リミットレス: インタビュー

ブラッドリー・クーパー 製作総指揮
最強の超・脳力で難事件に挑む! 新感覚サスペンス・アクション

インタビュー

ブライアン・フィンチ役 日本語吹替 浪川大輔さん インタビュー

「リミットレス」を初めて見た時の印象をお聞かせください。

非常にスピード感があって、その中にもサスペンスと、意外とコメディ要素が多いな、と。色々な要素が詰まったドラマになっているな、という印象を受けました。

ブライアンはコミカルなキャラクターで描かれていますが、浪川さんから見てブライアンはどんなキャラクターですか?

非常に分かりやすいキャラクターだな、という印象を受けました。ブライアンは、最初は普通の28歳の青年という設定。家族と一緒に同居していて、ミュージシャンを目指しているけど、あまり芽が出ず、親にもちょっと「しっかりしろ」と言われるようなキャラクター。だからと言ってグレているという訳ではなく、親の事を第一に考えるシーンも結構多くて、かなり家族思いな一面もあります。ある薬を飲むことによって、彼の脳が覚醒する展開になるんですが、そうなっても意外と人格が変わるというよりは、ブライアン自身の明るくて、ちょっと能天気な部分がそのまま活かされています。難事件を次々解決していく中でも、ブライアン自身の性格は変わらず(飄々としているので)、リラックスして楽しめる要素がありますね。

ブライアン役を演じるにあたり、気をつけている点や意識している点などありますでしょうか?

キャラクター付けをしていくのに、最初の1話目2話目あたりはやっぱり探っていく感じでしたね。スタッフさんとみんなで作り上げていく感じだったんですが、今はアフレコ収録もだいぶ進みまして、「こういう感じだったのか」っていうのは、だいぶ掴めてます。FBIで難事件を解決していくブライアンですが、脳が活性化して色んなことを喋りまくる中で、その喋り方は天才・秀才風の喋り方ではなく、もともと持っているブライアンのキャラクターがそのまま出てくるような感じになっています。なので、吹替の際に気を付けていることはといえば、いかにマイク前でリラックスして挑むか、といったところでしょうか。最近はちょっと遊び心が増えてきたかな。シリーズを通して、日本語版ならではの言い回しであったりとかは意識しています。硬い言葉はなるべく使わないようにしてますし、冗談を言う時とかも、結構リアクション一つも「あっ、そうなんですか」とまじめにやるよりは「あっ、そうなの?」みたいな感じで、喋っていく。本当に会話のテンポを大事にして吹替をしようとしていますね。

浪川さんのツイッターを拝見したところ、『よくしゃべる!めっちゃしゃべる!ビックリだよ!!』とあったのですが、ブライアンの台詞量はかなり多いですよね。収録は大変ですか?

すっごい、大変です。時間はそんなにかかってはいませんが、ブライアンは話数によっては「ブライアン2」というか、自分同士、ブライアン同士で会話するところがあったりします。さらに、ブライアンというキャラクターの「天使」と「悪魔」じゃないですけど、“良いブライアン”“悪いブライアン”が出てきたりだとか。あと、モノローグが多かったり、普通の会話も多かったりするので、ほぼ、自分の声に自分の声がかぶさって、さらに、相手の声も自分の声、みたいな。台本がなんだかよくわかんない感じになってますね。全部自分の台詞だったりするので。たぶん今までボクが経験してきた中で、一番喋っているんじゃないかなっていうぐらい。そうですね、30年以上声優をやってますけど、一番喋っているシリーズじゃないかなっていう印象はあります。
あと、大変なのは、外国語のシーン。ドラマの中で意外とブライアン自身がさまざまな原語を学ぶんですが、ロシア語であったり、タカログ語であったり……。あと挙句の果てには、昔の言葉みたいなものも喋りだしたりだとかするので、非常に正直、困ってます。困っているって言っても、やり遂げるんですけども、なんとかやっている感じです。(この「リミットレス」の収録の)疲労はハンパないです。この(取材)前にも「リミットレス」のアフレコ収録をしてきたんですけど、正直今めっちゃ疲れてます。でも、大丈夫です。元気です。

潜在意識のブライアンが一人、二人、三人と一堂に会するシーンなどはどのように収録されているのですか?

