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「自分がベテランだなんて感じたことは無い。新しいメンバーが入ってきても、すぐうちとけてしまうからかもしれないし、僕はこの番組にとって最初の“新米”だったからかもしれないね。そう言えば、僕が初めて『ER』の収録に来た日に撮影所でジョージ(・クルーニー)にバッタリ会ったんだよ。ジョージは、『やあ、君は新しく入ったメンバーだろう?』って声をかけてきてくれて、僕たちは15分ぐらい立ち話をした。ジョージは、『君はこの仕事がすごく気に入ると思うよ。キャストもスタッフも皆、素晴らしい人たちばかりだからね。きっと楽しく仕事できるよ』と言ってくれた。僕は、『ER』という超人気番組に出演するためスタジオ入りした初日だったから、すごく緊張して『僕はこんな所でいったい何をしているんだ。僕みたいな間抜けはとっとと帰った方がいいんじゃないか』なんて思っていたから、ジョージの暖かい言葉で本当に救われたんだよ」
「そう。『ER』での7年半で、英語はずいぶん上達させてもらったと思う。コバッチュはクロアチア出身という設定になっているから外国語訛りはあって当然なんだけど、初めは視聴者が僕の英語を理解できるかということが心配だったから、最初の3年間は発音コーチにもついたんだ。もっとも、『この言葉が解らないんだけど』と言わなきゃいけない言葉のほとんどは医学用語だったから、それは僕に限らず他のキャストの皆も同じだったりしたけどね」【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2006年10月】