Super! drama Tv

キャプテンスカーレット HD完全版

イントロダクション

「出発! OK! S.I.G.!」
あの「サンダーバード」のスタッフが、よりリアルな描写を追求したスーパーマリオネーションの傑作、HD完全版独占日本初放送!!

見どころ

世界中で大ヒットを収めた「サンダーバード」に続き、ジェリー・アンダーソンら同じスタッフで製作されたスーパーマリオネーション。「サンダーバード」よりも人間に近い頭身となった人形はとてもリアルで秀逸。また、高度1万2千メートルの雲の上に浮かぶスペクトラム基地や、エンゼル機、追跡戦闘車、パトロール車、強力装甲車といった、現在でも全く古さを感じさせないメカ群も健在。キャラクターたちのコスチュームを色分けし、そのカラーリングのコードネームで呼びあうセンスや、女性だけのパイロット集団「エンゼル・チーム」など、デザインのみならず設定でも時代の先を行く先見性は、後の作品群に多大なる影響を与えている。

また本作の特徴として主人公が不死身ということが挙げられるが、自らの命を差し出して他者のピンチを救う(その後甦る)というシチュエーションは、今日に至るまでも大変斬新なパターンである。その他、そもそも先に攻撃を仕掛けたのは地球人であるという皮肉な設定、宇宙人なのになぜか攻撃の前に謎をかけた予告を出してくるミステロン、必ずしもハッピーエンドではなく時にはスペクトラムがミステロンの復讐を防ぐことに失敗してしまうこともあるシリアスなストーリーと独特な空気感を持つ本作はジェリー・アンダーソンファン、特撮ファンのみならず幅広くおすすめしたい傑作である。なお日本語版独自のナレーターとして城達也が参加している。日本初放送時にカットされた部分を復元し一部字幕で補ったHD完全版でお届け!! (今回は日本の放送順とは異なる本国でのエピソード順となります)

本作における合言葉について

※本作のキャラクターたちの間で頻繁に使われる合言葉"S.I.G.(エスアイジー)"は"Spectrum Is Green"の頭文字で「了解」を意味する。なお「緊急事態発生」を表す合言葉は"S.I.R.(エスアイアール)"--"Spectrum Is Red"。

ストーリー

「地球の恐るべき敵ミステロン。物質も人も再生する力を持つ火星の支配者だ。滅ぼさねばならない。地球を救う不死身の戦士。その名はキャプテンスカーレット。」――原語版オープニング・ナレーションより
2068年、世界政府大統領直属の特殊安全機構軍“スペクトラム”の宇宙船が火星に着陸した。ところが、そこにはすでに宇宙生命体“ミステロン”の基地が存在した。彼らが向けたビデオカメラを武器と思った火星派遣軍のチーフ、ブラック大尉は誤ってこれを攻撃、全滅させるという最悪のファースト・コンタクトを迎えてしまう。しかし不可視にして特殊な再生能力を持つミステロンは基地を再生すると、ブラック大尉にロボット光線を浴びせ彼らの尖兵とし、地球に対して報復攻撃を開始した。

ミステロン専門の防衛組織となったスペクトラムの隊員キャプテンスカーレットは、任務遂行中ミステロンによって殺されてしまうが、彼らの特殊再生能力で生き返りスパイとして操られる。しかし戦いの最中にロンドン展望駐車場から誤って転落。そのショックで自我を取り戻し、ミステロンに改造された不死身の体のまま、スペクトラム最高のエージェントとして復活した。今、見えない敵ミステロンとの戦いの火蓋が切って落とされた!