(アフレコの時の)テストの時はいっぺんに全部やってます。ただ、普通に会話していても、モノローグも被ってくる。同時にブライアンの普通の声と心の声の両方を出すことはできないので、そこは分けてますが、会話している部分やモノローグも被ってないシーンなど、いわゆる順番通りであれば、全部やってます。
なので、誰も喋らない、ブライアンしか喋っていないページが3、4ページ続いたりする時も、テストではいっぺんにやって、その後ちょっとずつ変えて収録するようにしています。でもそんなに変えずにやってますけどね。

印象に残っているシーンや台詞などありますか?

シリーズの序盤の方は、設定もすごく面白いですし、やろうとしていることも分かりやすいので、面白いです。だんだん話数が進むにつれてアメリカンジョークが結構濃い目の話数とかが出てきます。あと他の映画などのパロディなども出てくるので、その元ネタを知っている方にとっては非常に面白いだろうな、と思います。アメリカンジョークといっても日本の方々にも通じるようなジョークもあるので、その辺とかは見ていてちょっとクッションになるというか、箸休めになる感じになるかなと思いますね。

吹替版で見る面白さは何でしょうか?

字幕版と吹替版では、圧倒的に情報量が違うと思います。吹替の方がやっぱりどうしても多くなっていく。あと、結構早口で喋りますし、複雑な事件とかもあるので、文字で追っていくよりは、目で画を見て、内容は聞いて……、といったように見ていくと分かりやすいんじゃないかな、と思います。吹替版の方が「リミットレス」は深く知れるのかなっていう印象はありますね。

もし脳を超人的なレベルに活性化させる薬“NZT-48”を手に入られるとしたら、どんなことに活用したいと思いますか?

NZT-48(フォーティーエイト)ね。ただこの薬、ちょっと副作用があるのでね。やっぱり強い薬っていうのは、どうしても副作用が出てくるので、その副作用がちょっと、しんどいなという思いがあります。 僕自身が飲むとしたら、ここぞという時は使いたいですね。
ブライアンが昔の彼女に会うシーンがあるんですが、NZTを飲んで彼女と会うシーンではブライアンはもう“いい男”で、エスコートも完璧。相手のことも全部分かって「昔のブライアントは違うわ」なんて言われて、恋がまた芽生えそうになるんですけども、薬が切れた状態で会った時には「ほんとダメ人間なんだね」みたいなことになるわけですね。だから、僕もぜひ使うとしたら一か八かの時に、2回、3回、期限を決めてしっかりと服用していきたいと思います。
 「リミットレス」の吹替をしている時も“たまに使いたいな”って思う時もありますが、もうちょい、一か八かの時に使いたい。オチが思いつかない時とか。即効性もあるんで、意外とNZTは。脳の使ってない部分が100%使えるようになるってどうですか?この一錠。すごくないですか?NZTってほんとすごいんですよ(笑)。
勉強もよくできるようになりますし、ぜひ使いたいですね。話せば話すほど使ってみたいです。ぜひ、使ってみてオリンピックに出てみたいと思います。NZTでは運動能力は活性化されないのですが、どれぐらい飛べば、自分の筋肉がこうだから、“ここまではいける”とか瞬時に計算して、自分だったらこう出来る、あそこに手すりがあるから、あそこにはこの速度で掴まれば大丈夫、といった計算が瞬時にできるので、すごいですよ。
みなさん、“NZT-48”は潜在能力を100%使えるという錠剤となっております。お薬手帳にもぜひ書いていただければと(笑)。

これから「リミットレス」をご覧になる視聴者の皆さんに向けてメッセージをお願いします。

「リミットレス」は、映画の続編という形のTVシリーズになっていますが、映画を見ている方はもちろん、ドラマ(TVシリーズ)から入って見ても楽しめる内容になっています。
小さい時からこういう能力を使って、一度でいいからこういうことをやってみたいな……といったことを叶えてくれるドラマにもなってますし、大人の見方をするならば、その能力をめぐって複数の人物が暗躍したりするのを見る楽しさや、ブライアンがその能力を使って次々起こる難事件をどういう風に解決していくか、という見ごたえもありますね。あと、1話見逃したな、2話見逃したなという場合でも、基本は1話完結型なので、非常に見やすい作品です。そんな「リミットレス」を最後まで見て頂いて、応援していただければと思います。よろしくお願い致します!

ページトップ

ブラッドリー・クーパー(製作総指揮/エディ・モーラ役)インタビュー

「リミットレス」の内容をひとことで表すと?

