アビー・グラント
世界が謎のウイルスに侵されるまではごく普通の主婦。息子のピーターは末期の病魔を克服し、快気祝いと称してアドベンチャー休暇に出ていた。アビーも職場への復帰を考え、夫婦仲の修復も試みながら、自身の人生を立て直そうとしていた。しかし運命はそうはさせてくれなかった。夫デビッドを失い悲しみに暮れる暇もなく彼女は、そのエネルギーを他の生存者と一緒に生存の可否も行方も分からない息子の探索に注ぐことになる。生存者たちのリーダーとなったアビーは、人間の生命力の底力を証明する生きる象徴となる。
ジュリー・グレアム
1965年7月24日スコットランド生まれ。TV「ボーンキッカーズ」に主演。
グレッグ・プレストン
巨大企業のシステム・アナリストだったグレッグは、仕事ばかりの人生に行き詰まりを感じ、新たな生活を夢見ていた。大企業で働く夫がもたらす裕福な生活に満足な妻は、物に不自由ない生活からかけ離れた、夫の思い描く理想にうんざりしていた。そんな家族や友達からの愛を拒絶し、辛い傷を自分で癒しながら生きることを決めたグレッグ。しかし人間の本能はそう簡単に拒むことができない。
パターソン・ジョセフ
1964年6月22日ロンドン生まれ。映画「ザ・ビーチ」「イーオン・フラックス」TV「ジキル」などに出演。
アニャ・ラクジンスキ
ウイルスの蔓延で、自分の持っている全てを人々の救済のためにかけようとする若い医師。有効なワクチンが存在しないウイルスに親友が侵されてゆく姿を、病院でなす術なく見守り、彼女は自分の無力さを思い知らされる。だがこの新世界では、アニャの医療知識と技術は、人々が殺人を犯しても手に入れたい価値あるものであることをアニャは知ることになる。
ゾー・タッパー
1981年イングランド生まれ。映画「クレアモントホテル」に出演。TV「アガサ・クリスティー ミス・マープル３ ゼロ時間へ」では、ジュリー・グレアムと共演。
トム・プライス
頭が良く、ハンサムでチャーミングだが、非常に危険な人物。欲しいものを得るために目的に突進する彼は、誰にも止めることが出来ない。ウイルス蔓延の日、プライスは独房に隔離されていたため、周りの囚人たちが全滅する中で死を免れた。ウイルスの脅威が長期化すればするほど、彼の生存への執着は揺るぎないものとなってゆく。ついに脱獄を果たし、生存者たちのグループに加わるが彼の計略は怪しい。
マックス・ビースレイ
1971年1月15日イングランド生まれ。映画「グリッター きらめきの向こうに」「ＨＯＴＥＬ ホテル」TV「ホテル・バビロン」「ラスト・エネミー 監視国家の陰謀」に出演。
アル・サディク
金持ちでハンサムなプレイボーイのアルは悠々自適な人生を送ってきた。ウイルスが蔓延した後、図らずも11歳の少年ナジドの父親代わりとなる。自分が父親になるとは想像してもいなかったアルは、最初はひどい父親ぶりを見せる。この新しい世界を、父親ではない境遇で迎えたかったアルだが、新しい彼の人生は、今まで彼が送ってきた人生では考えられなかった人としての成長を促すものになった。
フィリップ・ライズ
6月14日ロンドン生まれ。TV「２４ TWENTY FOUR」「NIP/TUCK マイアミ整形外科医」「ＮＣＩＳ ～ネイビー犯罪捜査班」「ＢＯＮＥＳ ボーンズ -骨は語る-」など多くの作品にゲスト出演。