各話あらすじ

第1話「キャプテンスカーレット誕生」/THE MYSTERONS

「地球人よ、我々はミステロンだ。お前たちは何の理由もなく我々の基地を攻撃した。この侵略行為に対して、我々ミステロンは行動を開始する。聞け。ミステロンは万能である。我々は今すぐに復讐を行わないが、その恐ろしさを今に見せてやる。そして最後には地球上の全生命を絶滅するのだ。我々ミステロンは、破壊された物質を直ちに元に戻す秘密手段を知っている。まずスペクトラムの一人を我々のロボットとし、復讐計画に利用する。我々は復讐の第一歩として、地球の世界政府大統領を暗殺するだろう」

西暦2068年。世界政府大統領直属の特殊安全機構軍“スペクトラム”の宇宙船が火星に着陸した際、そこに存在した宇宙生命体“ミステロン”の基地を、スペクトラムのブラック大尉が誤って攻撃し、これに怒ったミステロンはブラック大尉にロボット光線を浴びせ彼らの尖兵とし、地球に対して報復攻撃を開始した。

脚本:ジェリー・アンダーソン、シルヴィア・アンダーソン
監督:デズモンド・サンダース

第2話「無人機をストップ」/WINGED ASSASSIN

「地球人よ、我々はミステロンだ。お前たちは何の理由もなく我々の火星基地を攻撃した。そこで我々はお前たちに復讐を誓った。世界政府大統領の暗殺には失敗したが、今度はアジア連合共和国の事務総長を暗殺する」

ミステロンが「アジア連合共和国事務総長を暗殺する」と予告してきた。ホワイト大佐の作戦により、なんとか空港まではたどりついた事務総長は、専用機に乗り込むが、ミステロンは巨大旅客機DT.19を墜落させた上で復元し、ブラック大尉に操らせて、暗殺計画に用いようとしていた。スカーレットはこれに気づいて、DT.19の車輪に追跡戦闘車を体当たりさせ、進路を変えさせようとする。

脚本:トニー・バーウィック
監督:デヴィッド・レイン

第3話「鐘は13鳴った!」/BIG BEN STRIKES AGAIN

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。我々はお前たちに復讐を誓った。お前たち地球人の抵抗は無駄である。今度はロンドンを破壊する。地球人よ、よく聞け。今度はロンドンを破壊する」

ミステロンが「ロンドンを破壊する」と予告してきた後、核爆弾を輸送中のトラックがミステロンに奪われてしまう。そのトラックの運転手を保護したブルー大尉は、彼からラジオ放送のロンドン塔の鐘を13回聞いたという証言を得る。ブルー大尉はラジオ放送と本物の鐘の音がずれて13回聞こえたものと推理、そこから核を積んだトラックの位置を割り出すことに成功する。

脚本:トニー・バーウィック
監督:ブライアン・バージェス

第4話「ブラック大尉を探せ」/MANHUNT

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。お前たちは何の理由もなく我々の火星基地を攻撃した。そこで我々ミステロンはお前たちに復讐を誓った。我々の復讐の恐ろしさを今に見せてやる。お前たち地球人の抵抗は一切無駄である」

ブラック大尉が原子力センターに潜入してきた際、監視カメラの映像でホワイト大佐はミステロンがブラック大尉を操っているという証拠を初めてつかむ。ブラック大尉は放射能を浴びているため、スカーレットは放射能検知器を使って彼の追跡を開始するのだが、追い詰められたブラックは反撃に転じ……。

脚本:トニー・バーウィック
監督:アラン・ペリー

第5話「北部地球防衛軍あやうし!」/AVALANCHE

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。お前たち地球人は、何をしても我々の復讐を食い止めることはできない。今度は北部地球防衛組織の重要ラインを4時間以内に破壊する。4時間以内に破壊する」

ミステロンは「北部地球防衛軍の一連の重要基地を破壊する」と予告。雪上補給車の運転手エディは、ミステロンによりロボット化され、空気供給機に細工をして基地の隊員を次々と窒息死させていくのだった。すでに二つの基地が全滅させられてしまい、スペクトラムはなんとかこれ以上被害を広げさせないため奔走する。

脚本:シェーン・リマー
監督:ブライアン・バージェス

第6話「ホワイト大佐を守れ!」/WHITE AS SNOW

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。いくら抵抗しても我々の復讐から逃れることはできない。我々はスペクトラムの総司令官ホワイト大佐を殺す。スペクトラムの総司令官ホワイト大佐を殺す」