「もし脳を100%活性化できる薬を飲んだらどうなるのか、自分なら何をする?」かな。

ジェイク・マクドーマンが演じる主人公ブライアン・フィンチは、(彼は素晴らしい役者だよ。)自分の潜在能力に出会うことなく生きてきたけど、思いがけずある薬を飲むことになって、できるはずのないことが何でもできるようになるんだ。でも、薬には副作用があることが分かる。だから、彼がどうやってノーマルな状態と薬を飲んだ状態とのギャップを乗り越えるのかを視聴者はシリーズを通して体験することになる。NZTって薬は脳の潜在能力を最大限に引き出せる代物なんだ。

なぜ映画『リミットレス』をTVシリーズ化しようと思ったのですか?

映画版『リミットレス』が好評だった時に、TVシリーズ化についてよく話してたんだよ。ストーリーをまだまだ広げられると思っていたからね。そのあと、運よくアイデアに賛同してくれる人が現れて、TVシリーズ化が実現できることになったんだ。

「リミットレス」はどのジャンルに分類される作品ですか?

映画版もそうだったけど、特定のジャンルに当てはめるのは難しいね。ドラマだけどアクションが満載だし、予測できない展開もあって、それがある意味、好感が持てるし斬新なんだ。ドラマシリーズとしては新しいアプローチの作品だと思うね。

「リミットレス」はどんな視聴者層に楽しんでもらえると思いますか?

誰にでも楽しんでもらえる作品じゃないかな。映画版の時はいろんな世代の人たちが見てくれてすごく驚いたんだ。今回のTVシリーズもみんなに楽しんでもらえるといいね。

「リミットレス」をTVシリーズとして脚色する上で苦労したことはありますか?

シリーズをどう継続させるかを考える中で、ドラッグがテーマの作品だけに数学的に難しい問題に取り組む必要があったけど、映画版のおかげで用語なんかは確立してた。だから、映画版のエディ・モーラに登場させて、主人公に副作用の影響を受けることなくNZTを飲み続けられる方法を伝える重要な役割を果たしてもらうことにしたんだ。

追求できることはいくらでもある。エピソードが続けば視聴者をひきつけられるしストーリーをもっと広げられるのがドラマのいいところだから、視聴者の支持を得られればいくらでもストーリーを展開する余地はあると思ってるよ。

視聴者はブライアンが薬(NZT-48)を飲んだ状態とノーマルな状態を体験できるのでしょうか?

2つの異なる世界が存在するみたいにかっこいい感じで伝えられるといいね。スコープ越しに他人の生活をのぞきみるような感じで、脳が活性化している時はまた別のレンズでのぞく感じでどんな感じなのかを表現している。ドラックを飲んだ状態を映像や音を組み合わせて視覚化できるところが映像作品のいいところだね。

主人公ブライアン・フィンチ役にジェイク・マクドーマンが選ばれた経緯を教えてください。

ジェイク・マクドーマンとは映画『アメリカン・スナイパー』で共演したことがあって、好感を持っていたから、この作品に出演してもらうことにしたんだ。でも、もともとはキャスティングディレクターが先に彼を候補に挙げていて、それを知った時はびっくりしたね。ジェイクもキャリアを積む中でこの役を演じたかったみたいだし、彼にピッタリのキャラクターだから双方の思いがマッチしたんだ。彼にとっては役者としていろんなことを発見できるいい機会になると思う。ドラマやコメディも演じられて、もともとミュージカルの才能もあるし、アクションスターになる日も近いと思うよ。

レベッカ・ハリス役のジェニファー・カーペンターはいかがですか?

彼女は素晴らしい俳優だよ。映画版には登場しないキャラクターで、もっと補助的な役回りにするつもりだったけど、主役に引けを取らない役演を見せてくれている。レベッカブライアンの能力の背景には何かがあると直感的に見抜くんだけど、それにはブライアンが経験しているこせいとと彼女の過去とに共通点があることが関係しているんだ。とにかくたくましい女性を演じている。シリーズが進む中でもっとたくましく成長することを願っているよ。

現在撮影しているシーンについて教えてください。

今日はストーリーでかなり重要なシーンを撮影する。主人公のブライアンエディ・モーラと会うシーンで、ある意味、主人公の今後を左右する人物との遭遇になるんだ。エディはブライアンが今経験しているような状態を過去に経験済みで、シリーズが続いていくように主人公にある決心をさせるきっかけを与える(笑)。エディと出会わなければ、ブライアンはNZTの副作用に苦しむことになるからね。

ページトップ

ジェイク・マクドーマン(ブライアン役)インタビュー

「リミットレス」というドラマを要約すると?

