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20分後の未来――世界はテレビ局によって支配されていた。
政治も経済もすべて、TVを介して運営されている。廃墟に埋め尽くされた都市のいたる所にTVモニターが置かれ、TVの電源を消すスウィッチは無く、消すこと自体が違法行為なのだ。
そしてそのモニターを通じて人々は行動を管理されている。都市の外には「外辺(フリンジ)」と呼ばれるスラム地帯が広がり、そこでは人身売買や非合法活動が公然と行われていた。管理体制に反対し、自らの記録をコンピュータから削除し活動する「ブランクス」たちも外辺で活動していた。
世界には数千ものネットワーク局が存在し、視聴率を競い合っていた。この中で“ネットワーク23”はトップクラスの視聴率を誇るTV局である。特にトップ・レポーターのエディスン・カーターが手持ちカメラで事件を追求していくライブ・ニュースは人気番組であった。
しかしカーターは“ネットワーク23”が放送する、ザッピング阻止のための画期的コマーシャルに恐るべき副作用があることを突きとめ、局側から追われる身となってしまう。
捕らえられたエディスンは記憶をコンピューター内に引き出され、局企画開発部長の天才少年ブライスが作り出した記憶再構成プログラムによって試される。この時、再構成された記憶がマックス・ヘッドルームと名乗り、カーターとは別の人格を持ち動き始めた。
独自の意志を持ち、ネットワーク内を自在に動き回ることのできるマックス・ヘッドルームは“ネットワーク23”の新たな人気キャスターとして活動を始める…。
全14話という少ない本数にも関わらず、独特の世界設定とマックス・ヘッドルームのキャラクタ ーが大きな話題を呼び、人気番組となったカルトSFシリーズ。
もともとはイギリスで音楽番組のパーソナリティ用として作られたキャラクターを米ABCと、「ダラス」などの大手制作プロダクション、ロリマーがTVシリーズ化し大ヒット。
監督陣には、その後の大ヒットシリーズ「スタートレック/ヴォイジャー」「X−ファイル」「バビロン5」「たどりつけばアラスカ」「ミレニアム」「ツイン・ピークス」「フレンズ」「フェリシsティの青春」「C.S.I.」「Malcom in the Middle」などで活躍するディレクターたちが名を連ねている。
1980年代後半アメリカではコーラのコマーシャル、日本ではキャノン01ショップのコマーシャルに登場した。