大学院に進学。2002年、映画『ブラウン・シュガー』の端役で俳優デビューを果たす。同年、TV「サード・ウォッチ」にも数回にわたり出演。2007年に始まった「アーミー・ワイフ」でレギュラー出演の役を得る。本作「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」と「THIS IS US 36歳、これから」にて2年連続でエミー賞を受賞する快挙を成し遂げた。

作品基本情報

原題:The People v. O. J. Simpson: American Crime Story
データ:2016年/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/全10話/HD作品
製作総指揮:ライアン・マーフィー
出演:キューバ・グッディング・ジュニア、ジョン・トラボルタ、サラ・ポールソン、デヴィッド・シュワイマー