人生のあらゆる可能性を引き出してくれる薬があり、それを服用する体験を通じて主人公の姿を追うドラマだよ。以前は閉じていた扉が開くんだ。ほぼ100%、脳が活性化する。そんな魔法の薬を飲んだ主人公の冒険を描いている。ただし知っての通り、大いなる力には大いなる責任感が伴うからね。

ブライアン・フィンチ役を引き受けた理由は?

元々、映画『リミットレス』のファンだったんだ。2つの別人格を演じることになるわけだから、役者としてはやり甲斐があるよ。NZTを飲む前と、飲んだ後のブライアンを演じるんだ。よく考えたら3つの人格かも。だって、NZTで無限の可能性を持つことができると知った後のブライアンは、知る前のブライアンとはまた違うからね。最初から最後まで、この異なるバージョンのブライアンを演じ分けるのは、挑戦でもあり、楽しみでもあるよ。

僕が初めて『リミットレス』を知ったのは、2011年に映画が公開された時だった。映画を見て「超クール!」って思ったんだ。そんな映画の世界をドラマでさらに掘り下げるなんて本当にすごいよ。とても大変な作業だと思う。クレイグ(・スウィーニー)やマーク(・ウェブ)やブラッドリー(・クーパー)を始めとする、スタッフみんなが素晴らしい仕事をしたと思ってるよ。

本作は、映画『リミットレス』の続編ということですか?

それが面白いところでね。映画のラストに続くどの時点から物語が始まるのか、台本を読むのがとても楽しみだったよ。エディ・モーラが映画の時とはガラリと変わっているから、ワクワクすると同時に少し怖いと感じるかもしれない。

ブライアンが登場すると、視聴者はこのドラマが映画版の続きの、どの時点を描いているのか分からず戸惑うはずだ。でもすぐに選挙ポスターやTVのインタビュー場面を見て気づくはず。エディ・モーラが今や一介の上院議員ではなく、大統領候補にまで上りつめたことをね。こうして映画では描かれなかった話を、このドラマですくい上げ、さらにひねりを加えているところが面白いよ。演じてる方も楽しいんだ。映画とドラマがたびたび交差する場面に出くわすと、役者としても興奮するよ。

映画「リミットレス」のファンにも見応え十分ですか?

何と言っても映画の続編だからね。映画を見た人は、より深く「リミットレス」の世界を堪能できるよ。映画とドラマは決して別物じゃなく、2つはコラボしてるんだ。それは見所の1つであり、僕も見るのが楽しみだったよ。

演じるブライアンについて教えてください。

最初の頃のブライアンは人生の目的を見失い、何をやってもうまくいかず、悶々と日々を過ごしていた。かつての友人たちは、成功して人生の勝ち組となった物もいる。5年前なら、友人たちを“裏切り者”と思うだけで気にもしなかったと思う。“俺はイケてる。我が道を行くぜ”って感じでね。でも時が経ち、大人になるにつれ、価値観も変わってくる。人生の岐路に立ち、自分はこのままでいいのかと不安になると同時に悲しくなったんだ。そんな時、NZTと出会い、彼は人生に新たなやり甲斐と目的を見いだした。自分には驚異的なことを成し遂げる力があると自信・安心を取り戻したんだ。

NZTは、ブライアンの人生に対する価値観をどのように変えましたか?

NZTの最初の1錠を飲んだ直後が、演じていて最も面白かった場面の1つだよ。この時、ブライアンは今までの人生を無為に過ごしてきたことに気づくんだ。でも残念ながら映画版同様、薬を飲んで間もなく、彼の身に危険が降りかかり、あらぬ容疑をかけられてしまう。そこで薬の力というわずかな武器をもって自分の無実を証明した時に、人間としても成長するんだ。

NZTを服用している時といない時のブライアンを演じる挑戦について

複数のキャラを演じるようなものさ。ただ気をつけないと行けないのは、それが本来は同じ人物だということ。だから最後まで一貫した個性のようなものは持っている必要はあるけど、NZTを経験することで、それが薄れたり消えてしまう可能性もあるね。

NZT服用中のブライアンと普段のブライアンをどう演じ分けるのですか?