ミステロンは「ホワイト大佐を殺す」と予告。ホワイトは身を隠すべく変名を使って海軍の潜水艦に乗り込んだ。しかしミステロンはすでにそのことを知っており、他の潜水艦乗員を殺してロボット化し、ホワイト大佐の暗殺を謀る。

脚本:ピーター・カーラン、デヴィッド・ウィリアムズ
監督:ロバート・リン

第7話「地球の翼を守れ!」/THE TRAP

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。我々の声はお前たちのテレビを通じて全世界に放送されている。今度はお前たちに予想できない復讐を行う。時計がある時刻を告げるとき、地球の翼をもぎ取るのだ」

ミステロンは「地球の翼をもぎとる」と謎の予告をしてきた。そのため世界空軍の首脳が一堂に会する緊急会議が、会議の主催者であるゴダード准将の発案でヨーロッパのグレンギャリー城に急遽変更される。しかし、准将はすでにミステロンの手先と化しており、グレンギャリー城は首脳達を暗殺するためのトラップが隠されていた。

脚本:アラン・パティロ
監督:アラン・ペリー

第8話「タイムを追え!」/OPERATION TIME

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。お前たちは何の理由もなく我々の火星基地を攻撃した。我々は最後まで復讐を続ける。今度はタイムを暗殺する。タイムを暗殺する」

ミステロンは「タイムを殺す」という謎の予告をしてきた。スペクトラムの推理の結果、「タイム」がスペイン語で「ティエンポ」であるため、軍の要人ティエンポ将軍が狙われていると予測された。彼はちょうど脳腫瘍の手術を受けることになっていたが、担当医師はすでにミステロンに操られており……。

脚本:リチャード・コンウェイ、スティーヴン・J・マティック
監督:ケン・ターナー

第9話「ミステロン探知機を出せ!」/SPECTRUM STRIKES BACK

「地球人よ、よく聞け。我々ミステロンは必ず地球を征服する。お前たちは我々の秘密を知ろうとして必死にもがいているが、何を試みても無駄である。ミステロンの驚くべき秘密は、永久にお前たち地球人にはわからない」

ハンティング・ロッジの地下秘密会議場で、ホワイト大佐は世界大統領に、ミステロンに対抗するために開発された新兵器ミステロン探知機とミステロン・ガンの説明を行った。しかし、ブラック大尉はロッジを警護するインディゴ大尉をロボット化、地下にいる会議のメンバーの殺害を企んだ。

脚本:トニー・バーウィック
監督:ケン・ターナー

第10話「アメリカ大陸を救え!」/SPECIAL ASSIGNMENT

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。お前たち地球人の抵抗は一切無駄である。今度は北アメリカ大陸を破壊する。北アメリカ大陸を破壊する」

ミステロンは「北アメリカ大陸を破壊する」と予告してきた。その直後、休暇をとったスカーレットは自分の有り金全てを使って賭博をし多額の借金をかかえてしまい、そのことが原因でスペクトラムを罷免されてしまう。安ホテルにいた彼の元に、借金の帳消しを持ちかける二人の男が現れ……。

脚本:トニー・バーウィック
監督:ロバート・リン

第11話「にせミステロンあらわる!」/THE HEART OF NEW YORK

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。お前たち地球人は、仲間同士で盗みあったり殺しあったりして喜ぶバカな生物だ。今度はそれを利用して、ニューヨークの心臓を破壊してやる」

スペクトラム秘密金庫に強盗たちが押し入った。金目のものは無かったかわりにミステロンの機密文書を入手した強盗たち。その後ミステロンがニューヨークの心臓を破壊すると予告。強盗たちはニューヨークの住民が退去し無人になったことに目をつけ、ミステロンのロボットになりすましてニューヨークの金庫を襲う計画を立てる。

脚本:トニー・バーウィック
監督:アラン・ペリー

第12話「ミステロン基地発見!」/LUNARVILLE 7

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。我々は月と平和条約を結び、戦いを避けることにした。しかし地球に対してはあくまでも復讐を続ける。それを忘れるな」

