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インタビュー

ジェンセン・アクレス スペシャルインタビュー

「スーパーナチュラル」で邪悪な魔物たちを退治する旅にでるウィンチェスター兄弟の兄、ディーン役を演じているジェンセン・アクレスは、子供モデル出身だけあって、いかにもアメリカの好青年という印象。“ホラー・アクション・ドラマ”とでも定義すべき「スーパーナチュラル」の視聴者たちと世代が同じだけあって、ホラーというジャンルが好きだと言う。

「『エクソシスト』とか『シャイニング』のような作品が好きだよ。でも最近は、この番組の仕事が忙しくてあまり映画館には観に行けないんだけど、この間はDVDでリメイク版の『悪魔の棲む家』を観た。いくつか、なかなか怖いシーンがあって、『おー、コレ、なかなかイケてるじゃん』なんて思って戻って見直して『やるねえ...』なんて感心したりして。だから『怖いっ!』っていうより『上手いっ!』って感じだったな」

ホラー作品の製作現場を知ってしまうと、怖がる楽しみが無くなったりしまいませんか?

「確かにそれはあるね。ホラーに限らず映画全般そうかもしれない。どうしてもいろいろな細工とかに注意が向いてしまったりするからね。もちろん、僕は今でも一般の観客の目で映画を観ようと努力しているけど、ホラー・ジャンルについては、この番組にどっぷり浸かってしまっているから、何が上手くいって何が上手くいかないかといったことに注意をはらってしまう。まあ、僕は、元々、幽霊とかは信じていないし、怖くもない人間ではあるんだけど」

18歳の時からTVドラマに出演してきた経歴を持つアクレスだが、主役を務めるのは本番組が初めて。主役だと精神的なプレッシャーもあるが、拘束時間も長くて大変だとか。

「主演俳優の大変さは、『ダーク・エンジェル』や『ヤング・スーパーマン』にゲスト出演した時に、ジェシカ(・アルバ)やトム(・ウェリング)が毎日、撮影に来ていたのを観ていたから、ある程度は覚悟していたんだけど、やっぱり重荷になるもんだよね。ただ、第1シーズンが終わる頃にはだいぶ慣れてきて、この第2シーズンは随分ラクになった」

オフタイムにはどうやってリラックスしたりするんですか?

「うーん、僕たちにはオフタイムという時間もあまり無いんだよ。撮影が休みだったりしても、今日みたいにプロモーションの仕事があったりするしね。あと、この番組では夜のシーンが多いだろう?夜間のロケ撮影がある日は夕方の4時とか5時に現場入りして、次の朝の4時とか5時まで撮影するんだ。つまり昼間ずっと寝ていて夜、仕事をするわけなんだけど、その翌週には昼の撮影に変わって、朝5時に起きて、夕方の6時に撮影が終わるといったスケジュールになったりする。そういう時には体内時計の調節が大変なんだ。一種の時差ぼけ状態になってしまうからね」

ロケ撮影の場所もバンクーバーですよね。かなりの期間、自宅の在るロサンゼルスを離れての撮影というのはどうですか?

「LAに住むのが好きになったよ。バンクーバーのロケからLAに帰って来ると、『うーん、LAって良いなあ』って思えるから。ずっとLAに居たら、交通渋滞とかで頭がおかしくなっちゃうだろうからね。でも、ジャレッドはLAに恋人を残して来ていたから落ち込んでいたよ。だから、僕は『なあ、恋人とならこれからずっと一緒に居られるけれど、この番組に出られるのは今しか無いんだから、数年の間は頑張ってやろうよ』って彼を元気づけたんだよ」

弟の面倒をみるよう父親から言い含められてきた兄貴役を演じているアクレスに相応しいエピソードである。

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2006年10月】