それについてはブラッドリー(・クーパー)と話して盛り上がったよ。NZTを飲む前のエディ・モーラから、映画のラストに向かって、どう変化をつけていったのかという話でね。エディも僕もその点には特に注意を払っている。脚本スタッフが台本上で色分けしてくれて、“NZT前”と“NZT後”が一目で分かるようになっているんだ。最初の服用は高揚感に満ちた体験になる。その後、回数を重ねる度に、NZT服用中にどうなるか、どうコントロールすればいいかを徐々に学んでいく。そういう前提はあるけどやっぱり、オンとオフのブライアンを演じ分けるのはとても楽しかった。技術的な面で言うと、姿勢や話し方を変えたりする。NZTモードの時は考えが行き届いている。一方、NZTを飲んでいない時は、くつろいで肩の力が抜けた感じ。NZT服用中と比べて鋭さや明快さがないんだ。

ブラッドリー(・クーパー)は映画の中で、使用前・使用後の姿を見事に描いてみせたと思う。それに不幸な状況下の人間に何が起こるかということもね。NZTを使い始めると多くの点でハードルを上げ、より大きなリスクを取るようになる。特にエディ・モーラの場合は物事が世界規模に及んでしまう。だけど薬を飲むことで、想像をはるかに超えた出会いやチャンスが待っているのも確かだ。

NZTを飲むのが当たり前という下敷きができた時、何らかの理由で薬を切らした場合や、通常オンの状態で対応する状況下でオフになってしまった場合など、危うい状況が楽しくなってくる。その失敗がどのくらい響くのかとかね。何しろ僕は重役会議に出たり、FBIで働いたりする天才である一方で、超人的な力もなく普通にコンサートに行ったりする凡人でもある。これっていわゆるスーパーヒーローにありがちな特徴だよね。

NZTを服用する他のキャラクターも登場するのでしょうか?

映画ではエディ・モーラの目を通してNZTを知るだけだった。他の高い地位の人たちが、薬を飲んでいたかどうかまでは分からない。でもこのドラマでは当初から、複数の人間が薬を飲んでいる可能性が示される。どういう理由か分からないけど、「影泣き狙撃者」のような人々が街や世界の至る所に存在するのではないかというね。

ブライアンとFBIの力関係についてはどうですか?

ある種、ドリームチームが誕生したみたいだけど、日も浅いし、実験的だし、危うい関係だと思うよ。そもそもが「試してはみるけど、問題ある選択だし、うまくいかないだろう」という立場で始まっているからね。ブライアンの背後で人形使いのようなエディ・モーラが何らかの考えを持って見え隠れしていることを考えると、彼ら4人の協力がいつまで続くかは見ものだよ。なぜならすでにブライアンとエディの間には裏取引があり、しかもブライアンは恐らくその真意が分かっていない。彼は、NZTを定期的にもらえるようになったくらいにしか考えていない。そのあたりがどう展開するのか見るのが楽しみだよ。

物語が進む中で今後、ブライアンを待ち受けるものとは?

ブライアンがNZTの服用をやめるとどうなるのか? 彼が「やめた」と放り出す決断をしたら? 悪党の側に回ったら? FBIで認められるための工程があまりに多いなら、メキシコの麻薬カルテルを乗っ取る道を選ぶかもしれない。これらは個人的な見解で、どうなるか全く分からないけど、話の展開には実にたくさんの可能性があるよ。

どうして視聴者はブライアンを応援することになるのでしょうか?

これは負け犬の物語なんだ。全くツイてない主人公が思ってもみないようなことを成し遂げる。これは、フットボールの試合だろうが、政治やハリウッドだろうが、視聴者を魅了する典型的な設定だ。ヒーローが一発逆転するのを見ると胸がスカっとするからね。

製作総指揮としてのブラッドリー・クーパーとの仕事はどうでしたか?

そもそもこの役を得る重要なきっかけになったのが彼だった。 彼と以前に仕事をして知り合いになる中で、演技についてのヒントも大いにもらってる。映画『リミットレス』で彼がどうやってNZTや役にアプローチしたか教えてくれて、映画の続きを僕が演じやすいような立場に導いてくれたよ。

「リミットレス」の魅力は?