月の第7基地が突如ミステロンと平和条約を締結し、中立を宣言した。月基地総督の真意を確かめるべく、スペクトラムはスカーレット、ブルー、グリーンを派遣。スカーレットたちは月面の噴火口101を調査し、建設中のミステロン基地を発見する。

脚本:トニー・バーウィック
監督:ロバート・リン

第13話「無人戦車ユニトロン」/POINT 783

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。地球への復讐は今後も続ける。今度は地球軍最高司令官を24時間以内に暗殺する。地球軍最高司令官を24時間以内に暗殺する」

ミステロンは「地球防衛軍の最高司令官を暗殺する」と予告してきた。その後、サハラ砂漠で、新型の無人戦車ユニトロンのテストを行うこととなり、司令官はそれを視察にでかけたが、テスト中ユニトロンは突如向きを変えて司令部へ突進してきた。ミステロンのロボットとなった司令官の副官が無線操縦しているのだ。

脚本:ピーター・カーラン、デヴィッド・ウィリアムズ
監督:ロバート・リン

第14話「ファッション・ショーをねらえ!」/MODEL SPY

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。我々は復讐を続ける。今度はファッションデザイナーのベルダンを暗殺する。ベルダンを暗殺する」

ミステロンはファッションデザイナー、ベルダンの暗殺を予告。彼は実はスペクトラムの諜報員で、欧州情報組織を支える重要人物なのだ。ホワイト大佐はスカーレットとブルー、コンチェルトとシンフォニーにベルダンの護衛を命じた。

脚本:ビル・ヘドリー
監督:ケン・ターナー

第15話「エンゼル機対ミステロン」/SEEK AND DESTROY

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。お前たちは何の理由もなく我々の火星基地を攻撃した。お前たちはその償いをしなければならない。今度はスペクトラム・エンゼルの誰かを殺す。スペクトラム・エンゼルの誰かを殺す」

ミステロンは「スペクトラムのエンゼルを殺す」と予告してきた。輸送中のエンゼル機がブラック大尉に放火され、ミステロン・エンゼル機として再生された後、パリで休暇中のコンチェルトを襲う。ミステロン・エンゼル機に対し、ファンタジー、サリー、キャロルの乗ったエンゼル機が現れ激しい空中戦を展開する。

脚本:ピーター・カーラン、デヴィッド・ウィリアムズ
監督:アラン・ペリー

第16話「消えたロケット」/RENEGADE ROCKET

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。今度はお前たち地球人のロケットを発射する。目標は最後までお前たちにはわからない。お前たちのロケットで、ある重要な地点を破壊するのだ。我々はあくまで復讐を続ける」

ミステロンは「お前達のロケットで重要拠点を破壊する」と予告してきた。そのころミステロンのロボットと化したリーブス少尉はコンコード基地に潜入、管制官を殺害した上、VGRロケットを発射、そのコントロール装置を持ったまま逃亡する。

脚本:ラルフ・ハート
監督:ブライアン・バージェス

第17話「ミステロン基地を爆破せよ!」/CRATER 101

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。お前たちは月のミステロン基地を発見したが、我々の秘密を暴くことは不可能だ。ミステロン基地に入る者は、誰であろうと殺す。ミステロン基地に入る者は、誰であろうと殺す」

月面に建設中のミステロン基地を破壊するという危険な任務のため、スカーレット、ブルー、グリーンは再び月第6基地に派遣される。噴火口101に到着し、基地内部に潜入。爆破作戦を敢行しようとする最中、謎の水晶を発見する。

脚本:トニー・バーウィック
監督:ケン・ターナー

第18話「ミニ衛星をとばせ!」/SHADOW OF FEAR

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。我々の星をうかがうスパイ衛星は破壊した。お前たちには我々の秘密を探ることはできない。復讐を忘れるな」

火星のミステロン基地を監視する衛星が破壊されたが、それに隠れて火星の衛星フォボスにミニ探知衛星の着陸が成功した。そこからミステロンの秘密基地を撮影して地球に電送しようというのだ。ヒマラヤの中継ステーションでは、スカーレットとブルー大尉が警備にあたっていたが……。