何が面白いって、人より物を知ってることさ。会社の面接でも恋人とのデートでも何でもいいけど、完璧にこなす機会があるってこと。面接やデートで何を言えばいいか答えが分かってて、相手の言うことが推測できたら?完璧な会話ができるよね。NZTを飲めば、すべての会話が完璧バージョンで繰り広げられる。これは誰にとっても魅力的な話さ。行動の幅が広がるよ。行動することが好きならね。

「リミットレス」の面白さはどこにありますか?

ある分析データが出てくるんだけど、それによると過去に読んだものを100%思い出すことが可能なんだって。面白いよね。面白いといえば、人をプロファイリングできるのが楽しい。シャーロック・ホームズみたいだ。「シャツをズボンに入れてるね。つまりその服はあれだ!」みたいな。薬のお陰で人々の豊かな姿を見ることができる。それは演じる側も楽しいし興奮するよ。会社の面接をことごとく成功させたり、道行く人と超イケてる会話をしたり。会話の勘所を見極めて何日も話し込んだり、普段は近づけないような人と接点を持ったり。願望の叶うところが、このドラマの面白さだよ。

NZTの副作用とはどういうものですか?

じわじわと苦しみを味わいながら死ぬのが副作用だ。ブライアンにはその副作用が出ないから、FBIにとっては取り込む価値がある。でもNZTを毎日飲んでも副作用が出ない理由は、エディ・モーラが密かに“解毒剤”を作っていて、ブライアンに与えるからなんだよ。その結果FBIにとってブライアンは大きな負担になり得ると同時に、貴重な戦力になる。『リーサル・ウェポン』のマータフにとってのリッグスみたいな、はみ出し者の捜査官さ。

ブライアンとレベッカの関係について教えてください。

2人の間にはある種の絆が芽生えてる。いろんな意味でレベッカブライアンの生命線だ。態度には出さないけどレベッカのほうもブライアンを頼ってる。たとえトラブルに巻き込まれてもね。彼女は言わばブライアンの保証人なんだ。「彼は訓練を受けているわけでもなく、何の資格もないただの28歳の男だけど、なぜかNZTをのんでも副作用が出ない特殊な体質だ」と言った本人だ。一方FBIには、これまでにNZTを武器にしようと研究を重ねてきたけど、被験者を死なせてしまった過去がある。そこでFBIに迷惑や害が及ばない限り、レベッカの提案を受け入れてブライアンを実験台にしようと考えた。こうして2人に結束が生まれた。なぜならブライアンにとって頼れるのはレベッカだけなんだ。真実は家族にも言えないし、恋人もいない。他の誰に悩みを打ち明けることもできないんだから。

シーズンの早い段階で弟と姉のような関係を築くんだ。演じていて楽しかったよ。実際に、ジェニファー(・カーペンター)に対してそんな感情を抱いてた。彼女を見てると姉を思い出すんだ。それに彼女のほうも実際に僕を弟みたいだと言うしね。

アクションシーンについてはどうですか?

僕自身はアクションが大好きだから第1話は大満足さ。何しろアクション満載で楽しかった。ブライアンのアクション・ノンアクションはドラマの大きな特徴だ。ブライアンはFBIでの仕事が『リーサル・ウェポン』など彼の好きな映画とは程遠いという事実を受け入れ、折り合わないといけなくなる。つまり列車の前に飛び出したり、非常階段から飛び降りたりすることはNG。資料室で外国語を翻訳するような仕事が主なんだ。それがFBIがNZTの効能を利用するということ。だからブライアンは願望とは裏腹に第1話のような現場でのアクションを披露できない。そうやって、彼を中の仕事に留めておきたいFBIと、薬を飲んで頭の切れるブライアンとの間で大脱走バトルが繰り広げられるんだ。

ページトップ

ジェニファー・カーペンター(レベッカ役)インタビュー

レベッカ・ハリス役を引き受けた理由は何ですか?

刑事ドラマには馴染みがあったし、捜査機関については十分にリサーチ済みだったから、役作りもスムーズにいくと思ったの。ただ以前演じていた役柄よりも、レベッカの方が明るい感じね。だから考えて決める間もなく、引き受けていたわ。

ご自身が演じるレベッカにとってFBI捜査官の仕事とは?

レベッカは私生活の欠落を補うべく仕事をしているわけじゃないの。もちろん彼女にもそれなりの事情や抱えている重荷があるけれど、大局で考えるとそれほど深刻じゃない。彼女は期待感を持って仕事へ行き、日常の小さな達成感を楽しんでる。捜査官だって冗談を言ったり、楽しいことに囲まれてるはずなのに、そういう部分は大抵の刑事ドラマでは描かれていない気がする。誰もが努力をして今いる場所に至っているはず。望む場所で、なりたい自分になるためや、信頼できる仲間と一緒に仕事をするためにね。だから日常にも喜びがあふれているはずなのよ。

レベッカとブライアンの関係についてはいかがですか?

突然、目の前に現れたブライアンと、レベッカは奇妙にもなぜかつながりを感じたの。その理由が、彼の純真さなのか、人格なのか、親しみやすさなのかは分からない。ただ彼女はブライアンに賭けることにした。この先、吉と出るか凶と出るかは見通せないけど、とことん最後まで付き合うことにしたの。

レベッカはブライアンにどんな可能性を見いだしているのでしょうか?

まず心を動かされたのは、ブライアンが最初にNZTの力を自分のためじゃなく、父親のために使ったことよ。レベッカ自身も自分の父親に特別な思いがあったから。それでブライアンに一目置いたのは確かね。欲がなくて、無邪気な性格は、ジェイク(・マクドーマン)自身によるものかも。特に彼と監督のマーク(・ウェブ)が一緒に現場にいると、まるで少年みたいよ。彼らのじゃれ合いや、世の中に対する見方、願望は、とても微笑ましい。レベッカもその楽しさの一部を享受したいのかもね。

レベッカも頭が良く、仕事においてとてもやり手よ。だからブライアンが強力な人材になると考えた。2人が力を合わせ小さな成功を重ねることで、事件を解決へと導いていく。そういった成功・解決は病みつきになるし、レベッカにとっては“ドラッグ”みたいなものよね。だからさしずめブライアンは、彼女にとってドラッグの売人かもしれないわ。

レベッカと父親の関係については?

父親に何があったにせよ、レベッカの人生の流れを変えたことは事実よ。と言っても、その影響にどっぷり浸かって日常生活に支障をきたしているわけじゃない。重要な意味を持つ事情だけど、おおっぴらにするようなことでもない。役者である私にとって、それは“味付け”のようなもの。今シーズン、ドラマの中でその事情が意味を持つのであれば、私はレベッカを通して自然な形で知ると思うし、そのほうがドラマでは生きてくるんじゃないかと思う。

ストーリーについて事前の情報はあったほうが演じやすいですか?

事前に知りたくはないわ。レベッカは超能力者じゃないし、知ってて知らないフリもさせたくない。だから私としては、知らないほうがやりやすいわね。

ブライアン役のジェイク・マクドーマンについてはいかがですか?

1時間のTVシリーズを22話撮影するとなると、主役の責任は大きい。ジェイクは紳士的で、礼儀正しく、準備は万全で、熱意もあり、主役にふさわしい態度でみんなを引っ張ってくれているわ。

スペルマン・ボイル役のヒル・ハーパーと共演した感想は?

彼はプロ意識が強くて、信じられないほど親切で、優しくて、一緒にいたいと思わせる人よ。だから共演できて光栄だわ。ヒル自身が好人物だから、ボイルレベッカの相棒というのも容易に想像できるわね。

ニューヨークで撮影する利点は?

私はニューヨークの学校に通っていたし、挑戦のためLAへ越す前はニューヨークの劇場で働いていた。だから幸い、この街には馴染みがあるの。すんなり溶け込めるし、楽しい街よ。ロケで、ある街を別の街に見せることはよくあるけど、ニューヨークはそれができない。唯一無二の街なのよ。
周りに50人もの撮影スタッフが人が立ち、カメラが動き、背景で人が行き交う中で別の街にいるという演技をするには、相当の意思力と想像力を要するものよ。街を無視しなくていいという贅沢が味わえる、その意味が分かる? 街を愛でることができるのよ。

連続ドラマに出演する苦労はどういうものですか?

私は全力でこの役に取り組むと誓ったわ。そんな中で出産して、幸い撮影現場に息子を連れていくことが許されたの。それが大きな力になった。息子の成長の瞬間を見逃すのは大きな痛手だし、そんな心配をしなくていいんだから。
その分、疲れは溜まるだろうけど、毎朝、車から降りて現場で会うのは大好きな共演者やスタッフだし、毎晩、家では愛する家族が帰りを待ってくれているんだもの。考えたら自分は恵まれた女性だと思うわ。職場もすばらしい。このチームの一員になれたことを誇りに思うわ。

もしNZTが実在したら、試したい衝動を抑えきれるでしょうか?