脚本:トニー・バーウィック
監督:ロバート・リン

第19話「スペクトラム基地あやうし!」/DANGEROUS RENDEZVOUS

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。我々はあくまでも復讐を続ける。今度はスペクトラム基地を破壊する。お前たちの司令部スペクトラム基地を、夜中の12時に破壊する」

ミステロンは「夜中の12時にスペクトラム基地を破壊する」と予告してきた。スカーレットが月から持ち帰った水晶を利用した交信機で、ホワイト大佐はミステロンに対し、改めて平和会議の開催を呼びかける。

脚本:トニー・バーウィック
監督:ブライアン・バージェス

第20話「大爆発!」/FIRE AT RIG 15

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。スペクトラムは我々に抵抗を続けてきた。いかなる抵抗も無駄である。これ以上抵抗できないようにしてやる。スペクトラムが身動きできないようにするのだ」

ミステロンはスペクトラム特殊オイルの第15採掘所を破壊した。さらに消火作業にあたっていた専門家ジェイソンをロボット化し、爆弾を積んだトラックで隣の精油所の破壊を狙う。スカーレットは追跡戦闘車に乗り込みトラックに体当たりして方向をそらそうとする。

脚本:ブライアン・クーパー
監督:ケン・ターナー

第21話「地球の首都を救え!」/TREBLE CROSS

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。我々は最後まで復讐を続ける。今度は地球の首都フューチュラ・シティを破壊する。地球の首都フューチュラ・シティを破壊する」

ミステロンは「地球の首都フューチュラ・シティを破壊する」と予告してきた。そして世界空軍のグラブナー中尉をロボット化し、核装備した攻撃機XK107でフューチュラ・シティに向かわせようとする。しかし、本物の中尉の身体が発見され、医師の治療を受け奇跡的に生き返った。この状況を利用して、スペクトラムは中尉を使いブラック大尉を捕らえようとする計画を立てる。

脚本:トニー・バーウィック
監督:アラン・ペリー

第22話「アルプス上空の危機!」/FLIGHT 104

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。今度はトマ湖の会議を妨害する。お前たちの企みは知っている。会議は絶対に開かせない」

トマ湖で行われる科学会議に天体物理学者コンラッド博士が出席することを妨害するとミステロンは予告してきた。スカーレットとブルーが博士を護衛する任務に選ばれたが、彼らの乗るはずの飛行機はすでにミステロンによってすり替えられており……。

脚本:トニー・バーウィック
監督:ロバート・リン

第23話「天使を救え!」/PLACE OF ANGELS

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。我々は最後まで復讐を続ける。今度は天使の土地を破壊する。天使の土地を破壊する」

ミステロンは「天使の土地を破壊する」と謎の予告をしてきた。同じころ、英国細菌センターから殺傷力の高い新細菌K14が、ミステロンのロボットと化したジュディという女性により盗みだされた。その後、ロサンゼルスにジュディが現れたという情報が入り、「天使の土地」とはロサンゼルスであることが分かったのだが……。

脚本:レオ・イートン
監督:レオ・イートン

第24話「北極の死斗!」/NOOSE OF ICE

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。お前たちは我々には勝てない。作った新しい宇宙船は決して飛べないのだ。お前たちは我々の火星へ二度と来ることはできない」

ミステロンは「宇宙艦隊を破壊する」という謎の予告をしてきた。彼らの目的は新しいロケットに用いられる新合金トライトニュームであることに気づいたスカーレットは、トライトニューム採掘場である北極のホットスポット基地へ急行。しかし既に攻撃は開始されていた。

脚本:ピーター・カーラン、デヴィッド・ウィリアムズ
監督:ケン・ターナー

第25話「原子炉爆発寸前!」/EXPO 2068

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。今度は北アメリカの大西洋沿岸を破壊する。北アメリカの大西洋沿岸を破壊する。我々の復讐に終わりはない」

ミステロンは「北アメリカ大西洋沿岸を破壊する」と予告してきた。ダムに向かう原子炉運搬車をロボット化したミステロンは、原子炉を無線操縦ヘリに積み替え、建設中の万国博2068会場へ飛行させる。

脚本:シェーン・リマー
監督:レオ・イートン

第26話「大統領を守れ!」/THE LAUNCHING

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。お前たちは我々に勝てぬと知りながら無駄な抵抗を続けている。今度は12時間以内にプレジデントを暗殺する。プレジデント・ロベルトを暗殺する」

ミステロンは「12時間以内にプレジデント・ロベルトを暗殺する」と予告してきた。ロベルト大統領を護衛するスペクトラムだが、暗殺者は現れない。実は狙われていたのは大統領の名前をつけた豪華客船「プレジデント・ロベルト号」だったのだ。

脚本:ピーター・カーラン、デヴィッド・ウィリアムズ
監督:ブライアン・バージェス

第27話「ヨーロッパ作戦」/CODENAME EUROPA

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。我々はあくまで復讐を続ける。今度はヨーロッパの三首脳を暗殺する。ヨーロッパの三首脳を暗殺する」

「ヨーロッパ連合の三首脳を暗殺する」とのミステロンの予告に、ホワイト大佐は三人の首脳をそれぞれ別の基地で保護する。ミステロンは電子工学の専門家カーニー教授をロボット化し、彼の電子工学の知識を使って首脳達を暗殺しようとしていたのだった。

脚本:デヴィッド・リー
監督:アラン・ペリー

第28話「地獄の猛火!」/INFERNO

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。お前たちはいくら我々ミステロンと戦っても勝ち目はない。地球は負けるのだ。今度はナハマ工場を破壊する。ナハマ工場を破壊する」

ミステロンは南米アンデス山脈の灌漑用水ナハマ工場の破壊を予告してきた。スカーレット、ブルー、オーカー、マゼンタの4人がその設備を守るために派遣されるが、工場の近くの寺院にブラック大尉が現れ、寺院内に小型の装置を仕掛けて姿を消す。

脚本:トニー・バーウィック、シェーン・リマー
監督:アラン・ペリー

第29話「裏切者は誰だ!」/TRAITOR

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。スペクトラムは内部からヒビが入って崩壊する。なぜなら隊員の中に裏切り者がいるからだ。裏切り者がいるからだ」

ミステロンは「裏切り者のためにスペクトラムは内部から崩壊する」と予告。その後オーストラリア・コアラ基地でスペクトラムのホーバークラフトが相次いで原因不明の事故を起こし、深刻な事態となった。調査のためスカーレットとブルーが派遣されるが……。

脚本:トニー・バーウィック
監督:アラン・ペリー

第30話「海底基地を爆撃せよ!」/FLIGHT TO ATLANTICA

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。今度はアトランティカの世界海軍基地を破壊する。アトランティカの世界海軍基地を破壊する」

スペクトラム隊員達はスペクトラム創立1周年のパーティを開き、シャンペンを飲んでいた。ところがこのシャンペンはミステロンのすり替えたものであった。これを飲むと無責任になり任務を放棄してしまうのである。ミステロンより「アトランティカ世界海洋基地を破壊する」との予告を受けるのだが……。

脚本:トニー・バーウィック
監督:レオ・イートン

第31話「ミステロン宇宙船あらわる!」/ATTACK ON CLOUDBASE

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。今度は空に浮かぶ要塞スペクトラム基地を攻撃する。全力を挙げてスペクトラム基地を攻撃し、完全に破壊する」

パトロール中のシンフォニーのエンゼル機が爆発、彼女は脱出し砂漠にパラシュート降下した。猛暑のため衰弱した状態でシンフォニーはミステロンの「全力を挙げてスペクトラム基地を破壊する」との予告を聞く。ホワイト大佐はシンフォニー捜索を中止して総攻撃に備えるが、ミステロンの円盤がスペクトラム基地周辺に現れ、総攻撃をかけてきた!