そんなものがあったら、私は「要りません」というだけじゃなく、NZTを飲んでる人からできるだけ遠ざかるために山へ分け入って姿を消すわね。でもクレイグも書いてるけど、要は自分次第なのよね。この薬は困難を乗り越えたり、生き抜く力を与えてくれるものでもあるわ。でもやっぱり考えるほどに、困難は自分で解決すべきものだと思う。もちろん対処すべきであり克服するため努力するけど、それは自分のペースメーカーだと信じるから。人生で必要な場所に至った時に、より充足感を得るためもので、前に進むために必要なものなら、その責任を受け入れる覚悟がある。私は特に信仰はないけど、面白いことに信念については大きなものを持ってるのよ。薬は迷うことなく拒否する。だから私はレベッカ役にピッタリなのよ。

ページトップ

©2017 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved.

ページトップ

プライバシーマーク

[HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン] © 2015 Universal Television LLC. ALL RIGHTS RESERVED. [刑事コロンボ] © 1967/1971 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.© 1971-1977 Universal City Studios LLLP. All Rights Reserved.© 1988-1992 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.© 1994/1996/1998/2002 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved. [LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班] © 2001-2006/2008-2010 Universal Network Television LLC. All Rights Reserved. © 2007 NBC Studios, Inc. and Universal Network Television LLC. All Rights Reserved. [LAW & ORDER: UK] © 2008-2010 Universal Studios. All rights Reserved. © 2011-2014 Universal City Studios Productions LLLP. All rights reserved. [THE BRIDGE/ブリッジ] © 2011 FILMLANCE INTERNATIONAL AB All rights reserved/ © 2013 FILMLANCE INTERNATIONAL AB All rights reserved/ © 2015 FILMLANCE INTERNATIONAL AB All rights reserved [GRIMM/グリム] © 2012-2015 Open 4 Business Productions LLC. All rights reserved. [ブラックリスト] © 2013-2017 Sony Pictures Television Inc. and Open 4 Business Productions LLC. All Rights Reserved. [サンダーバード HD完全版] © Copyright ITV plc (ITV Global Entertainment Ltd) [スペース1999 HD完全版] © ITC Entertainment Group Limited 1974 [刑事トム・ソーン] © Sleepyhead Limited / 7282711 Canada Inc. 2010
© Scaredycat Limited / 7282931 Canada Inc. 2010 [THE FALL 警視ステラ・ギブソン] © Steffan Hill 2012/© The Fall 2 Ltd. 2014/© The Fall 3 Ltd. MMXVI [アクエリアス 刑事サム・ホディアック] © Tomorrow ITV Studios LLC 2014-2015 [FRINGE/フリンジ] [スーパーナチュラル] [ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則] [メンタリスト] [ヴァンパイア・ダイアリーズ] © Warner Bros. Entertainment Inc. [セレブリティ・ファイル 早世の天才たち] © ZDF / BROADVIEW TV 2013, © BROADVIEW TV 2012, © BROADVIEW TV 2012, © ZDF / BROADVIEW TV 2015, © ZDF / BROADVIEW TV 2015, © BROADVIEW TV 2012 [リミットレス] ©2017 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved. [NCIS ネイビー犯罪捜査班] ©2017 CBS Studios Inc. All Rights Reserved./©2017 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved. [MACGYVER/マクガイバー] [NCIS: LA 極秘潜入捜査班] ©MMXVII CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved. [NCIS: ニューオーリンズ] ©MMXVII CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved./©MMXVII CBS Studios Inc. All Rights Reserved. [エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY] ©MMXVII CBS Studios Inc./©MMXVII CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved. [クリミナル・マインド] ©Touchstone Television./© ABC Studios [ケース・センシティブ 静かなる殺人] 「ケース・センシティブ 静かなる殺人:歪んだ愛」 © 2011 Hat Trick Productions Ltd
「ケース・センシティブ 静かなる殺人:不協和音」 ©Hat Trick Productions Ltd 2012 [ブレイキング・バッド] シーズン1~シーズン5:© 2008-2013 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.