脚本:トニー・バーウィック
監督:ケン・ターナー

第32話「スペクトラムの暗号をねらえ!」/THE INQUISITION

「地球人よ、よく聞け。我々はミステロンだ。スペクトラムがいかに戦っても我々に勝てるはずはない。スペクトラムのある隊員が裏切って、我々に味方するだろう」

レストランで食事中だったブルー大尉は意識を失い、気がつくとそこはスペクトラム基地の司令室で、情報部のコールデンから尋問を受けていた。すでに3ヶ月が経過していると言う。本物であることを証明するためにスペクトラムの暗号を言えと迫られるブルー大尉だったが……。

脚本:トニー・バーウィック
監督:ケン・ターナー

放送時間

    キャスト

    キャプテンスカーレット/Captain Scarlet(voice) (声:フランシス・マシューズ/中田浩二)

    本名ポール・メッカルフェ。世界空軍から2065年にスペクトラムに入隊。ブラウン大尉と共にミステロンのロボットにされ操られるが、ロンドン展望駐車場から誤って転落。そのショックで自我を取り戻し、ミステロンに改造された不死身の体のままスペクトラム最高のエージェントとして復活した。

    ブルー大尉/Captain Blue(voice) (声:エド・ビショップ/羽佐間道夫)

    本名アダム・スベンソン。スカーレットの頼れる相棒。スペクトラム随一の行動力と明晰な頭脳を誇る。原語版の声優は「謎の円盤UFO」ストレイカー役のエド・ビショップ(本作ではEdward Bishop表記)。

    ホワイト大佐/Colonel White(voice) (声:ドナルド・グレイ/真木恭介)

    本名チャールズ・グレイ。スペクトラム最高司令官。冷静な判断力で指揮を取る。妻とは死別している。

    コンチェルト・エンゼル/Destiny Angel(voice) (声:リズ・モーガン/来宮良子)

    本名ジュリエット・ポノア。スペクトラムに所属する5人の女性精鋭パイロット部隊「エンゼル・チーム」のリーダー。原語での名前はデスティニーであり、“コンチェルト”とは日本独自で付けられた名前。

    ブラック大尉/Captain Black(voice) (声:ドナルド・グレイ/加藤精三)

    本名コンラッド・ターナー。火星探検中に宇宙人ミステロンの基地を誤って攻撃、その復讐としてミステロンよりロボット光線を受け、彼らのロボットとして暗躍する。原語版の声優ドナルド・グレイはホワイト大佐・ブラック大尉に加え、ミステロンの声も演じている。

    追跡戦闘車/SPV-Spectrum Persuit Vehicle

    スペクトラムの追跡用高速装甲戦闘車。窓はなく、ドライバーは衝突時のショックを和らげるため後ろ向きに座り、TVモニターを見て運転する。世界各地の秘密倉庫にカモフラージュされ隠されている。

    スペクトラム・パトロール車/SSC-Spectrum Saloon Car

    スペクトラムで一般的に用いられる車両。5人乗りで完全防弾化されている。

    エンゼル機/Angel Aircraft

    スペクトラムの1人乗り迎撃戦闘機。エンゼル・チームが乗り込み、空からの脅威に対抗する。

    スペクトラム基地/Cloudbase

    4基のホバーエンジンで高度12000メートルの空に滞空するスペクトラムの浮遊基地。全長210メートル、上部甲板はエンゼル機のプラットフォームとなっており、内部には司令室のほか居住区などスペクトラム隊員が日常生活を営むためのあらゆる施設が存在する。

    作品基本情報

    原題:CAPTAIN SCARLET AND THE MYSTERONS
    データ:1967年~1968年/イギリス/二カ国語(一部字幕)/30分/全32話/スーパーマリオネーション(超人形劇)/HD作品
    製作総指揮:ジェリー・アンダーソン
    特撮総監督:デレク・メディングス
    音楽:バリー・グレイ
    声の出演:フランシス・マシューズ、エド・ビショップ、ドナルド・グレイ、リズ・モーガン
    日本語吹き替え:中田浩二、羽佐間道夫、真木恭介、来宮良子、加藤精三

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